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心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.20(視覚の神経生理学的基礎)★★★
目から得る情報が圧倒的
人が受ける情報の8割が視覚によるものといわれています。
目に見えるものの影響が非常に大きいのが分かりますね。
何を目にするかによって、私たちの感情も大きく変わっていきますね。
私は猫好きなので、猫の動画を見るとほっこりしますw
また、自然が大好きなので山の画像やキャンプで焚火している動画を見て心を落ち着かせています。
人とコミュニケーションをとる上で
相手の表情を目で見て感じ取る、というのはとても重要な事です。
もちろん、声のトーン等音の情報も重要ですが。
さて、本日は視覚の神経生理学的基礎という事で
視知覚の仕組み(脳とのつながり)についてみていきます。
超重要ですのでしっかりおさえていきましょう。
それではまとめの方はじめていくぅー
→視知覚の基礎キーワードを抑える
視知覚は網膜上の視細胞が光を感知することから始まります。
その視細胞には
桿体と錐体の2種類があります。まずこの2つの言葉が重要!
以下特徴です(図も見てもらえると分かりやすい。左眼の図)
・桿体→可視光の明暗に応答する。つまり明るさや暗さ。
→中心部(中心か)を除く全領域に位置している。
・錐体→3種類ある。それぞれが特定の波長に選択的に反応する。
→中心か付近に局在。
出典:感覚・知覚心理学ハンドブック、誠信書房、1969
また、視細胞から送られる視神経は網膜の内側で乳頭と呼ばれる部分に集約されます。
図で見てもらったらわかる通り、その部分は桿体も錐体も存在しない場所であり
あらゆる光を感知できない盲点となります。
→視覚伝導路と視交叉について
視覚伝導路とは
眼球と脳の後頭葉領域(一次視覚野)をつなぐ神経連絡経路の事です。
その特徴で非常に重要なのが
両眼網膜の内側(鼻側)半分の視神経が視交叉をして
異眼のこめかみ側半分の視神経と結びついているという事です。
文章ではわかりにくいかもですので、図を見てください。
これ図にすべて載っておりますw
この図を整理します
・右視野は脳の左半球(左脳)に行く
・左視野は脳の右半球(右脳)に行く
・外側膝状帯がジョイントになって、そこから後頭葉領域へ
・視交叉は両眼の内側の網膜部分(左目の右半分、右目の左半分)から
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・視細胞は桿体と錐体の2つある
・桿体は明暗、錐体は色に反応
・桿体は中心以外に広く分布、錐体は中心部分に集中
・乳頭は盲点
・両眼の網膜内側が視交叉する
・右視野は左脳へ、左視野は右脳へ行く
以上。本日は視覚の神経生理学的基礎編でした。
基本的なキーワードと図が重要ですので
何度も確認してください。
それではまた次回!