心理学検定キーワード第6章【神経・生理】6.6(神経細胞の構造と機能①:脳の細胞)★★★
ちょっと暖かくなりつつありますがいかに
前は寒すぎとか言ってたくせにw
昨日(2022年2月25日)から10℃を超えるようになりました。
とはいえ三寒四温
気づけばまた一桁代もあるぞと思いながら過ごしています。
明日は月一恒例のイベントの日
天気は晴れ時々曇りですが
暖かく過ごしやすい日になりそうです。
さて、本日からは神経細胞の構造と機能の話に入っていきます。
脳の細胞についてです。
基本的な部分になりますので、しっかり押さえておきたいところですね。
それではやっていきましょう。
→神経細胞の構造と機能:神経細胞とグリア
ヒトの脳の神経細胞(ニューロンという)は300億とも千数百億ともいわれています。
ですが、これは脳全体の細胞数に対して10%ほどで残りの細胞は
神経細胞やその突起の間に隙間なく入り込んで脳の構造を維持している
グリア(神経膠)細胞になります。
また、神経細胞は血液中の栄養素をグリア細胞を介して間接的に受け取っていて
血液とは直接接していません。
これはほとんどの神経細胞が細胞分裂ができない理由によるもので
グリア細胞が血液脳関門と呼ばれる防御機構を作ることで、血中に含まれる有害物質によって神経細胞が死滅してしまう事から守るためといわれています。
そういえば。。。
前に血液と直接接している、みたいな事書いた気がするけどもw
視床下部ニューロンのいくつかは直接体液をモニターしたり、血中にホルモンを放出したりするので
血液脳関門を介さず直接血液と接しているといってました。
参考までに。
最近ではグリア細胞もステロイドなどさまざまな物質を分泌して神経細胞の活動を調節していることが知られています。
そしてグリア細胞の中には神経細胞に巻きついて髄鞘を形成するものがあります。
→神経細胞の構造と機能:神経細胞の形状
神経細胞の形状として最も典型的なものは
樹状突起を持つ細胞体と、興奮を伝える軸索、そして軸索先端に神経終末(終末ボタン)という基本構造から成り立っています(上図)
樹状突起は他の細胞からの信号を受けとる領域で
入力信号はシナプスという構造を通して受け渡されます。
樹状突起のシナプス部分に棘(スパイン)と呼ばれる小突起が形成されている場合もあります。
これはシナプスを受ける面積をふやすために形成されています。
棘の数を数えることによって、形成されたシナプスの数を推定することが可能です。
以上、本日は神経細胞の構造と機能:脳の細胞についてでした
次回は神経伝達物質についてです。
それではまた次回。