英語の発音習得の方法には、"傍流" と "主流"がある
日本には、英語の発音習得の方法が多数あります。
しかしながら、それらの方法のほぼすべては傍流(主流から離れた流派)で、これまで主流(英語の発音を習得するための中心となるべき流派)と言えるものもありませんでした。
そのため、学習者は、英語の多面的な発音の特徴の一部(音声の響きの有無や呼気の勢いの強化等)だけを捉えて、これこそが英語の発音だと思い込み、それが傍流の発音習得の方法だと気付くことなく、ひたすらそれらを習得するために努力してきたのです。
英語の発音、中でもアメリカ英語の発音には色々な特徴があります。
例えば、鼻音化された音声の響き、さまざまな音声変化、呼気の強さ等があります。
私たち日本の英語学習者は、昭和から令和にいたる今日まで、随分と発音に悩まされてきました。
なぜなら、日本での発音習得の方法は、日本語の日本式の舌による発音が基本となっている上に、発音指導者がそれぞれの思いで、多面的な英語の発音の一面だけを強調したものを、これこそが英語の発音だと言わんばかりに学習者に身に付けさせようとしてきたからに他なりません。
このことを端的に言えば、"船頭多くして船山に登る"という状態になっているのではないしょうか。
○傍流の発音習得の方法 (日本語を話すときの舌の状態のままで、個々の発音の一つひとつに対し、筋肉量がどうの、呼気の量がどうのなどと言いながら習得している昭和の時代のやり方。時代錯誤的な方法。)
この方法は、今なお行われていて、学習者にとって多くの時間と多額の費用が必要不可欠になっています。
○今後、主流になり得る新しい発音習得の方法
(最近になって公表された アメリカ英語の発音を簡単•確実に習得できる方法。)
この方法の最大のメリットは、
アメリカ英語の発音、発声、音質等のすべて(f,v,θ,ð等 日本語には無い一部の発音を除く)を短時間でまとめて身に付けることができるということです。
なぜなら、日本語の舌の状態ではなく、アメリカ英語の舌の状態にしておいて発音するからです。
通常、私たちは日本語を話すとき、舌に一切力を込めません。(日本式の舌)
ところが、英語ネイティブの人たちは英語を話すとき、舌の付け根辺りに力を込める、あるいは両耳の前方の皮膚の内側にあるアゴの関節を下方にずらします。
こうすることで、舌の奥部が盛り上がります。そして盛り上がった舌の左右の両端は、上の左右の奥歯に当たります。
このときの舌の状態が英語の舌のホームポジションというわけです。(英語の舌)
舌を舌のホームポジションの状態にしておいて発音することで、その音声には、音の変化を含むアメリカ英語の発音のすべての特徴が表れます。
さらに、私たちが話している日本語の発音の調音位置が、自動的にアメリカ英語の発音の調音位置に移動します。
これがどういうことかと言いますと、日本語の感覚で英語を発音できるということです。
調音位置の移動だけでなく、私たちにはア、またはアーのように聞こえる英語のア系母音(ə,ʌ,a,ɑ,əː,ɑː,ɚ)も、口の開け方や強弱をつけて発音することで、明確に区別して発音することができるのです。
KRT ENGLISHでは、15年間アメリカ英語の発音を徹底的に研究してきました。
そこで私たちがたどり着いた結論は、アメリカ英語の発音の習得は、正しい方法で行えば決して難しいものではないということです。
KRT ENGLISHの発音習得のためのノウハウを活用すれば、発音習得のゴールが一気に見えてきます。
今日は、これで終わります。