見出し画像

四半世紀ぶりにTHEALFEEの夏イベに行く話

四半世紀どころではなかった

いや、記憶が正しければ1994年の KING'S NIGHT DREAM以来だから30年ぶりである。
30年経ってしまったので当時の記憶はかなり掠れてきているが、しかしTHE ALFEEの夏イベはずっと行われてきていたのだった。

30年ぶりのイベント参加には、やはりきっかけがある。
彼らの50周年記念イベントである、というのがもちろん一番大きな理由だがその「50周年イベント」にリーチできたのもその数年前からファン復帰を果たしたからであり、そのまたきっかけは友人との再会だった。
そう、30年前に一緒に夏イベントに行った友人である。

ひょんなことで再会し、きっちり老け込んだ我らは、時間のロープを揺らしたり引っ張ったりしてエピソードを拾い、お互いの状況を把握した。ともに最大の懸念は親の介護と自らの老後、そんなお年頃である。

昔のことはよく覚えている

THE ALFEEの夏イベントの参加記憶で一番古いのは1986年、TOKYO-BAY-AREAだ。
あの、お台場という名もまだない13号埋め立て地をともに踏み固めた夏イベントが、その友人と初めて顔を合わせた日でもあった。人の頭の間から豆粒のような彼らのシルエットを見て、大興奮だった。当時はそれぐらい彼らのライブチケットは手に入らなかったのだ。

時間のロープにはアルフィーの活動歴という目盛りがついており、TOKYO-BAY-AREA以降の一緒にイベント行っていたころの話は思い出しやすい。アルバム名やそのころに好きだった曲名を出せば、自分が何をしていたかもセットで蘇るという素晴らしさだ。

最近はこんなありさまだが、でも

ファン活動から離れるとその目盛りはなくなってしまい、21世紀に入ってからのTHEALFEEのアルバムについてはリリースの順番もあやふやだ。復帰してから聴いた最近の曲でも好きなものはある。でもその曲名がぱっと出てこないのが30年ぶりの我らである。
「アレ」という名のマイフェイバリットソングが、時間のロープの手元ちかくには複数くっついている。

昔のようにバッキバキの目盛りを刻むことはできないが、50周年夏イベント参加した、というのはおそらく死ぬまで残るだろう。できれば走馬灯にもばっちり登場してほしい。
未来は俺たちのためにあると信じることはもうない私だけれど、今も夢を叫んでいる彼らとともに、夏祭りを楽しんできます。

#THEALFEE
#アルフィー
#50年目の夏祭り