ポン子の歴史②3D化
今回はウェザーロイドの3D化に関する一連の流れについて書きます。
初の3Dお披露目
2012年12月7日、ソラトモパーティーでウェザーロイドの3Dモデルが初公開されました。
【動画内時間】51:18〜54:28
【出演者】石橋さん(左)、井田キャスター(右)
会場は前年と同じニコファーレ。その特徴である壁面モニターやARライブ機能を最大限活用した演出となっています。
ウェザーロイドにとって初めての会話であると同時に、VTuberでいう「3Dお披露目」かつ「初リアルイベント」にあたり、わずか数分間の出演ながら歴史的な瞬間です。
指の一本一本が動いたり、イヤリングが揺れるなど細部までこだわられているのがわかります。全体の動きも滑らかで、今のVTuberさんと比べても遜色ありません。
翌日、番組ではこの3Dお披露目に関する裏話がされています。
【動画内時間】1:21〜9:35
【出演者】村田さん
3Dモデルに関しては
・作成はさぼてんさん(ニコニコからの紹介)
・ニコファーレのモーションキャプチャー技術を用いて動いている
・なので現時点ではニコファーレでしか動けない
とのことでした。
前回のnoteではウェザーロイドの誕生とニコニコの関係についてお伝えしましたが、3Dお披露目についても、ニコニコとの関わりが大きかったことがわかります。
また、
と、この時すでに3DモデルのSOLiVEでの運用に向けて画策し始めていたようです。
話はそれますが、この時ドワンゴでモーションキャプチャーなどの技術を開発されていたチームの方が、現在のバーチャルキャスト(VirtualCast)の開発・運営に携わっていらっしゃるそうです。
バーチャルキャストは、ぽんこつランドでの放送や占い動画でも使われているシステムです(間違っていたらすみません)。
番組内での3D化に向けて
年は変わり2013年元日。視聴者さんからの提案である「ウェザーロイドを動かす」について本格的に話し合われています。
【動画内時間】43:04〜48:52
【出演者】(左から)森田さん、西さん、石橋さん、澤田キャスター、村田さん
実は過去にウェザーニューズでも超高額のモーションキャプチャーを取り扱ったことがあるそう(ミリバーくん)。
ただ、今回はKinectを用いた簡易的なシステムでウェザロを動かす予定とのこと。具体的な開始時期については
という冗談まじりの会話がありますが…
完全3D化
2013年2月4日、ついにウェザーロイドが番組内で3Dになりました。
【動画内時間】37:57〜58:07
【出演者】木島キャスター、村田さん
なんとプレスリリースも出されています。
2Dと比べてただ動けるだけでなく、ウインクをしたり手を振ったりと表現の幅が広がったことで、より親しみやすいキャラクターに。
「アイーン」の動きも見せ(57:25〜)、可愛い見た目でふざけた動きをするのは今も昔も変わっていない様子。
石橋さんが「元旦にノリで言っておいて良かった。」(55:51〜)とコメントされているように、正月の西さんとの会話から1ヶ月後に、本当に実現しているのが驚きです。
音声のシステムに関しては以前と変わらないものの、これ以降の番組は基本、3Dでの出演になりました。
3D化の後日談
2013年大晦日、3D化を軽く振り返る放送があります。特に新しい話はありませんが、ウェザーロイドがSOLiVE内で初めて(?)他の出演者さんと掛け合いをしています。
【動画内時間】42:42〜52:35
【出演者】木島キャスター(左)、石橋さん(右)
お二人と長い時間コミュニケーションをとるだけでなく、チャットを読んだりジャンケンをするウェザーロイド。
そしてこれまた初めてと思われる顔バレシーンも。(51:00〜)
全体を通して、後のSOLiVEナイトのMCを始める頃と雰囲気が似ています。ウェザーロイドと山岸キャスターの関係性も、この頃から現在まであまり変わっていないように思いました。
という言葉でこのコーナーは締め括られていますが、果たしてこの時すでに番組MCの構想はあったのでしょうか。
最後に
ウェザーロイドの3D化に関わるいくつかの場面を、流れと共にまとめました。
内容的に多少の寄り道もありましたが、今回ご紹介した映像もぜひご覧いただければと思います。
読んでいただきありがとうございました。