心理学検定キーワード第4章【社会・感情・性格】4.14(文化心理学)
日本の文化は絶対に守らなくてはいけない
日本にいる限り、日本の文化が一番です。
多文化共生とかはもってのほか。
悪でしかないと思っています。
だって、日本なんだから。
当然、よその国に行ったり、そこに住んだりしたら
その国の文化を一番に重んじる必要があります。
日本人であろうが。
それを勘違いしている人が多すぎる。
他国の文化を日本にいながら体験するという
一次的な体験イベントとかなら問題ないけど。
1つの国の文化を押しのけて別の国の文化を取り入れようとする
そんな考え方と持つ人は日本人として恥ずべきことですね。
因みにこれは
多文化を批判してるわけではないですからね。
ただ、批判しかできない国もありますけどねw
さて、ちょっと思想の強いオープニングになっちゃいましたが
本日のテーマは文化心理学です。
さくっといきましょう。
→文化とは。文化心理学の定義
文化というのは
歴史や習慣的行動を踏まえて築き上げてきた「精神性」を表すものです。
生活のルールや歴史的事実からも文化というのものが分かります。
そして、文化心理学というのは
その文化と心理の双方向の関連性、因果性を取り上げるものです。
→集団主義と個人主義
文化の形を個人もしくは集団のどちらに価値おくかという観点で分けることができます。
トリアンディス(Triandis,H.C.)は
集団主義:集団を優先する行動を旨とする傾向
個人主義:個人を優先する行動を旨とする傾向
を提唱しました。
またホフステッド(Hofstede,G.)の研究によると
個人主義の最上位国が米国、オーストラリア、英国で
日本はというと32位ですので
集団主義と個人主義の中間の位置付けとなります。
→文化的自己観(復習)
文化的自己観は
ある集団の中で歴史的に作り出され、その集団の成員によって暗黙の内に共有されている主体のあり方の事をいい
マーカス(Markus,H.R.)と北山忍によって提唱されたものです。
以下2つの主要な文化的自己観があります。
・相互独立的自己観:自己を他者や周囲の状況から切り離してとらえる。西洋文化でよく見られらやすい。
・相互協調的自己観:自己は他者や状況と密接に結びついていて、その関係性の中でとらえようとする。東洋文化でよくみられやすい。
このような上記の2つの文化的自己観の違いが個人の心理的プロセス自体に違いをもたらす可能性が大きくなります。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・文化とは精神性で、それは相応の歴史や習慣的行動を踏まえて築かれてきた
・トリアンディスが集団主義と個人主義という考え方を提唱した。
・ホフステッドの研究で日本は集団主義と個人主義の中心的な位置づけ
・文化的自己観はマーカスと北山忍によって提唱された
・代表的自己観は相互独立的自己観と相互協調的自己観
・相互独立的→西洋文化によく見られる
・相互協調的→東洋文化によくみられる
以上。本日は文化心理学についてでした。
次回から感情の分野に入っていきます。
非常に重要で頻出部分ですので
しっかり理解できるようまとめていきます。
それではまた次回に!