心理学検定キーワード第8章【産業・組織】8.6-2(産業・組織心理学の概観後編)★★
無事イベント終了、大盛況でした
月一イベント無事終了。
天気が無茶苦茶良くて、人の動きが活発でしたね。
桜も咲いてきているので、花見をしに行く人もいたでしょうけど。
新しい出会いなどあり、非常に充実した一日となりました。
さて、本日は産業・組織心理学の概観の後編です。
さっそくやっていきましょう。
→ホーソン実験
メイヨー、レスリスバーガーらによって指導された一連の研究は
実施された工場の名前から
ホーソン実験と呼ばれています。
1924年から8年間行われた研究で
物理的な環境要件の変化よりも、社会的欲求や非公式集団の中で生まれたルール、規範が
従業員の行動や生産性に強い影響を与えることを明らかにしました。
ホーソン実験が見出した結果は、人間関係論の発展を促しました。
→人間工学の誕生
二度の世界大戦で、兵員の選抜や訓練、兵器生産能率向上に心理学を応用され
産業心理学分野にも大きな影響を及ぼしました。
ここでは集団的知能検査など多くの簡便な検査方法が開発され
やがて職場における従業員の選抜や職業指導にも用いられるようになりました。
また、兵器性能の向上にともなって
器械とそれを操作する人間側の諸特性との適合を考える必要がもとめられ
人間工学の分野がうまれました。
→第二次大戦後のアプローチ
第二次大戦後は社会の急速な工業化に伴って、職場でのオートメーション化が進み
そうしたなかで仕事の単調感や人間性疎外感などの問題が深刻化して来ました。
こうした問題に対応するために社会心理学的な視点を取りこんだアプローチが注目され
人々の持つ欲求や動機づけ、職場の人間関係、職務満足、リーダーシップなどの研究が発展しました。
以上、本日は後編でした。
次回はリーダーシップについてです。
それではまた次回。