絵本の読み聞かせの方法によって刺激される能力の違いってある?
絵本は子どもにも読み手の大人にも良い影響が沢山ある!という話はよく聞きますね。
実際の調査の中では、小さい時に読み聞かせをしていた家庭の子の方がしていなかった家庭の子に比べて「国語や算数の正解率が高かった」とか、親にしてもらって感謝している教育は?という調査で、学力の高い学生の多くが「絵本の読み聞かせ」と答えるなど、さまざまなデータが残っている。
また、実際にわが子への読み聞かせを続けてきて、「わが子への理解や優しい気持ちになれる」「一緒に笑えたり感動したり共有できることが私にとっても癒し」
といった感想を伝えるママもたくさんいます。
そんな絵本の読み聞かせ。私は年に数回集団のママの中で読み聞かせをしたり読み聞かせの話をする機会があるのですが、時々ママたちから質問され印象に残るのが『どんなふうに読めば効果的なのですか?』という質問でした。
「こう読まなければ効果がない!」ということもないし、子どもの持っている資質によっても、読み手との関係によっても、違った効果があると私は思うし、実際にシチュエーションの違いによって脳の活発になる場所が異なるから、一概には言えないとは思っているのだけれど…。
実はその辺を深く考えたことはなかったなぁ…(^^;)
でも、先日こんな事を聞きました。「読み方を変えると伸びる能力が違うらしいよ!」 どんな内容かというと、こんな感じ。
●一音一音をはっきりと発音して淡々と読む⇒「集中力が上がる」 抑揚をつけて引き込もうとしなくても、はっきりした発音で聞き手もしっかり音を聞き取り言葉を理解しようとするのだそう。
●感情を込めて読む⇒「感受性が上がる」 感情込めて読むとその人の自然な感情が反映されるので、思いが伝わりやすくなり、感受性も豊かになる。
●棒読みをする⇒「想像力が高まる」 絵本の内容より絵そのものに興味をもったり、絵本の内容から想像して「私だったらこうする…」などの感想を言ったりする。
大学での研究とかではないみたいですが、教育関係の先生や絵本の先生方の研究の中で多くの方が実感が詰まっているデータだそうです。
そういえば私も、大勢の子を落ち着かせたいなぁ…と思って読む時と、個々に物語を思い切り楽しませたい!と思って読む時は違うよな。と改めて考えました。
フムフム、なるほど~。何となくやっていることや思っていることも研究すると意味があるんだぁ。昔の人の知恵みたいなものもそうであるように。
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