ミスの無い演奏が良いのかというか、何故求めるのか
人間って、完璧に憧れるものなんでしょうね。
なぜなら、
ミスがあるのが人間性ってものだからなのかなと思います。
人間て、人間らしさを愛してるけど、恥じてもいるのかしらね。
コンピューターに憧れているのでしょうね。
完璧だから。
コンピューターのように、
感情が無ければ、環境や条件に揺さぶられることなく、物事をこなすことができ、タスクを終えます。
心配ごとないし、寝不足もないし、緊張しないし、
人の評価を気にしないし。
ピアノなら、
自動演奏のように。
再現機器のように。
たんたんと、いつも変わらず安定。
でも、
芸術は、感情を創り出し、それを表出し、感情を受け取り、それが相互に伝わることを喜ぶものかしらと思います。
コミュニケーション。
感情のやりとりって、とても繊細で心を無防備にするもの。
ちょっとめんどくさいもの笑笑
だから、
上手いか上手かの判断を、ミスしないこと、完璧な楽譜の再現ということでするのは、心を使わなくて済みます。
完璧な演奏に
人は、何故感動するかというと、
人間は完璧じゃないのに、そこに挑戦するには恐ろしく膨大な努力が必要ってみんな知っているからなんでしょうね。
でも、それが唯一じゃない。
ミスがあったら、芸術じゃないのかしら
そこを否定したら、私たち生きにくくなります。
だって、芸術って人間性を表すものだから。
芸術がゆるやかに楽しめられる世の中は、
人間性を認められる世の中。
だから、
芸術が多くの人に愉しまれてほしいと思います。
もし、完璧でノーミスな演奏が芸術となったら、
それは、人間性の否定になってしまうから。
芸術を愛することは
人間性を愛すること
ありのままの人間(自分)を愛すること
他人も受け入れること
上手いか下手か
完璧かミスか
というより
相性かもしれませんね
仕事相手でも、完璧求める同僚と働くか
ミスはあっても、気持ちの伝わる相手と働くか
これは好みなのかも知れません。
それもまた、人間なんだと思います。
写真は、
釧路の ソウルフリー
とても美味しい夜のお店