おすすめボイロ動画15選

別に全然詳しくないけど全く見たことない人よりはボイロ動画を見てる筆者がボイロ初心者向けに面白いと思った動画を紹介するだけ。

ボイロってなんだよ
→VOICEROID(ボイスロイド)の略で、ゆっくりのような合成音声にそれぞれ独立したキャラクターが付属しているソフトウェア。CeVIOやガイノイドTALKといった同様かつ別名のソフトが多数存在しており、現在はソフトウェアトークという総称が用いられるようになりつつある。

 公式でストーリーが無かったり、あってもハチャメチャすぎて半ば無視されてたりするためボイロを用いた動画は二次創作と言っても独自性の高いものとなり、数多の動画が互いに影響しあうことでボイロのキャラクター像が形作られている。

ボイロ実況

ボイスロイドを使ってゲームを実況する動画。ボイロ動画で最もメジャーなジャンル。

【Besiege】英国面に堕ちた茜ちゃんのパンジャンドラム縛り①VOICEROID実況

・紹介する中では最も再生数が多い。Besiegeという戦車などで城や要塞を破壊するシミュレーションゲームの実況で、タイトル通りイギリスの珍兵器パンジャンのみを用いて攻略する。

・単にイギリス要素を擦っているのではなく、ゲームの攻略方法とセリフ回しの両者ともにセンスが高く見ていて飽きない。

・投稿者は後に視聴者から参加者を募ってパンジャン同士を戦わせる大会「P1グランプリ」を主催するようになり、こちらも人気コンテンツとなっている。

【DbD】アメリカン姉妹の逃走劇【VOICEROID実況プレイ】

・たぶんサムネでめちゃくちゃ損してる(筆者も最初は避けてた)。内容はDead by Daylightという1人の殺人鬼(キラー)と4人の生存者(サバイバー)に分かれて行う鬼ごっこチックなゲームの実況で、この動画では葵が洋画の吹き替えみたいな喋り方をするのが特徴である。

・この投稿者の動画では国内外のミーム素材が多用されており、その挿入タイミングや全体的なテンポが絶妙であるため息もつかせぬ面白さに仕上がっている。

・投稿者は現在youtubeにしか投稿していないため、新作を追いたい人はチャンネルを登録しておこう。

【Cities:Skylines】下水を再利用した街を作る!#1【VOICEROID実況】

・youtubeでもめちゃくちゃ再生されてるから知ってる人多そう。Cities:Skylinesは道路を軸として都市を作成し発展させるシミュレーションゲームで、この動画では文字通り下水を"再利用"している。

・とにかく主役のずん子がサイコパスなキャラクターで、ブラックなギャグが連発される。とはいえただ不謹慎なわけではなく、常識人の茜から綺麗にツッコミが入るためそこまで不快感はないと思う(まあここは個人の主観であるが、高い再生数が多くの人にとってそうであることを裏付けている)。ボケとツッコミのテンポと切れ味が最高で、何度見ても笑える動画である。

【ふにんがす 】くりーにゃーの帰還【ソフトウェアトーク実況】

・ふにちか氏主催でボイロ動画投稿者などが集まってAmong Us(人狼ゲーム)を行う企画、「ふにんがす」の動画。

・参加者の多くが試合内容を動画にしているためふにんがすシリーズの動画数は膨大であるが、どの投稿者も有名なだけあってどれも面白い。上に挙げた動画は猫野和錆氏の動画で、かわいらしい自作立ち絵を用いており見やすさに重点が置かれているため初心者向けである。

・他のふにんがす動画を見る場合はとりあえず再生数が多い順に見ておけばいいように思う。内輪ネタが多いので大百科を眺めておくのもおすすめ。

茜ちゃんがSteamの闇から生まれたゲームを遊ぶ #01

・茜がゲーム販売サイトsteamで見つけた、見た目がヤバかったり、異様に金額が安かったりする=闇が深いゲームを実際に買ってプレイする。

・色々ととんでもない作品の目白押しであり、ちゃんとお金を払って実況する投稿者には敬意を表さざるを得ない。ただ、質の低いゲームというのは類型化してくるものであり、そのせいで動画にも次第に飽きが来るという欠点はある。

・投稿者の他の実況もごろごろしながら暇つぶしに見るのに最適な長さと内容になっている。

エイプリルフールなので楽しいゲームやります

・作者自身がゲームを実況するという珍しいタイプの動画。実は動画を見ないとゲームを進めるのがほぼ不可能という作りになっており、初めてプレイ&視聴した時はゲームと動画を絡ませる巧妙な仕掛けに感服させられた。

・投稿者は動画に限らず印象に残る作品を創るのが上手く、ボイロ動画においても「人生に似てますね」「努力不足ですね!」「ククク○○ないさ」などコメントでよく見かけるミームを生み出している。

葵とタカハシの辻斬りハッキング【VOICEROID+CeVIO実況】

・個人的に推している投稿者の動画。プレイしているゲームの内容は正直筆者にもよくわからないが、二人の言葉遊びを多用した掛け合いが小気味よく、見ていて癒される。

・投稿者は実況だけでなく後述するボイロ劇場や歌うボイスロイドも手掛けており、ツイッターではイラストも投稿しているゼネラリストである。神。

【ポケモン剣盾】各種族値の最弱ポケモンを結集してもランクマで戦い抜くことは出来るのか? ~ 怒りのツボツボと仲間たちのアベンジャーズ【ボイスロイド+ゆっくり実況】

・個人的に応援している投稿者。というのもyoutubeでは何故かボイスロイドというジャンルが全く流行っておらず基本的に金と手間のかかるゆっくりとして認知されているため、youtubeらしい編集とボイロのキャラ性を両立している動画はとても貴重だからである。

・内容はユニークなコンセプトで統一したパーティーでポケモンのオンライン対戦に挑む実況が多く、上記の動画はその中でも一番伸びているものである。コンセプトの独創性が高く、毎回意表を突かされる。

ボイロ劇場

ボイスロイドを用いてストーリーのある物語を創作する動画。実況よりも編集技術の高さや努力の多さが感じられるものが多い。

よいこの琴葉クトゥルフ 【オワタ式CoC(その1)】

・ボイロのtrpg動画と言えばこれ。筆者もtrpgに詳しくはないが一応説明すると、trpgでは事前に知識や魅力など様々な数値を定めておき、何らかの行動を起こす際に10面ダイスを2つ振って2桁の数字を出し、それが定めた数値以下であれば成功する。1~5だとクリティカルで大成功、96~100だとファンブルと言って大失敗である。

・この動画はオワタ式というHPとSAN値(正気度を示す値。恐怖を感じると減り、0になると死ぬ)が1の状態で始める方式を取っており、あっさり探索者が死んでいくのが面白い。

・投稿者は2018年の動画を最後に失踪しており、ツイッターの消息も絶えているのが心配である。

名ばかり探偵、事荒立てり

・かなり最近のシリーズで、今も投稿が続いている。探偵を名乗る茜とずんだ餅が好きな純子(東北ずん子。公式設定ではじゅん子が本名である)が事件に巻き込まれる話である。編集ソフトを使いこなす、という意味での編集力の高さと努力量がずば抜けており、続きの気になる構成、感情のこもった独特の調声技術、心を揺さぶられる力強いセリフと一体となって王道かつ非常にクオリティーが高い劇場が形作られている。

・投稿者の他の動画も面白いが、暗い話に付けられる「ダークサイド」タグが付いているものには注意。なんなら上記の動画もコナンレベルで結構簡単にとんでもないことが起きたりするので心が弱い人は避けた方がいいかも。あと登場人物が有能か努力家であることが多いため、筆者のような無能で怠惰な人間も気を付けた方がいい。

【VOICEROID劇場】茜ちゃんとギャンブル依存症

・こちらも比較的最近の動画。無職でギャンブルが好きな茜がヤバい金貸しと関わることで次第に闇の世界に引きずり込まれていく話である。笑いありシリアスありの展開で、常に茜のクズさにハラハラさせられる。編集技術も回を追うごとに目覚ましく進歩しており、自然に作品世界に没入できる。

・投稿者の他の動画はほのぼの動画ばかりなので、シリアスが苦手な人はそちらもおすすめ。

きりたん(20代男性)の夢記録1【VOICEROID劇場】

・投稿者が自身の夢の内容をボイロを用いて再現している動画。独特な夢常識や夢用語が続出し、異世界に迷い込んだかのような気分を催すこと間違いなし。編集技術も恐ろしいほど高く、後の方の作品ではblenderまで用いて立体的な夢世界の描画がなされている。

・この作品に影響を受けたボイロ夢日記シリーズが数多く存在している。

全裸 ネイマール 回転する 般若心経 マニ車 [VOICEROID]

・何?

・この手の動画にありがちなめちゃくちゃやって終わり!ではなく、勢いを活かしつつ発展させていき最後までやりきっているのが何気に凄いところ。

歌うボイスロイド(歌ボ)

ボカロの代わりにボイロに歌わせている動画。ボカロでは薄れてしまったキャラクターが重視されており、カバー曲であったとしても「このキャラがこの曲を歌う」ことに文脈や良さが生じてくる点がポイントである。そのため実況や劇場を見ておらず、キャラクターを知らない状態で聞いてもあまり満足できないかもしれない。

【琴葉葵】 flos 【VOICEROIDカバー】

・原曲が素晴らしいのはもちろん、静かな悲しみを水面いっぱいにたたえたような歌詞に葵の声がよくマッチしている。元の声の特性を存分に生かした調声も凄いとしか言いようがない。

クーネル・エンゲイザー

・こちらはオリジナル曲。語り口調で綴られるポストアポカリプス的世界観とMVの作りからどことなく「界隈」とのつながりを感じさせる楽曲である。

・投稿者の特徴として、歌詞の内容は絶望的にも関わらず曲調はそこまで暗くない、むしろ明るい曲が多くそのギャップが多くの視聴者を惹き付けている。

他にもボイロ解説、ボイロキッチン、ボイロ車載など紹介したいジャンルや動画はいっぱいあるんですが今回はこの辺で。

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