心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.7(運動学習)★★
運動能力は比較的高い方だと思う
どうもクローンです
運動神経の高い小学生はもれなくモテるのは今も昔も変わらないのでしょうか?
小さい時って如実に運動能力の差が目に見えてしまいませんか
それによって劣等感とか、くやしさとか沢山の感情を経験したり
一方で優越感とか達成感も感じることで
心が成長していくものだと思っています。
ですので、その運動の結果に対する周りの接し方って非常に大切。
出来なかった子を晒し物にしたり、必要以上に怒ったりとかはご法度とわたしは思っています。
できる子はとことん褒めたらいいでしょう。
一時期徒競走に順位をつけない、みんな平等!ってのがあったとおもいますが
これは正直ありえないw
何それ?って感じでしたね。
あくまでも私個人の考え方ということで
そろそろ、本題に入りたいと思います。
本日のテーマは運動学習
運動技能の向上に非常に役に立つ理論です。
それでは、まとめの方はじめていくぅー
→運動学習に対するソーンダイクとトロウブリッジの考え
運動学習とは
各種の運動技能を獲得する過程と定義されています。
技能を学ぶことが重要なんですね。
このことについて
ソーンダイクは、目隠しした被験者に3インチから誤差1/8インチまでの線を引かせて
長さがその範囲であれば「あってます」
外れていれば「違ってます」を伝えるやり方で
成績が向上したので
運動学習は効果の法則(強化と罰の考え方)に従うと主張しました。
効果の法則については2.2‐1「オペラント条件付け前半」を参考にしてください。
これに対して、トロウブリッジ(Trowbridge,M.H.et al.)は
同じ実験を行い
運動学習で重要なのは強化と罰を用いた効果の法則ではなく
結果の知識(KRという、以下KRで表記)であると主張しました。
ソーンダイクの実験での
単に合ってる、間違ってるという可否のみのものではなく
具体的に
範囲を超えていればその誤差を伝えると
より成績が上がったよということでした。
このKRによる運動学習の手助けの事を
ガイダンス仮説といいますが
常にKRを与えるとそれに頼ってしまい
KRがなくなった途端に成績が悪化する為
全ての施行で即時KRを与えることはよくないと考えられています。
また、運動技能の向上には
自分の動作と理想的な動作の比較、改善法などの
遂行の知識(KP)→内容についてのフィードバックと考えるとよいです。
分散練習、観察学習、仲間との一緒の練習が役立つといわれています。
ここで分散練習とは
技能や学習の向上をめざした反復行為である練習の繰り返し方の話で
適切な時間間隔を区切って、休憩を取りながら繰り返す練習を
言います。
一方で
時間間隔を詰めて、休憩などを取らずに繰り返す練習を
集中練習といいます。
短期的には、分散練習の方が効果がありますが
長期的には両者の差はほぼ見られないといわれています。
→運動学習に対するアダムスとシュミットの考え
アダムス(Adams,J.A.)という人は運動学習は2段階あると考えました。
・言語‐運動期→練習や指導者からのKRによって知覚痕跡(正しい動作の身体感覚)が作られる期間
・運動期→KRが無くても実際の身体感覚と知覚痕跡を照合して練習で行動を修正する期間
という2段階理論を唱えました。
また、シュミット(Schmidt,R.)はスキーマ理論というものを唱えました。
運動学習に過程で2つのスキーマを発達させるという考え方で
・想起スキーマ→状況に応じて適切な動作をするための一般的なルール
・認識スキーマ→自分の身体感覚からそれが望ましい動作だったかを判断する為のルール
の2つのスキーマがあります。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・ソーンダイクは運動学習を効果の法則と結びつけた
・トロウブリッジは効果の法則を否定し、結果の知識である事を示した
・KRによる運動学習の補助をガイダンス仮説という
・遂行の知識は運動技能をさらに向上させる
・技能や学習の向上のために反復することを練習という
・練習の反復方法は分散練習と集中練習がある
・短期的には分散練習の方が効果がある
・アダムスは運動学習は2段階あると考えた
・シュミットはスキーマ理論を唱えた
以上、本日のまとめ終了です。
少し手でもわかりやすいように工夫しながら毎日アップしていきますので
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次回から記憶の分野に入っていきます。
学ぶととてもおもしろいですよ!
それではまた次回!!