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心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.4-2(強化と後半)★★★

うちのしつけの思い出

アラフォー世代のクローンは小さいときにどちらかというと

報酬よりは罰の方を受けてしつけられたと記憶しています。

間違ったことは間違っているというお叱りを受ける

そんなしつけです。

昔は18時のチャイムが鳴り終えるまでに家に帰らないと

鍵がしまっていて家に入れず

ギャン泣きしている子供が結構いましたw

一気に不安になって怖くなってどーしよーもない気分になるんですよね。

今の時代であれば昔のしつけ

虐待だのなんだと騒がれるようですが

正直今のしつけのほうが陰湿でひどいんじゃないかって思うことも多々あります。

今回のテーマである強化と罰については

非常に奥が深く、学問としてもそうですが

一般の知識として、子供に対するしつけ会社での上司と部下の関係など

様々な場面で応用される大切な分野だと改めて感じました。

本日は後半

強化と罰について様々な視点で説や原理を唱えた人の紹介です。

それでは、まとめのほうはじめていくぅー


→要求低減説と動因低減説を唱えたハル

ハル(Hull,C.L.)1.18「行動主義・新行動主義」のところで一度でてきています。

ハルは強化の因子として

「全ての」一次強化子生物学的要求を低減させる(満たす)刺激であり、その刺激は強化子の役目を果たす

という要求低減説を唱えました。

ここでいう

一次強化子というのは

・お腹すいた、食べたい

・喉乾いた、水飲みたい

などを言います。

上記以外にも性欲、睡眠欲等もあります。

ハルが言いたかったのは

例外なく一次強化子人間の生物学的欲求(生きていくために必要な欲求)を満たす刺激になるのだ!

ということなのですが、果たしてそうなのでしょうか。

確かに、食べる事水を飲むこと、そして寝ることは

生きるために直結する強化子となりそうですが

性欲についてはそれが満たされなくても死ぬことはないですよね。

ですので例外もあるし、全ての一次強化子って言いすぎじゃね?

ってことで不十分な説でした。


この要求低減説の問題を解決するために次にハルが提唱したのが

動因低減説です。

この説明としてよく出てくるのが

強い外的刺激→激痛、酷暑、大騒音など

強い内的刺激→恐怖、飢餓など

こういった強すぎる刺激全て嫌悪刺激になる為

その刺激を弱める刺激は全て強化子になる

というものです。

これも果たしてそうなのか?

確かに昨今の酷暑はたまらなくしんどいです。

平気で体感40℃とかあります。

その不快な刺激である40℃という状況が

クーラーによって28℃に設定された部屋に入ることで

解消されたら、それは間違いなく快適です。

でも同じ温度差でも

0℃から-12℃になったらどうですか?

快適!とはならないですよねw

ということで、こちらの説も例外があり説明がつかないということで

不十分な説であるとされました。


→場面間転移性の原理とプリマックの原理

メール(Meehl,P.E)は条件付け前に強化刺激の効果を予測する原理を提唱しました。

それが場面間転移性の原理

といいます。

ある場面で強化子となることがわかっている刺激は、別の場面でも強化子となり得るという原理です。

この原理を否定したのが

プリマック(Premack,D.)です。

プリマックは従来のオペラント条件付けの強化手続きである

行動(オペラント反応)と刺激(強化子)の随伴性によるものという考え方から

行動(オペラント反応)と別の行動の随伴性という考え方に提唱しました

この考えかたを反応説といいます。

そして、「より生起確率の高い行動は、より生起確率の低い行動を強化する」

というプリマックの原理を唱えました。

また、この原理を応用させ

「より生起確率の低い行動は、より生起確率の高い行動を罰する」

というプリマックの罰の原理を唱えました。


→反応制限説について

上記のプリマックの原理に対して

ティンバーレイク(Timberkake,W.)やアリソン(Allison,J.)は

「生起確率の低い行動が、生起確率の高い行動を強化する」

とう現象から

「より制限された反応は、より制限されない反応を強化する」

という反応制限説を唱えました。

現在において最も適切な強化理論であるといわれています。


→行動対比について

罰による行動の抑制の難しさについてです。

罰を与えても行動が起こってしまうことは普通にあります。

罰を中止すると反応率が回復して

罰を与えるよりも高くなることもあります。

家でゲームを禁止すると、家ではゲームしなくなりますが

友達の家に入り浸ってゲームするように別の行動が増加してしまいます。

このことを行動対比といいます。


以上、本日の内容は強化と罰の後半

様々な説についてまとめました。

正直、わかりにくい部分多かったと思います。

より、理解しやすい例であったり、内容があれば

随時追記や変更していこうと思います。


毎日継続投稿これからもがんばりますので

ぜひ、スキ、フォローの方お願いいたします。

それではまた次回。






















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