【脈ありサイン】「恋人として脈ありか?なしか?」は相手の視線で判断できる
目の動きで確認する、脈あり脈なしサイン
片思いの相手が、あなたのことを好きか嫌いか、もっと言うと異性(恋人)として見ているかどうかは誰でも気になるでしょう。
それを見極めるよい方法があります。相手の目を見るのです。
実は、相手の目の動きは、あなたのことを友達や恋人としてどのように感じているのかを無意識に表しています。
ウェルズリー大学心理学部のアンジェラ・J・バーン、カンザス大学心理学部のオムリ・ギラート、ヘイリー・A・バーグアート博士らが行った2017年の研究によると、ただの友達として見ているか、恋愛対象として見ているかで相手に送る視線が変わることがわかっています。
好きな人を見るときの視線の運び方
私たちは、目の前の相手を恋人候補として評価するときには、「胸や頭といったハイウエストの部分」に一番多くの視線を向け、友達として評価するときには、「足と脚といった身体の下の部分」を最も長く注視することがわかっています。
この研究では、105人の異性愛者の大学生(うち36人は男性)を対象に、初めて見る異性の写真を見てもらい、その人と友達になりたいか、付き合いたいかという質問に答えてもらいました。
この判断のときに眼球の動きを追跡したところ、異性の頭や胸をより長く、より頻繁に見ていた場合には恋人候補として評価していたのです。
一方で、異性の足や脚を見る頻度が高かったときには友人として評価していました。
脈ありサインは頭を見ているかどうか
また、面白いことに、男女でもこの結果は少し異なります。
女性が異性を見る場合には、相手の頭部を見ることは友情の関心が高いことを示していたのに対し、男性が異性を見る場合には、頭を見ることは逆に友情の関心が低く、恋人候補として見ている可能性が高いことを示していました。
つまり、女性が男性を友達として見る場合には胸や頭をよく見る傾向があり、男性が女性を友達として見る場合には腰や足をよく見る傾向があるのです。ややこしいですね笑。
女性は人の顔を見る傾向があるのでサインがわかりにくいかも?
ただ、話がややこしくなるので、この男女の違いは覚えなくていいです。
そもそも女性は相手の顔をよく見て話す傾向があるので、このせいで脈ありサインがわかりにくくなってしまっているのですね。
なのでシンプルに、「頭を見たら脈あり、脚を見たら脈なし」と考えておき、「女性は脈ありサインが少しわかりにくい」くらいに思っていてください。
お腹のあたりを見るのは中間の気持ち
また、男性はそもそも人の足をよく見る傾向がありました。逆に女性は、足はあまり見ない傾向がありました。
男性のほうがストライクゾーンが広かったり恋人候補のハードルが低いのかもしれません。もしくは単に人の顔を見るのが女性よりも苦手なのかもしれません。
そして、脚、腰、お尻、胸などの体の中心部分を見ている人は、恋愛と友情の両方に関心を持っていました。どうしようか悩んでいる状態ですね。
独身の女性は片思いの相手をよく見る
また、独身の人は結婚している人に比べて、より長く、より頻繁に写真を見ており、特に交際相手を評価する際には注意深く相手を見ていました。
また、特に独身の女性では、交際相手がいる女性よりも、恋愛対象となる相手を見る頻度と時間が多いことがわかりました。
独身の人のほうが恋愛に興味があるのは当然でしょうね。
脈なしの相手と付き合うのは難しい
最後に、バーン博士は、「良い友人になる相手が良い恋人になるとは限らないでしょう。私たちは個々の目的によって相手との付き合い方を決めているのです」と忠告をしています。
やはり「友達フォルダ」や「恋人フォルダ」のような区分けは、私たちの頭の中にあるのでしょう。これは現実的な関係のことではなく、相手があなたに求める関係を指します。
相手が友人としてあなたと付き合うことを望んでいる場合、その目的を変えることは難しいのです。
というわけで、次のデートで相手があなたの足のほうをよく見ていたら、その人はただ友達になりたいだけだと予想できます。
そして、相手があなたの胸より高い部分を見ていたら、もしかするとその人はあなたとのロマンスに興味があるのかもしれません。
気になる相手と次回会うときに試してみてください。