KRYラジオ「大人の音楽堂」:バッド・カンパニー(2023.10.28OA)
今から30年くらい前、The BLUES BLOODというトリオバンドで演奏していました。リーダーの森永氏がアメリカ人の友人の方から岩国の米軍基地での演奏を紹介されました。ライブをするといってもそこは軍事基地、なかなかの審査があったと後で知りました。オリジナルのほかジミ・ヘン、クリーム、ブルースのカバー、ビートルズを大幅にアレンジして演奏していました。やはりブルースをベースにしたロックっぽいのが多かったです。その中にバッド・カンパニーの曲も含まれていて、ウケてましたね。週3回くらい行って一晩3から4ステージやってました。いい思い出です。鍛えられました。
個人的にもバッド・カンパニーは大好きで、演奏出来る喜びというのでしょうか、真剣にコピーしてました。中でもバッド・カンパニーのベーシスト、ボス・バレルはとても器用な方で、フレットレスベースの独特の音と個性的なベースラインが特徴でやりがいを感じてました。特に大ヒット曲「キャント・ゲット・イナフ」の後半のベースは快感すね。
そのバッド・カンパニーですが、フロントマンのポール・ロジャースが脱退。ボス・バレルも脱退。残ったサイモン・カーク、ミック・ラルフスはバンドを継続し、ブライアン・ハウのヴォーカルで4枚、ロバート・ハートのボーカルで2枚のスタジオアルバムをリリースしています。このロバート・ハートという方はとても素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。初めのアルバム「カンパニー・オブ・ストレンジャーズ」を聴いたときは一晩中くらい聴いていました。しかしその後、オリジナル・メンバーで復活ということであえなく脱退…その後どうしたのだろう。とても才能と力量をもっていたと思いますが…
今回はポール・ロジャース不在時のバッド・カンパニーでしたが、なかなかどうしてとてもカッコいい楽曲ですよ。ピーク時のメンバーではないので聴かないのは食わず嫌いですね。ブルースをべースにした正統派継承的で堂々とした演奏はなかなか出会うことがありません。音の隙間…それがたまりませんね。
次回はある意味悲劇のバンド「ANGEL」です。お楽しみに。
今回オンエア
ONE NIGHT
HOLY WATER
COMPANY OF STRANGERS
CLEARWATER HIGHWAY
ONE ON ONE
CAN'T GET ENOUGH (ACO.Ver)
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