例えば、私がエビだったら
もう、人の評価や態度に振り回されない!
私はいつも、ひとの評価を気にしていた。もちろん自由気ままに生きているときもある。
音楽家として、人に演奏するとき、レッスンを受ける時、演奏を依頼されるとき、、、
いつも、相手が気に入ってくれたか、評価してくれたか気にして、勘繰って、勝手に落ち込んでいた。
私は、クラシックピアノのピアニスト。
一流ではなく、地方でステージ演奏をしている。
上と比べたらきりがない。上の人はまたその上の人と比べているだろう。
人気商売でもあるピアニストは、「上手い」のカテゴリーも広い。アカデミック的にうまくなくたって、人気次第では、「上手い」人になるのだから。
だからこそ、自分の価値や力量に自信が無くなり、凹み、周りの人の反応に振り回されるのだ。
でも、もし、私がエビだったら?
どんなに頑張ったって、相手がエビが嫌いなら、選んでもほめてももらえない。努力しようが練習しょうが、食べてもらっても評価されないのだ。
もしかしたら、伊勢海老はたべるかもしれない。伊勢海老くらいになると、エビが嫌いでも、高価なのはわかるだろう。もし、私が甘エビだったら、刺身には良いが、エビチリにはなれない。
何にでも使えるブラックタイガーが、みんなに評価されて、求められるだろう。
相手の好みやニーズがあるのだし、そもそも、求めてないエビかもしれないのに、美味しいエビになろうと努力するのは、無意味だ。
だから、そもそも、相手がどう評価するかなど、気にする必要はないのだ。
もしも、他人が評価してくれないなどと、気にすることがあれば、
私はエビなんだと思おう。
笑笑