KRYラジオ「大人の音楽堂」:AC/DC(2023.7.15OA)
世の中無数のロックバンドが存在しますが、このバンドが頂点でしょうね。ROCKの中の最高のROCKBANDがAC/DCでしょう。我が国でもかなりの人気ですが、海外ではその何十倍も支持されています。その大きな要因は「LIVE」における彼らのパフォーマンスでしょう。音源を聴いても、スタジオ盤よりはるかにライブ盤の方がその勢いを感じ取ることが出来ます。唯一無二の看板ギタリスト、アンガス・ヤングのエッジの利いたソリッドなリフ、そしてグイグイとくるギターソロは元気をくれる…そんな印象です。ミディアムでヘヴィーな曲が多いですね。
オリジナルメンバーのボン・スコットは1980年に事故により他界し伝説になりましたが、未だに評価が高いです。オーディションで元ジョーディーのブライアン・ジョンソンが加入し、広域の迫力がある歌をかまします。バラードは無し。かっこよすぎます。全くチャラチャラしていません。ロックファンはこういうのを求めているのでしょう。ヴォーカルのブライアン・ジョンソンが不在の時に、あのガンズのアクセル・ローズが参加したことでもこのバンドの偉大さがわかります。
残念ながらほとんどの曲を書いていたサイドギターのアンガスの兄、マルコム・ヤングは少し前に他界しましたが、甥のスティーヴィー・ヤングが参加しバンドは健在です。1980年代ロックがおかしくなってしまった頃にも「バック・イン・ブラック」「悪魔の招待状」など歴史に残る名盤を出しています。“ぶれない”のです。何かスッキリしたいときはAC/DCを聴きましょう。エネルギーを感じる…そんな体験ができます。
2001年来日コンサートに行ったときです。大阪城ホールに集まったファンが半端ではありません。数多くコンサートに行きましたがこれほど熱気を感じたライブはありません。来ているファンがほんとに好きなんだなと強く感じました。すごかったです。会場が壊れるんじゃないかというくらい揺れていましたね。フィル・ラッドのドラム、クリス・ウィリアムスのベース。非常にタイトでヘヴィー。全てのオリジナル・アルバムがマルチ・ミリオン・セラーに輝いています。日本のラジオはもっとAC/DCをオンエアすべきだと思いますね。
さて次回は唯一のスタジオアルバム「カム・テイスト・ザ・バンド」…4期DEEP PURPLEを取り上げます。お楽しみに。
今回オンエア
HELLS BELLS 地獄の鐘の音
FOR THOSE ABOUT TO ROCK 悪魔の招待状
ROCK'N'ROLL TRAIN(LIVE) 暴走/列車
BACK IN BLACK
HIGHWAY TO HELL 地獄のハイウェイ