心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.17-(アメリカ心理学の展開)★★
〜の父、〜の祖、初の〜満載!!人も沢山!!
本日はアメリカ心理学の展開という事で
頻出人物のオンパレード回となっております。
キーワード集を素読みするだけではかなり時系列と人間関係が掴みにくいため
・とりあえず読む回数をふやす
・人(単体)に注目する
・人(関係性)に注目する
・時系列に注目する
・グループやイベントに注目する
など、視点を定めてそれを基準に読むとまとまるかもしれません。
うまくまとめるためにキーワード集の流れを無視する事も普通にあります。
その点ご了承ください。
それでは、本日もまとめの方始めていくぅー!
→基本的な人物と流れを抑えていく
先に人物名を紹介します。以下5名。
・ジェームス(James,W.)米
・ミュンスターベルク(Munsterberg,H.)独
・ホール(Hall,G.S.)米
・キャッテル(Cattell,J.M.)米
・ティチナー(Titchener.E.B.)英
錚々たるメンバーですなw
5人に共通しているのはヴントの存在です。
ヴントに影響をうけている、もしくは直接ヴントの元で学んでいます。
つまり、アメリカの心理学は
もろにドイツの影響を受けています。
そら、そうですよねw、ドイツの方が先を行ってる訳なんで
そこで学んだ人間がアメリカで広めて行くのが普通の流れです。
では、まず人物毎にまとめていきましょう。
《ジェームス》
・ハーバード医学部出身
・ヴントに影響を受けて「心理学原理(1890)」という心理学テキストを作った
・プラグマティズムの提唱者の1人
・アメリカ心理学の父
《ミュンスターベルク》
・ドイツ人
・ヴントの元で博士号取得
・ジェームスから心理学実験室の管理を任される
・ハーバードで研究
・産業組織心理学の父(後日説明)
《ホール》
・ハーバード初心理学博士号取得 (ジェームスからもらう)
・米国初の心理学実験室(ジョンズ・ホプキンズ大学)
・アメリカ心理学の父
・「青年期」「老年期」という著書
・発達心理学の父
・アメリカ心理学会初代会長
《キャッテル》
・ヴントの元で最初に博士号をとったアメリカ人
・心理学実験室開設(ペンシルヴァニア大学)
《ティチナー》
・イギリス人
・ヴントの元で学位授与
・心理学実験室開設(コーネル大学)
・教え子がアメリカ初女性心理学博士号 ウォッシュバーン(Washuburn,M.F.)
って感じです。共通する項目で自分なりにまとめるのもいいですね。
・誰が何の初なのか?
・心理学実験室の時系列は?
・誰が誰に教わってるか?
とかですね。
→学会創設ブーム
1889年のパリでの国際心理学会議をきっかけに
各国で学会創設ブームがありました。
アメリカが世界で一番最初に学会(国別)を創設したとされています。
1892年の事でした。
初代会長は言い出しっぺでもあった
ホールでした。
→アメリカ心理学の学派について
派閥はどこでもおきますね。
考え方が同じ物同士があつまる。グループを作る。
アメリカの心理学では
ティチナーが学派のきっかけをつくったとされています。
心理学を生命科学の分類に当てはめたんですね。
・形態学
・生理学
・発生学
この3つに。
そして
形態学を構成心理学として
生理学を機能心理学として
発生学を発生(発達)心理学として
区分しました。
ティチナーは構成心理学の立場をとっています。
各心理学の簡単な説明だけしておきますね。
《構成心理学》
意識の内容を要素に分解して,その要素の結びつきによって意識現象を説明しようとする心理学です。
《機能心理学》
意識の内容ではなく機能(適応的機能)を明らかにする事を目的とした心理学です。
《発生(発達)心理学》コトバンクより抜粋
人間の生涯を通じた心身の成長,発達過程を心理学の理論を背景として研究する心理学です。
これでみると
構成と機能が対立している形になりますね。
アメリカでは、機能心理学の立場を取る学者が多かったようです。
ですのでアメリカ心理学の本質は機能主義的と言われています。
→機能心理学の学派について
アメリカの機能心理学の主軸は
ジェームスでした
そこからシカゴ大学とコロンビア大学で発展していきます。
以下学派とそのまとめになります
《シカゴ大学シカゴ学派》
・デューイ(Dewey,J.)とエンジェル(Angell,J.R.)が中心
・行動主義の元祖ワトソン(Watson,J.B.)の指導教授(次回説明)
・デューイはプラグマティズムの提唱者の1人
《コロンビア大学コロンビア学派》
・キャッテルとソーンダイク(Thorndike,E.L.)とウッドワース(Woodworth,R.S.)が中心
・ソーンダイクは試行錯誤学習(ネコの問題箱)や効果の法則が有名(後日詳しく)
・ウッドワースはキャッテルの弟子
とさくっと分けましたが
学派とその人物を正しく分類する事出来ればまずはオッケー
そこから重要人物(試験的に)を深堀すれば尚オッケーです。
上記ですと
ワトソンとソーンダイクは深堀必須ですので、またでてきます。
だいたい解りましたか?
次回はまたまた超頻出の行動主義・新行動主義のお話です。
まだまだ、説明が浅い部分もあるかもしれませんが、少しでもイメージしやすいようにこれからも頑張って行きますので
是非、好きとフォローお願い致します。
それでは、次回のまとめで。