「客の9割は風俗嬢」ホストクラブに通う女性ほど「風俗落ち」してしまう“恐るべき理由”への私見
「客の9割は風俗嬢」ホストクラブに通う女性ほど「風俗落ち」してしまう“恐るべき理由”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース (archive.md)
ホスト産業の闇が窺える記事。
客は一度決めた担当ホストを変えることができない仕組みとのことだが、もしその担当ホストへの好意が冷めた場合はどうなるのだろうか。店側からすれば、客の担当ホストへの好意が冷めた瞬間にその客が来なくなって儲けが一気に出なくなってしまう気がするのだが・・・。
筆者はそもそも女性ではないしホストクラブに行ったこともないので客の心理を詳細に把握している訳ではないのだが、永久指名という制度のある店に通う意義やメリットは、どの程度あるのか不思議に思う。
「売掛金まで店が面倒を見ることになると商売として成り立たない」とあるが、そもそも社会全体にとってホスト産業という商売が成り立つ必要性はあるのだろうか。
一般企業の営業課の社員は可能な限り契約を取ろうとする訳だが、代金の回収は経理などが中心となって行われているケースが多い。ホストが個人事業主なのか労働者なのかは兎も角、契約を取った者自身が代金の回収に本腰を入れているとは言い難い職場は山ほどある。
また、三井越後屋などによる「現金掛値無し」という現金払いが台頭するまで伝統的に日本では売掛がメジャーな金銭取引であった。「売掛というシステムがある限り、その責任をホストが持つことは当然とも言える」とあるが、ホストという産業は清掃業者や介護職の方々などと違って存在しなくても社会が回る。ホスト産業の存在自体、冷静に考えれば必然でも当然でもないように思う。
記事によると、田口の店で働いているホストはルールよりも金儲けを重視する者が多いようだ。
ホストの客は金満の中年女性や高齢女性も多いのではと感じるが、記事の文面を読んだ限りでは、客の9割は風俗嬢であり、残りの1割はOLであるらしい。
言うまでもなく、「ホスト産業に染まった人の感覚」と「ホスト産業に染まっていない人の感覚」は異なる。「OLの感覚はホス狂いのそれとはまだ違うため、その一言で一気に冷めて店に来なくなるかもしれない」とあるが、無論それはOLの感覚が狂っているのではなく、ホス狂いの感覚が狂っているに過ぎない。
OLということは成年年齢をとうに超えている女性が大多数を占めているはずである。成人女性にもなって「乙女」心というのは精神的に幼稚すぎると感じる人もいそうではある。
「ホストとしての自分に自信がないことの裏返しですから」と田口は言うが、そもそも、その自信は果たして必要なものなのだろうか?ホストとしての自分に自信を持つくらいなら、転職して真っ当な職種につくようになった自分に自信を持った方が遥かに健全だと思う。
真っ当な職種には様々な定義が挙げられるであろうが、少なくとも「多くの女性を経済的に破綻させるような仕事」を真っ当な職種と呼ぶのは無理がある。
最後になるが、ヤフコメ欄を覗くと非常に不穏なコメントがあった。
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