キャスティング練習(ツーハンドスペイ編)pt1
今回はツーハンドスペイ。
タックルはKⅡの14ftロッドにミッドベリーライン。
シューティングヘッドでのキャスティングがいまいちコツが掴めないでいたら、
マスターに「その前に、ミッドベリーでスペイの原理と基礎を覚えた方が良い」と言われ、難しそうだけど挑戦することにした。
pt1といいつつ、このキャスティングを教わるのは2回目。
ここまでの反省点と感じた事をまとめようと思う。
分析ポイント
分析基準のマスターから教わっているポイントのまとめ
1.左手、右手、頭を点で繋いで正三角形を作り、キャスト中はキープする
この形がブレるとロッドの動きもブレる
2.膝を曲げて、腰で90度ちょいボディターン
同時にローンチポジションまでロッドを上げておく
重いミッドベリーラインは全身でコントロールする
3.アンカーはターンした後、目先(ロッドの長さ分くらい)に落とす
しっかりアンカーが落ちたことを目で見て確認してから次のアクションをする
ここので焦らないで待つことがかなり重要
アンカーポイント、アンカーを打つタイミングがずれるとアンカー抜け、またはラインが余分に着水してしまう
4.腰でロッドを担ぐようにして左手を使ってバットを曲げてシュート
この時、右手はほとんど力を使わない。
いざ分析
動画を見ながら各ポイントに対しての分析。
まずはポイント1の三角形について。
動画では少し小さくてわかりにくいが、ほどほどにできている気がする。
ボディターン時に若干ブレてるか?
ポイント2のボディターンについて。
膝が伸び気味で、ボディターンが硬い。もう少し膝を使って体を回したい。
ポイント3のアンカーポイントについて。
動きに慣れてきてからは、落ち着いてアンカーが落ちる瞬間を見て確認できるようになった。それと同時にローンチポジションを上げて待つこともできるようになった。
ポイント4のシュートまでのアクションについて。
感覚的には徐々にコツを掴んできたのを感じた。
動画を見ると三角形はそれなりにキープできていて、左手を引くことでバットを曲げている。
まだ動きを意識しすぎて左手の引きが弱いが、体が流れを覚えたら徐々にコントロールできそう。
気づいた事・意識していること
ツーハンドスペイを教わって練習してるうちにいろんな事に気づけたし、どこを意識すれば良いかが少しずつわかってきた(気がする)。
全ては書ききれないが備忘録として残しておく。
・1回目の練習でやったこと
マスターから教わった事をポイントごとに分解し、一つの動作ずつ動きを体に理解させた。
【ロッドの持ち方】
右手はグリップを握らずに指に乗せるだけ
左手でコントロールすることを体に覚えさせた
↓
【アクション①】
ラインを剥がして三角形を作る動作
ゆっくりロッドを上げてラインを静かに水から剥がす
↓
【アクション②】
膝と腰を使ったボディターン
この時点では余計な動きが増えないように、三角形を作った腕はそのまま肘も体につけたまま、アンカーが落ちるとこまで目で追う
↓
【アクション③】
シュートまでの動き
柔道の背負い投げのイメージで、ロッドとラインに乗った重さを担ぐようにして投げる
このときもっとも重要なのが、両手と頭の三角形をキープしたまま左手を腰に打ちつける気持ちでロッドを振る
・左でコントロール、右手は添えるだけ
以前からマスターに「キャスティングは左手が重要」と言われてはいたが、シングルハンドではいまいちピンときていなかった。ツーハンドを始めてからその意味が少しずつ見えてきた。ツーハンドのキャストで右手をギュッと握ってしまうと余計な力が入ってしまい、ロッドも余計に振ってしまう。あんなに大きなロッドでも右手は人差し指と親指で支えておくだけでと十分キャストできた。あくまで左手でコントロールして左手で投げるということを意識すると、腕も疲れないしキャストも安定する。
・「丁寧に」の重要性
これも1番最初から言われていたが、本当に最重要ポイントだった。
ラインを水面からはがすときも、ホールをするときも、スペイをするときも、一つ一つの動作を落ち着いて確実に行う。飛ばすためにどうしても力んだり、動作を早くしてしまいがちだが、それはフライのキャスティングには逆効果になってしまう。綺麗なキャスティング、飛距離を出すためには全身を柔らかく使う事が大切。力を入れるというより、力を乗せるイメージ。
・体とロッドを一つの物として考える
シングルハンドや軽いタックルだとある程度上半身だけで振れてしまうが、ツーハンドをやってみると全身を使わなければキャスティングができないので足からロッド先までの動作をうまく連動させる必要がある。その時のイメージとして体とロッドを一つの物(一本のしなる棒など)として捉えると、一つ一つの動作の効果がわかってきた。
などなど、他にも文章化できる度ではないがマスターに教わってきたポイントがそれぞれつながって線になってきた。
違うキャストでも、原理の根本はほぼほぼ似ている気がする。
数時間投げっぱなしのキャス練も疲れるが、分析して文字にする作業も疲れる。