心理学検定キーワード第8章【産業・組織】8.7‐1(リーダーシップ前半)★★★
ブログのペースが少し変わります。
2日に1回、くらいにしようかなと思います。
毎日やってきて200以上の記事になりましたが
少しペースを抑えていきます。
それでも普通に8月の試験までに全範囲が終わりそうですが。
今回はリーダーシップ前半です。
PM理論とマネジリアルグリッドまでやります。
それではやっていきましょう。
→リーダーシップとは
リーダーシップというのは
集団目標の達成に向けて、集団の持つ力を最大限に発揮させることのできるようメンバーに働きかける力
あるいはそうした働きかけの過程をリーダーシップと呼びます。
似たような考え方でヘッドシップというものがあります。
ヘッドシップは
制度上の地位や権限を背景としたリーダーの影響過程の事です。
→リーダーシップの研究過程
リーダシップの研究の初期では
特性発見的アプローチ=リーダーシップは持って生まれた資質、特性で誰もが一様に備えているものではない。
というものが優勢的な考え方でした。
偉大なリーダーに共通する特性を探そうとする偉人説もその一つです。
このアプローチでは
特性、資質を見出すことができても、研究によってばらつきがあることや、
どのような場面にも共通する特性を抽出することが困難であることなど限界も指摘されています。
一方、行動記述的アプローチでは
リーダーシップとは後天的に学習された行動スタイルであるという立場をとります。
すなわち
資質や特性に縛られるものではなく、誰もが身につけられるものであると考えますので
リーダーシップを発揮できる人間を訓練によって育てていくことが可能です。
良く知られているもので
PM理論とマネジリアルグリッドがあります。
PM理論とは
三隅二不二が提唱したもので
P機能→集団目標達成や課題遂行を督励するもの
M機能→対人関係の緊張を和らげて集団を維持強化していくもの
この両機能の強弱の組み合わせから4パターンに分かれます。
マネジリアルグリッドは
ブレイク(Blake,R.R)とムートン(Mouton,J.s.)が提唱したもので
人への関心と生産への関心の強弱をそれぞれ9段階81の格子(グリッド)の中で位置づけてリーダーシップを分類します。
上図のとおり、1.1型から9.9型まで大きく5つのタイプに分類します。
以上、本日はリーダーシップの前半でした
次回は後半です。
それではまた次回。
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