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牡蠣のおいしい季節。

Rのつく月は、牡蠣の季節。




私の住む地域には牡蠣小屋がたくさんあって、この時期になると何かと牡蠣小屋に集っては焼き牡蠣をたらふく食べ、1年分の亜鉛と牡蠣欲を補充していました。

しかしなかなか人と会って食事をする、ということが難しくなってしまった昨今、牡蠣小屋へも行けなくなってしまい、牡蠣を食べたい欲は募るばかり…。
当たるのが怖くて、一人暮らしではなかなか購入してこなかった牡蠣ですが、今年はスーパーで買っては料理をしています。


牡蠣と菜の花のくたくた煮

ストウブに山盛り菜の花とベーコン、刻んだにんにく、オリーブオイルと白ワインを回しかけ、ぴっちり蓋をして蒸し煮。仕上げにブラックペッパーとお塩をちょっと。
牡蠣のエキスがこれでもかと出ていて、ほろ苦い菜の花とベーコンの燻された香りとで最高。お酒にも合います。

アジアン牡蠣2種

牡蠣と春菊のオムレツと、牡蠣のジョン。

自分の中で台湾ブームが来ていたころ、Netflixの「ストリートグルメを求めて」で見た、台湾の屋台で作る牡蠣のオムレツが美味しそうで真似っこ。
本家「蚵仔煎」ではほうれん草が入るのでしょうか。
ネットで拾ったレシピをもとに、春菊で作ってみましたがなんか違いますね…。
右下のスイートチリ風ソースもなかなかおいしかった。

牡蠣のジョンはコウケンテツさんレシピ。
こちらは韓国料理なのかな。
加熱不足が怖くてやや加熱しすぎていますが、ぷりぷり感があっておいしかったです。

王道の牡蠣グラタン

王道、牡蠣グラタン。
そのほかの具は玉ねぎとほうれん草。
dancyuのグラタン特集に載っていた作り方を参考に、牡蠣は白ワインで蒸してから蒸し汁をホワイトソースに加え、具材とともに混ぜて焼きました。
(ちょうどいいサイズのグラタン皿がなくて、紙のケーキ型で…笑)

グラタンていいですよね、すべてを包みこむホワイトソースの優しさよ。
ホワイトソースを習得して、もっと気軽にグラタンを焼けるようになりたい。


職業柄、ノロウイルスが怖すぎて敬遠してきた牡蠣ですが、
下処理をきちんとして、加熱を充分にすれば何も心配いりません。

ちなみに今回初めて知ったのが、生食用と加熱用の違い。
生食用と表記してあるものは、指定された海域で育ち、出荷前に数日がかりで洗浄浄化したうえ、検査により保健所の厳しい基準をクリアしたもの。
加熱用は栄養豊富な海域で育っているため、身が厚く旨味もたっぷり。
てっきり鮮度の違いかと思っていましたが、そういう訳ではないようです。

私は今回は生食用を使いましたが、
確かにストウブ鍋で蒸し煮にしたらびっくりするくらい小さくなってしまったので、火をしっかり通す煮込みや牡蠣めしなんかは、加熱用の身のふとった牡蠣が向いているのかも。
でも牡蠣のジョンやオムレツのような焼くものは、やっぱり加熱不足が怖いから生食用のがいいのかもしれない。

こういう特性を知った上で、料理によって使い分けるのがいいのかもしれませんね。

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