心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.5(強化スケジュール)★★
強化合宿とかマジでいい思い出ないですね
体育会系の強化合宿の相場は夏って決まってるんですよねw
超暑い中トレーニング2~3時間とか頭おかしいと思います。
よくやってなと。
あ、高校のサッカー部の話ね。
上級生がいると、飯の時間は後回しだし
変に一発ギャグ大会とかさせられるし、ひどいもんでした。
本日のテーマは強化スケジュールについて
2章の最初からやっている強化について
時間的な方法を紹介します。
それではさっそくまとめの方はじめていくぅー
→強化スケジュールとは?4つのスケージュールの紹介
強化スケジュールという名前を考えたのは
スキナーという人です。
スキナーって誰やったか?という人は
2.2「オペラント条件づけ」を読んでみてください。
スキナー箱というものを作ってネズミや鳩の実験した人でしたねw
反応をいつ強化するのか?
という環境から見た規則を強化スケジュールと呼んだわけです。
そして、強化スケジュールは
毎回反応が強化される連続強化と
反応が時々しか強化されない部分強化の2つがあります。
そして、部分強化の強化スケジュールである
間歇スケジュールが行動により強力なコントロール力を持つといわれています。
間歇スケジュールで重要な4つを紹介します。
①変動比率(VR)スケジュール
②低比率(FR)スケジュール
③変動間隔(VI)スケジュール
④定間隔(FI)スケジュール
以上の4つです。
各スケジュールの特徴とグラフが問題で出てきますので
両方を抑えておくと大丈夫でしょう。
①変動比率(VR)スケジュール
反応回数ごとに強化しますが、強化までの反応数が不規則に変化します。
例:パチンコ、スロット、スマホゲームのガチャ等
強化のタイミングが予測できないので
消去に移行しても休止がみられないのが特徴です。
最も反応率が高いのが、この変動比率スケジュールです。
②低比率(FR)スケジュール
一定回数の反応後に強化する方法です。
例:5回お手伝いする毎にご褒美を与える、20ポイント毎に2000円の割引クーポン発行とか
これは強化のタイミングが予測できますね。
ですので、強化が行われた後に反応が低下する強化後休止(強化後反応休止)が起こります。
③変動間隔(VI)スケジュール
一定時間の経過ごとに強化しますが、強化までの時間が不規則に変化する補法です。
例:スマホでLINEを確認する行動
強化のタイミングが予測できないので
消去に移行しても休止がみられないのが特徴なのは
変動比率スケジュールと同様です。
④定間隔(FI)スケジュール
一定の時間が経過してから最初の反応を強化する方法です。
例:月の給料(月給制)、1時間ごとに餌をあげる等
強化直後に反応が薄くなって、徐々に反応が上がっていく
FIスキャロップという現象が起きます。
上記の説明を踏まえて、グラフを見ていきましょう
出典:図 反応の累積記録法と各基本強化スケジュール下の反応パターン
(Reynolds, GS.原著,1975 浅野俊夫訳『オペラント心理学入門—行動分析への道』サイエンス社,1978を改変)
このグラフと同じものがキーワード集にも掲載されているので
確認してください。
このグラフで注意していただきたいのが
縦線を境に強化と消去でグラフが分かれているということです。
ですので、強化だけの部分を切り取ると下の図になります。
問題でどのグラフがどのスケジュールかというのを聞かれているので
上から順に覚えていく必要があります。
グラフの特徴は
・直線が変動(V)
・波線が定(F)
・比率が間隔よりも上に位置する
ということを覚えておいてください。
→罰と強化スケジュールについて
罰の場合も強化スケジュールの効果があります。
間歇スケジュールで罰を与えた場合は
常に罰した時よりも効果は低くなります。
強化の際と同様に
固定比率(FR)スケジュールの時は
罰の場合も強化後休止が生じて、罰の直後に反応率が一気に上がります。
また、固定間隔(FI)スケジュールの時は
罰の効果にFIスキャロップが生じ、罰直後に反応率が上がった後に
徐々に反応が減少していきます。
強化後休止とFIスキャロップは同じように起きますが
反応の仕方については強化の際と逆になっているので
そこのところは注意してください!
以上、本日は強化スケジュールについてまとめました。
本日紹介しなかった他の間歇スケジュールについては
かなり応用になりますので、ピックアップの際に説明しようと思います。
それではまた次回!