心理学検定キーワード第8章【産業・組織】8.6-1(産業・組織心理学の概観前編)★★
さあ、明日は月に一度のイベントの日です
てか、一か月はえー。
イベント終わったらすぐに次のイベントが来ますわ。
とはいえ準備もすることもなく
機材を車に詰めるだけという楽なもんです。
ちょっとルーティン化しすぎて
おもしろくないというw
さて、本日は産業・組織心理学の概観
ということで、重要な人物が出てきますのでそれを抑えれば終了です。
早速行きましょう。
→産業心理学の父
産業・組織心理学は産業分野において心理学の応用と実践を目指して発展してきました。
先駆者的研究者として
ミュンスターベルクがあげられます。
彼はライプツィヒ大学のヴントのもとで学位を取得した後にアメリカへ渡って活躍しました。
後にアメリカ心理学会の会長も務め
産業心理学の父とも呼ばれています。
ミュンスターベルクは
①最適な人材の選抜(best possible man)
②最良の仕事方法(best possible work)
③最高の効果発揮(best possible effect)
という3つの基本的な枠組みを元に経済生活上の諸問題について心理学の応用を考えました
これら3つの枠組みがのちに産業心理学の主要な研究領域として発展しました。
このほかに
「心理学と経済生活」(1912)「心理学と産業能率」(1913)「精神工学への原理」(1914)
等の名著にまとめられました。
→広告心理学の父
同じくヴントの指導を受けたスコット(Scott,W.D)は
広告や人事領域における心理学の応用を始めました。
彼が著した「広告の理論」(1903)「広告の心理学」(1908)
は消費者行動に関する心理学的研究の先駆けとされています。
→科学的管理法とテイラー
科学的管理法を創始したテイラーも産業心理学の分野に大きな影響を与えました。
テイラーは組織の能率を経営における管理の観点から捉えて
・無理
・ムラ
・無駄
のない管理の標準方式の確立を目指しました。
その中心は時間研究および動作研究と呼ばれる方法で、両者を合わせて作業研究と呼びます。
テイラーの考えは「科学的管理法の原理」(1911)としてまとめられています。
テイラーの管理思想はテイラー主義と呼ばれています。
以上、本日は産業・組織心理学の概観の前半でした
次回は後編です。