KRYラジオ「大人の音楽堂」:4期DEEP PURPLE(2023.7.22OA)
皆様ほんとうにお暑うございます。年々夏の太陽光線が威力を増しています。私、海が好きなのですが行く気になりません。Tシャツを何枚も着替える日が多いですね。夏フェス行かれる方はくれぐれも気を付けてください。
さて今回はとても思い入れがある4期DEEP PURPLEの唯一のスタジオアルバム「COME TASTE THE BAND」からのセレクト。16歳高校2年でした。このことはラジオでよく言ってきましたが、高校の授業終了後に急いで福岡九電記念体育館に向かいました。ちょうど前座の「四人囃子」が始まるころ。オープニングは「紫の炎」で会場大騒ぎ。トミー・ボーリンの体調不良も全く別問題というか関係なく素晴らしいコンサートだったと個人的には今でも思っています。ご存知の方も多いでしょうが日本の前のジャカルタでとんでもない災難に遭遇したDEEP PURPLE。本来ならコンサートが出来ない状態。左手を負傷したトミー・ボーリンはオープンチューニングのギターでスライドで何とか乗り越えようとしました。本来の技術を出すことは出来なくてとても残念な内容でしたが、現場にいた俺はそんなに感じませんでした。それよりものすごい音量と迫力でとても満足したライブだったのです。後にライブ盤や映像ソフトが出ます。いい評価は聞きませんでした。しかし俺は好きなのです。
オンエアでも話しましたが、DEEP PURPLEという看板のもとにリリースした本作は以前のハードロックは大きく変わりソウルやR&Bといった要素がいっぱい。リッチー・ブラックモア在籍時とは違うサウンドで「イン・ロック」「マシーン・ヘッド」あたりの音を求めたファンは逃げていったかもしれません。DEEP PURPLEとは思わずに、単に新しいバンドと思えば最高のアルバムです。なんやかんや言われますが、売り上げはそれなりの作品です。しかしバンドはドラッグ問題などを抱え急降下…解散してしまいます。クスリはマジでヤバいですね。しかしDEEP PURPLEから「レインボー」「ホワイトスネイク」が登場したことはロックシーンの遺産でしょう。
1984年、DEEP PURPLEは黄金期のメンバーで再結成。かなりの成功をおさめます。その歴史の中に埋もれた感のあるアルバム「COME TASTE THE BAND」…俺は名盤と思います。ちなみに4期のメンバーでのカリフォルニア、ロングビーチでのライブ盤が出ています。この時はトミー・ボーリンの調子もとてもいい感じです。聴いてください。
次回はノーマークのロックファンもいると思います。トム・キーファー率いる「シンデレラ」と彼のソロアルバムからのセレクト。ブルージーでハスキーなヴォーカルに注目。お楽しみに。そして現在番組ではリクエストを募集中。7月末までにメール頼みます。
今回オンエア
COMIN' HOME
GETTIN' TIGHTER
DRIFTER
LOVE CHILD
YOU KEEP ON MOVING
THIS TIME AROUND
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