心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.16(性格検査)★★★
またまたやってきた検査
何回やるんやとw
しつこいくらい検査が多いですね。
こちらの回や以前の回を含めて、全てまとめたものを最終的に出す予定ですので
そちらが出るまではサラッとやってもらっても大丈夫かと思います。
それではさっそくやっていきましょう。
→心理学的アセスメントとは
心理学的アセスメントとは
医学でいうところで、臨床医学診断検査に匹敵するものといわれています。
臨床医学診断検査は患者の病状を把握して適切な治療の方針を決定するために行われます。
また、治療の効果の有無を診断するためにも用いられます。
カウンセリングや心理療法においても指導方針を決定したり、指導効果の確認に心理学的アセスメントが用いられます。
→エビデンスドベースドカウンセリング
カウンセリングや心理療法の領域で
近年、エビデンス・ベースド・カウンセリングの重要性が叫ばれています。
エビデンス・ベースド・カウンセリングとは
証拠・データに裏打ちされた効果的なカウンセリングのことをいいます。
カウンセリングや心理療法はスピ的というか、カリスマ的な要因が入りやすい領域ですので
例えば某K屋さんとかかなw
心理学的アセスメントが重視されないといけませんね、当然。
→またまた心理検査
心理検査の種類には
性格検査、知能検査、適性検査などが含まれます
今回は性格検査についてみていきます。
①質問紙法
質問紙法の理論的背景になるのが
特性論と類型論になります。
性格特性というのは行動傾向、例えば外向性、神経質・抑うつ性などにみられます
類型論でいうと
人の性格をある基準に従って型にあてはめてとらえるもので
Aさんは~タイプとかで分けていきます。
質問紙法は標準化されている点で、認知行動療法的アプローチをとるカウンセラー、セラピストが好んで用います。
質問紙法の性格検査として
・矢田部ギルフォード性格検査(YG性格検査)
・ミネソタ多面人格目録(MMPI)
・モーズレイ性格検査(MPI)
がメインになります。
②投影法
投影法による性格検査の理論的背景は、無意識に潜む欲求や感情などを引き出すという精神分析学的発想に基づいているものが多いです。
曖昧模糊とした図版や文章を提示したり、自由に木の絵を描かせたりなどをおこないます。
検査としては
・文章完成テスト(SCT)
・ロールシャッハテスト
・P-Fスタディ
・バウムテスト
・絵画統覚検査(TAT)
投影法を用いるカウンセラーは精神分析的なアプローチが好きな人に多いようです。
③作業検査法
作業検査法は、一定の検査時間内に精神的な作業を行い、その反応パターンや作業量によって性格を診断するものです。
作業検査法として
・内田クレペリン精神作業検査(連続加算法ともいう)
が代表的です。
→テストバッテリー
性格検査の実施にあたっては
①質問紙法②投影法③作業検査法
それぞれ一長一短ですので
テストバッテリーという、上記3つの理論的背景の違う性格検査を組み合わせて
検査を行うことで、総合的、多角的視点からクライエントの性格をとらえ量とするものです。
以上。本日は性格検査についてでした
次回もまたまたしつこく
知能検査w
次回もさくっとでいいかとおもいます
それでは