心理学検定キーワード第5章【臨床・障害】5.29(システムを生かした心理療法)★★
なんとわたくしのブログ記事が紹介されました!!
びっくりしている。
いや、本当にびっくりだわw
という記事にて紹介していただきました。
山田太郎様(仮名)
本当にありがとうございます。
毎日コツコツやっていてよかったw
これからも、少しでも誰かのためになればとおもい
精進していきます。
さて、本日はシステムを生かした心理療法という事で
私が学んだNLP的要素もはいってくるなかなか興味深い分野です。
それでは、さっそくやっていきましょう。
→心理臨床家の需要とシステム理論
アメリカではベトナム戦争(1960-1975)という大きな戦争によって
薬物問題、高い離婚率、家族の問題などが顕在化し
そこで心理臨床家の需要が社会的に求められました。
一方で
個人療法では回復しても家族自体に問題がある場合にもとに戻ってしまうということが多く
家族を巻き込んで家族全体を変容させる必要が指摘されました。
このような背景によって家族療法は
セックスセラピーを元に扱う夫婦を含み、システム理論に基づいて家族全体を一つのシステムとしてとらえることが特徴です。
また、ベイトソン(Bateson,G.)のダブルバインド・セオリー(二重拘束理論)による
歪んだ家庭内コミュニケーションなどの理論を基礎に確立されました。
家族療法で主流のシステムズ・アプローチでは
・問題を抱えるものをIP(Identified Patient:患者とみなされた者)として捉える
・家族構成員相互の関係性に注目して関係のしかたに問題点や悪循環がないかを家族全体から検討する
という特徴があります。
→家族療法の具体的技法
家族療法では様々な技法や課題を活用します。
例えば
・行動療法に基づく行動変容の為の課題提供
・ゲシュタルト療法のエンプティチェア
・心理劇のロールプレイング
・認知行動療法の要素を含む婚姻前契約での夫婦意思確認表の作成
・パラドックス課題提示
等があります。
→ブリーフサイコセラピー
家族療法と時期・理論的にも多くの点で共通するのが
ブリーフ(サイコ)セラピー(短期療法)
というものです
システム理論の影響を受けて、保険費の対費用効果(要するに金額的にありがたい)
この代表格が
精神科医・心理学者のミルトン・エリクソン(Erickson,M.L.)で
主流の解決アプローチ、時間制限短期療法、戦略的モデルなど流派があります。
ブリーフセラピーは問題を過去にさかのぼる分析的アプローチではなく
クライエントや家族の健康な部分や問題解決に焦点をあてるアプローチで
・リフレーミング:認知の変容や別の見方をきづかせるもの
・ミラクルクエスチョン
などの体系的技法を治療に取り入れています。
以上、本日はシステムを生かした心理療法でした
残すところあと2つとなりました。
明日は集団療法について、そして最後は日本特有の心理療法です。
それではまた次回。