心理学検定キーワード第4章【社会・感情・性格】4.9(攻撃)★★
攻撃されたことはあっても、したことはなかったな
一番の事件といえば
20代後半の時に、夜走ってたら酔っぱらったおっさんにビール瓶を投げつけられたことかな。
信号待ちしてて、ふと横見たら酒飲んでる人相悪いおっさんがいてですね
私が一瞬嫌な顔したのか
「何見とんねん、〇ろすぞ!!」いうて、自分にめがけてビールの瓶を投げてきました。
幸い直撃はしなかったんですが、地面に落ちて割れた破片が飛んできてちょっと痛ってなったぐらいでした。
走ってる途中だったんで、警察とかもめんどくさくて言いませんでしたが
普通に傷害未遂ですからねw
怖かったですね。
さて、本日のテーマが攻撃という事で
私は物理的な攻撃を加えられたわけですw
攻撃の種類や、攻撃が起こる要因などを見ていきたいと思います。
それではまとめの方はじめていくぅー
→攻撃の定義と種類
攻撃の定義ですが
「危害を避けようとしている他人に対して危害を加えようと意図的になされる行動」となります。
・避けようとしているものに対して
・わざわざ意図的に危害を加えようと
する行為です。
攻撃には
殴る蹴るなど身体的に相手を傷つけるものだけでなく
無視や仲間外れなど精神的に傷つける場合も含まれ、特に後者は関係性攻撃と呼ばれます。
また、攻撃は
・衝動的攻撃:怒りを感じたらすぐに手を出す
・戦略的攻撃:男らしさを示すという感情だけではないもの
に分けることができます。
→攻撃の要因
攻撃が起こる要因は様々あるとされています。
有名なモデルとして
アンダーソン(Anderson,C.A.)とブッシュマン(Bushman,B.J.)の
一般攻撃モデルというものがあります。
上の図によると
個人的な要因:性格、ジェンダーなど
状況要因:挑発される、目標達成の妨害、物理的環境など
が、入力となり
その人の現在の感情や認知などの内的状態に影響を及ぼします。
これが経路になり
さらに評価と意思決定に影響を与えて、実際に2つの攻撃が生まれる
という流れになっています。
特に衝動的な攻撃を生み出す過程に関しては
バーコヴィッツ(Berkowitz,L.)の認知的新連合理論があります。
この理論では、怒りだけではなくそれ以外の恐怖、悲しみ、痛みなどの不快な感情であっても
記憶の中の攻撃に関連する知識や概念を活性化させて
様々な選択肢の中から攻撃行動が選択される可能性が高まるというものです。
また、攻撃はいろいろな対人的目標を達成するための手段として発生するという立場で考えることができます。
大渕憲一がこの観点で4つの機能がある事を指摘しました。
①回避と防衛:自分自身が攻撃されるのを避ける
②強制:相手を自分に従わせる
③制裁と報復:不正を行ったものに対する罰
④印象操作:攻撃によって自己に望ましい印象を与える
です。
→攻撃行動と性格
攻撃行動をとりやすい性格というものがあるといわれています。
ずばり、自己愛傾向にある人間です。
特徴としては他者から否定的評価を受けた場合に攻撃性が高まるといわれます。
こうした現象を説明するのが
自己本位性脅威モデルというもので
自尊感情が低い人よりも高い人の方が攻撃行動を示す場合が多いことを説明するために
バウマイスター(Baumeister,R.F.)らによって提唱されたモデルです。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・攻撃には身体的だけではなく、精神的に傷つけるものも含まれる
・精神的なものは特に関係性攻撃と呼ばれる
・攻撃は衝動的攻撃と戦略的攻撃に分けられる
・アンダーソンとブッシュマンは一般攻撃モデルで攻撃の要因モデルをつくった
・バーコヴィッツの認知的新連合理論は衝動的攻撃を生み出す過程と関連性がある
・大渕憲一は攻撃に4つの機能があると指摘した
・4つの機能とは、回避と防衛、強制、制裁と報復、印象操作である
・攻撃行動をとりやすい性格を説明するモデルとして、自己本位性脅威モデルがある。
以上、本日は攻撃についてでした。
次回は対人魅力について
個人的に好きなテーマですw
それではまた次回!