愛しのキュウリ小僧
私には、弟が2人いる。今日は、その下の弟の話をしようと思う。
今日も今日とて、今唯一の決まった予定である、"毎週木曜日14:30〜の1時間''以外は昨日と同じく引きこもり生活をしていたもんだから、
そんな日常オブ日常の中から探した話題になってしまうのはご勘弁といったところ。
弟は中学生で、今は再開してるから日中は学校に行っている。姉は一歩も外に出てないというのに。頑張ってるなあ。
そして、まあ夕方くらいには帰ってくるのだが、帰ってきた時リビングに誰もいないとなんとなく物寂しい感じがしてしまう。本人は全然寂しくもなんともないのかもしれないが。
だから、帰ってきたなーと思ったらリビングに行って、おかえり、と言ってそのまま少しお茶飲みついでにキッチン辺りにいるようにしている。
今日もそのようにして、少しキッチンに滞在していた。
弟はまず、部屋に行きカバンを下ろし、うがい手洗いをして、キッチンにくる。
食べ盛りだしな。何か食べたくなるよな。
食べ盛りでもなんでもない姉ちゃんでさえ食欲おばけだもん。あんたはたーんと食べな。
そんなことを思いながら見ていた。
そして弟は冷蔵庫を開け、取り出した。
そう、「きゅうりの浅漬け」を。
きゅうり!!きゅうりでええんか!!
私の中のノブが叫んだ。
食べ盛りの男子中学生は米とか食べるのではないのか。きゅうりでええんか。
こんなことを思ったらきゅうりには失礼だろうが、なんせ水分でしかないのだからそう思ったって文句は言わせない。
そんなことを思いながら見ていた。
ジップロックに入ったきゅうりの浅漬けを食べる分だけ皿に移す。
皿に移すのか。えらいなあ。たぶん私だったらそのまま食べちゃうよ。健気だ。
すると、ニコッと笑った。
え。そんなにまでもきゅうりが好きなのかい。かわいいにも程があるだろ。なあ。
そしてひとつ口に運び、うまい!と。
天使か???
きゅうりなんだよ。それ。水分。それなのにそんなに満面のニコっ、で、うまいと言ってやるのか。どれほどまでに好きなんだ。このきゅうりは本望だろうなあ、こんなに思ってくれる人に巡り会えて。
ついきゅうりの目線にまでなってしまっていた。
なんだか本当に愛おしくて、、ッンン🥺
とにかく弟がかわいい。コロナで全くこれといった出来事はないが、私の弟は今日も可愛い。
おや。もしかして。こんなに幸せなことってないかもしれない。
こんな変わらない日常が一番の幸せなのかもしれない。
そう。結局当たり前にいつも通り日々を過ごせてることがとてつもなく幸せなことなんだよね。
もっともっと大きな幸せを追い求めるのは悪いことではないと思うけど、それは今が幸せでないということではなくて、常に当たり前を幸せだと感じることができる人間になれたらいいな。と。
こんなこと言いながら結局famのこと考えてるんだけどさ。
まあそんな感じで、今日も幸せでした。
今日の褒めポイントは、日常が幸せだと再確認できたこと。えらい。
そんじゃ、また明日。