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麻生太郎「政治に無関心は悪いことじゃない」とガンダム運転手「暇なんだね」
自民党の麻生太郎副総裁は2023年3月12日、千葉県八千代市での街頭演説で、日本は他国と比べて国内情勢や治安が安定しているとして「政治に関心がないことは決して悪いことではない。 健康なときに健康に興味がないのと同じだ」と持論を述べた。
この発言に対し山添拓議員は否定的なツイートを投稿した。
山添 拓さんはTwitterを使っています: 「政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国です」と自民・麻生氏。 政治への関心を示すための時間も心のゆとりも持てないという人がどれだけ多いと思っているのか。 政治に関心を持ちアピールする声を、自民党政治がどれだけ握りつぶしてきたことか。 https://t.co/QiRsAwVTfU / Twitter
麻生氏も山添氏も日本の有権者は政治に無関心な人が多いという点では一致している。
麻生氏は「あからさまな悪政が行われている国に住む者は日々を生きてゆく過程で不可避的に政治に関心を抱かざるを得ない。多くの割合の国民が政治に無関心でいられるというのは良いことだ」と考えているのだろう。
一方、山添氏は「ブラック企業などに勤めていて政治への関心を示すための時間も心のゆとりも持てないという人」などを念頭に置いているのだと思う。
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私はガンダムに詳しくないのだが、『BLEACH』に詳しくない人でも「一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」という科白は知っていたりするように、私も「マフティーって人は暇なんだね」という科白は知っている。
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この科白を解説している記事にあるように、タクシー運転手はマフティーを暇人とみなしていたが、『地球帰還に関する特例法案』が可決され一番苦しむことになるのは、地球に居住し、連邦政府の閣僚のような特権を持たず、マン・ハンターから身を守る武力も持たないタクシー運転手のような一般市民のアースノイドであった。
だが、日々の暮らしが忙しすぎる人の場合は、政治への関心を示すための時間も心のゆとりも不足していることも多い。それゆえタクシー運転手がマフティーを暇人と感じてしまっていたのも自然なことだったのかもしれない。
個人的には「政治に関心がないことは決して悪いことではない」発言はどの観点に着目するかによって賛否が分かれるように思う。