フランスで銀行口座を開設する 【LCL銀行/2023年9月ver.】
フランスの銀行口座は何に必要?
RevolutやWiseといった海外送金に対応したネットバンキングサービスが普及している今、日常使いのためにわざわざ外国で銀行口座を作る必要はありません。
しかし、学生として留学するのであれば、フランスの銀行口座は必要不可欠!
CAF(フランス政府からの住宅補助金)の受け取りや社会保険への加入の際にRIBと呼ばれる銀行口座証明書が何かと必要になるのです。(私は奨学金の受け取りにも必要になりました。)
そこで、本記事ではフランスでの銀行口座の開設方法について開設していきます。
日本語が使える銀行!〈LCLピラミッド支店〉
フランス語が話せない日本人にはありがたいことに、
パリの【LCL銀行ピラミッド支店】では日本語でフランスの銀行口座を開設することができます。
拙いフランス語で銀行口座を作りに行くのは不安だったので、私も日本人のいるLCL銀行ピラミッド支店で銀行口座を開設しました。
口座開設手続きの流れ
電話でアポイントメントをとる
必要書類を揃える
LCLピラミッド支店に出向いて口座開設
Carte blue引換券の受け取り、アプリのダウンロード
再度LCLピラミッド支店へ出向く
01 | 電話でアポ(予約)をとる
日本では営業時間内に窓口へ行けば口座を開設することができますが、フランスでは事前にアポをとる必要があります。
LCL銀行ピラミッド支店の受付番号は日本語対応ですので、フランス語に不安がある方もご安心ください。自動で流れるフランス語の音声の後に日本語で電話対応してくださいます。
多くの人が留学をスタートさせる8月末〜9月は予約でいっぱいですので、急ぐ方は早めに予約を取ることをおすすめします。
そんなLCL銀行ピラミッド支店の受付電話番号はこちら。
01.44.58.94.24(日本語)
営業時間は
月,火,水 9:00~13:00, 14:00~17:30
木 9:00~13:00, 15:00~17:30
金 9:00~13:00, 14:00~17:30
02 | 必要書類を揃える
アポをとると予約日時と必要書類を教えてくださいます。
私が持ってきてくださいと言われた書類はこちら。
留学前からでも用意できるものばかりですので、到着後すぐにでも銀行口座を開設することができます。
受入許可証(在学証明書)
住宅証明書
住宅保険の証明書
パスポート
03 | ピラミッド支店にて口座開設
上記の必要書類を持って、予約日時にピラミッド支店に向かいます。
受付で名前を伝えると担当の方に呼ばれて、口座の説明と口座開設の手続きが行われ、再度約2週間後に予約を取るように言われます。これはカルト・ブルー(デビットカード)、小切手の受け取りと、口座の本人認証を行うためです。
この時点でRIBを発行してもらえますので、CAFと社会保険の手続きを進めることができますね。
04 | カルト・ブルーの引換券の受け取りとアプリのダウンロード
口座開設後、約1週間でインターネットバンキングの暗証番号(仮番号6桁)が銀行から郵送されます。LCL銀行の「Mes Comptes」というアプリをスマートフォンにダウンロードし、仮番号から好きな番号6桁に変更します。
約2週間以内にカルト・ブルー(デビットカード)の引換券[Avis de mise a disposition]が郵送されるので、受け取ります。次回の予約時にこの引換券とパスポートを持参する必要があります。
お金を口座に送金する。保証金として500€を口座に入れておく必要があります。(口座を閉じるときに返金されるもの) 口座の維持費(学生は毎月0.08€)として毎月お金が引き落とされるのと、本人認証のためにATMから現金(10€以上)を引き出すように言われますので、保証金500€だけでなく余分に送金するようにしましょう。
私はカルト・ブルーの引換券は届いたのですが、インターネットバンキングの暗証番号が書かれた書類はなぜか家に届きませんでした。
担当者に事情を説明すると、
カルト・ブルーの引換券は必ず必要だが、暗証番号に関しては支店で発行ができるので届いておらずとも問題ない、と言われました。
最悪、必ず必要なのはカルトブルーの引換券と、口座への送金ということになりますね。
05 | 再度LCL銀号ピラミッド支店へ
再度LCL銀行ピラミッド支店へ赴きます。
カルトブルーと小切手を受け取り、ATMにて現金(10€)を引き出します。
現金を引き出すことで本人認証が完了し、カルトブルーが使えるようになります。
これでフランスでの銀行口座開設は完了です。