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希死念慮なんだろうか

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すぐ、死について考えてしまう。鬱っぽかったり、そうでもなかったり。
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2017年7月の記事一覧

いつだろうか

父の体重が、私の体重よりも軽くなった時、

「あ、この人っていなくなっちゃう存在なんだ。」

と実感した。

その1年後、父はいつもと同じようにコタツでうたた寝をしていた。
いつもと違ったのは、私が「おやすみ」と言っても瞼が閉じたままだったということだ。
私は違和感を感じつつ、まぁ、いいか、と自分のベッドへ向かった。

次の朝、父はいなかった。
仕事に出かけた訳ではなくて、姉から聞けば朝具合が悪く

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