心理学検定キーワード第6章【神経・生理】6.17(脳の可逆性)★★
卒業シーズンですね
3月1日が地元の高校の卒業式で
中学が3月6日とかでした。
大学はここからちらほらって感じでしょうかね。
もう、学校を卒業することはないので
卒業式を迎えた学生を見かけると
とても懐かしい気持ちになりますねw
新たな旅立ち、ファイト!みたいなw
4月からはまた別のステージですね。
さて、本日は脳の可逆性について
さっそくいってみましょう。
→脳の可逆性:神経新生について
近年哺乳動物の成体期の脳において
神経新生は海馬の歯状回をはじめとして脳の複数部位で観察されていて
神経の可逆性を象徴する現象として知られるようになりました。
一方で、神経細胞そのものの再生は、哺乳類の中枢神経系では存在しないと考えられています。
→脳の可逆性:可逆性の4つの反応
脳の部分的な損傷は、可逆性に関わる4つの反応を生じさせます。
①変性:軸索切断部からシナプスまでが変性する順行性変性
軸索切断部から細胞体までが変性する逆行性変性
障害を受けたニューロンからシナプス結合しているニューロンにまで及ぶことを系シナプス変性といいます。
②再生
③再構築
④回復
の4つです。
→脳の可逆性:脳の再構築
哺乳類の脳波経験に応じて再構築されることが学習能力を調べる実験から明らかにされていますが
損傷後も再構築されることが分かっています。
例えば腕の感覚神経を切断されたサルの一次体性感覚皮質では、顔の感覚を受容する領域が腕の感覚を受容する領域まで拡大したことが報告されています。
ヒトでは、腕や脚を切断されたにも関わらず、切断された腕や脚が存在しているように感じる
幻肢と呼ばれる現象があります。
腕や脚の切断を受けた人の多くは、幻肢の慢性的な強い痛みを感じることがあります。
これを幻肢痛といいます。
以上、本日は脳の可逆性の可逆性、幻肢についてでした
次回は脳の可逆性の続きで
バイオフィードバック、ブレインマシンインターフェイスです。
それではまた次回。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?