心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.2-2(オペラント条件付け後半)★★★
人のふり見て我がふり直せとはよく言ったもんで
どうも、クローンです。
最近ちょっと免疫落ちてきたように思います。
朝起きた時の感じで「今日は何かいつもと違うな」
みたいな感覚になることがあります。
私の場合は、鼻の調子。
もともとアレルギー持ちなので、鼻炎は起こるのですが
鼻炎の全盛期は冬から花粉症が終わる5月までです。
9月10月は移行期って感じですw
この時期にどれだけ規則正しく生活できるかで結構変わったりしますw
朝起きた時に鼻の調子が悪い日が続くと、あ、今年やばいのか。
と思ってしまう。
まあ、睡眠と食事と運動のバランスがよくなれば一発で体調回復するので
シンプルに、睡眠と食事と運動ですね。
あ、いい枕があればぜひ教えていただきたいです。
なかなかベストな枕に出会えないのがつらい。
さて、そろそろ本題に。
本日のテーマはオペラント条件付けの後半です。
ソーンダイクとスキナーの実験を紹介して
オペラント条件付けの基本をまとめました。
本日は、オペラント条件付けを応用した
様々な学習モデルを紹介します。
それでは、まとめの方はじめていくぅー!!
→チンパンジーのサルタン君登場!
初めてキーワード集読んだときに
無茶苦茶笑った。
ちゃんと名前つけて実験してるやんw
ほっこりもしました。
「サルタン」っていい名前ですよね。
実験のチンパンジーにサルタンと名前を付けた?!のが
ケーラー(Kohler,W.)という人です。
ケーラーはサルタン君を檻の中に入れて短い棒を渡し
檻の外にある長い棒を手繰り寄せて、それを使って檻の外の餌を手繰り寄せられるか
という実験をしました。
サルタン君が餌を食べるためには
・短い棒を使って長い棒を手に入れないといけない
・長い棒を使って餌を手繰り寄せる
ということが必要になってきます。
結果
サルタン君は、最初はどうしたらいいのかわからないって感じでしたが
突如課題を解決しました。
このサルタン君の行動を、ケーラーは
洞察学習という言葉で表現しました。
ポイントは、突然解決策を見出すということです。
ひらめくって感じですかね。
単なる試行錯誤とは違い、考えた結果だと言いたかった。
→ネズミを使った認知地図の発見
続きまして
トールマン(Tolman,E.C.)の潜在学習について。
潜在学習とは
「行動自体に直接現れることはない、潜在的に内的に処理される学習」のことです。
ネズミの迷路実験にて
ゴールしたら餌をもらえるネズミと、ゴールしても10日間は餌をもらえないネズミに分け
11日目から餌をもらえるようにしたときに成績はどーなるかという実験をしました。
ゴール自体はどちらもできるんですが
餌をもらえない方はもらえるまでは成績が悪い。
餌をもらえた日から一気に成績が良くなる。
といった結果になりました。
このことから、トールマンは
生体には強化が無くても「認知地図」を学習する能力があり経験によって積み上げられる。
そして、餌という報酬によって強化すると一気に結果が出てくるんだと考えました。
ここで認知地図とは何かについて説明しておきます。
物理的な地図という意味ではなくて
環境に存在する手がかりをもとに、形成された心的な構造の事を言います。
もちろん、空間や方向などの情報も含みます。
→人のふり見て我がふり直せ
やっとここで出てきましたね
ここで紹介するのは
まさにタイトルの通り
人の行動を観察したり、他人が報酬をもらったり罰を受けたりするのを見て自分の行動を変えるという学習
これを観察学習といい
バンデューラ(Bandura,A)が唱えました。
観察学習によって人の行動をマネするモデリング等が生じる
社会的学習理論を提唱しました。
→ピアジェによる子供の社会とのつながり方
発達の分野で出てくる超有名人の
ピアジェ(Piaget,J.)ですが
子供の環境適用能力については
強化(報酬)が無くても能動的(自発的)に外界(社会等)と関わることができると考えており。
自分なりにスキーマというものをつくって
積極的に外界の中で実験を繰り返して
同化→外界を自分のスキーマに当てはめる
や
調整→自分のスキーマを外界に合わせる
を行い、環境を理解して適応すると考えました。
以上、本日はオペラント条件付けの後半でした。
明日は心理療法のうちの一つである
行動療法について
こちらも量が多く長くなりそうなので
前半と後半に分けようと思います。
それではまた次回!