心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.9(記憶の区分前半)★★★
英語の勉強を始めることにしました
といっても、ずいぶん前からしてたんですけどね。
高校時代の英語の偏差値(受験英語)は55~60の間で
60を超えることは一切なかったですね。
理由は単語力のなさ。
語学のベースは圧倒的な単語力ということを思い知ったので
単語をひたすら毎日覚えるということを繰り返すようにしています。
もちろん、それだけでは話にはなりませんが
現在の単語力は、受験生時代の1.5倍くらいになっているはずw
さて、本日のテーマは
記憶の区分の前半
記憶は時間と質の2つで区分することができますが
時間で区分した内容になっております。
基本的なワードがたくさん出てきますので
ぜひおさえてください
それではまとめの方はじめていくぅー
→記憶とその過程‐基本ワード
記憶とは
・情報を頭に入れる
・情報を一定期間保持する
・情報を必要に応じて思い出す
この過程を言います。
そして
・頭に入れることを記銘、符号化といいます。
・一定期間保持することを保持、貯蔵といいます。
・思い出すことを想起、検索といいます。
まずは記憶の過程における上記のワードをしっかりとおさえましょう。
→記憶を時間で区分する
ここからが本日の本題です。
記憶を時間で区分する際にベースとなる考え方は
アトキンソン(Atkinson,R.C.)とシフリン(Shiffrin,R.M.)の
二重(多重)貯蔵庫モデルです。
記憶を貯蔵庫にたとえて
①感覚記憶(感覚貯蔵庫)
②短期記憶(短期貯蔵庫)
③長期記憶(長期貯蔵庫)
の3つに分けることができます。
各自説明していきます
①感覚記憶(感覚貯蔵庫)
まず一番最初に外界からの情報が入るのが
感覚貯蔵庫です。
感覚器官においてほぼすべての情報を保持することができますが
その時間はたった1秒と瞬間的なものです。
ただし、その中で注意を向けられた情報は短期貯蔵庫に転送されます。
②短期記憶(短期貯蔵庫)
短期貯蔵庫に送られた情報の保持時間は
15秒から30秒までで、保持する容量に限界があります。
短期的に数字を何桁まで覚えられるかという有名なものに
マジカルナンバー7プラスマイナス2
というものがあります。
大人が一度に覚えれられるまとまりのある情報は
平均7個ということです。
ここから長期記憶になるためには
リハーサルという処理を行う必要があります。
リハーサルとは覚えるべき項目を何度も繰り返すことをいいます。
短期記憶を保持するリハーサルを維持リハーサル
長期記憶に転送するリハーサルを精緻化リハーサル
と呼びます。
③長期記憶(長期貯蔵庫)
リハーサルによって長期貯蔵庫に転送された情報は
数分から数年、あるいは一生にわたり保持されます。
→ワーキングメモリという概念
基本的に貯蔵庫は情報を保持するものと考えます。
ただ、短期貯蔵庫の中には、保持するだけでなく
その情報を処理する機能を持っています。
それがワーキングメモリ(作動記憶)
というものです。
読書の意味理解や、計算の認知活動の為には
ワーキングメモリが一時的に情報を保持し
その情報をについて長期貯蔵庫のにある情報を参照にして処理する
という機能が必要だからです。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・情報を頭に入れる→記銘、符号化
・情報を保持する→保持、貯蔵
・情報を思い出すこと→検索、想起
・アトキンソンとシフリンの二重貯蔵庫モデル
・記憶を時間で分けると、感覚→短期→長期
・覚えるべき情報を何度も繰り返すことをリハーサルという
・短期記憶内に保持するリハーサルは維持リハーサル
・長期記憶に転送するリハーサルを精緻化リハーサル
・情報を保持するだけではなく処理する機能を持たせたのが、ワーキングメモリという考え方
・ワーキングメモリは短期記憶内での話
以上、本日は記憶の区分の前半。
次回は質での記憶の区分です
こちらはかなり枝分かれしてまして、結構覚えることが多いので
図とか表とかつかってまとめようと思います。
それではまた次回!