KRYラジオ「大人の音楽堂」：ジェフ・ベック追悼特集(2023.1.14 OA)

なんか凄い喪失感を未だ感じています。冴えません。ダメです。BEATLES月間一時中止。追悼の意味を含め急遽「JEFF BECK」。とても悲しいことです。いつかはこんな日が来るのではないかとは思っていましたが、あまりにも急な悲報にショックです。

この番組の1回目は彼でした。随分前からインターネット時代になっていますが、アナログチックにラジオのチューニングをKRYに合わせたら往年のロックが流れる…そんなことを望んでいました。その時が来たら１回目は「JEFF BECK」と決めていました。俺が言うまでもなく最高級のギタリストです。三大ギタリストの中で最もコピーが困難、よってクラプトンやZEPは世界中にコピーバンドがいるのにジェフ・ベックのコピーバンドは観たことがありません。それだけ凄いのです。自分のスタイルを追求するミュージシャンが多い中、彼は時代時代で様々なスタイルで進化する。空間を演出できる唯一のギタリストでしょう。アーミングの可能性も究極的です。

彼は常にギターを弾いているようです。それだけしないとライブで再現できないくらいの難しい楽曲を世に出しているからと本人が言っています。趣味はホットロッド…それ以外は常にギターを弾いているそうです。そしてこの方顔がいい。ナチュラルなルックスがとてもカッコイイ。完璧です。BB&A解散後のギター・インストを確立した「ギター殺人者の凱旋」「ワイアード」「ゼア・アンド・バック」は手元に置いておいていただきたい。私はこの40数年常にベックさんを聴いていますがやはりこの3枚はヘヴィーローテーションです。

しかし、とても残念です。近年かなり精力的な活動をしていたので亡くなったことは非常に辛いですね。これは大事件です。世界一ってジェフ・ベックですよ。BB&Aや1975年のワールドロック・フェスの秘蔵映像なんて出てきてほしいですね。

次回はTHE BEATLES「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ。クラブバンド」「マジカル・ミステリー・ツアー」からです。

今回オンエア
FREEWAY JAM (LIVE)
STAR CYCLE
HAMMERHEAD
MIDNIGHT WALKER
SCATTERBRAIN（LIVE）
A DAY IN THE LIFE（LIVE）