六道慧の花暦 2022年7月(1)
今月、初めてのブログは、悲しいお知らせになりました。『御算用日記』『御算用始末日記』(光文社)、『新・御算用日記』という一連の御算用日記シリーズの、カバーを描いてくださっていた村上豊先生が、7月22日。虹の橋を渡られた由。
悲しくてなりません。村上先生とは、一度だけですが銀座の服部時計店で開催された画展のとき、当時の光文社の担当編集者とお邪魔して、ご挨拶いたしました。絵の雰囲気そのままの、あたたかくておやさしい感じの方でした。お目にかかれた嬉しさで、胸がいっぱいになったのを憶えています。
村上先生は、私の『御算用日記』を読んだとき、「資料をよく読み込んでいて、じつに面白い!」と言ってくださったそうです。担当編集者から聞いて本当に嬉しかった。励みになりましたし、今も心の支えにしています。
もっと、もっと、たくさん描いていただきたかった。残念です。徳間書店の担当編集者も「3、4カ月前にお電話でお話ししたときは、お元気そうだったんですが」と驚いていました。
心よりご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。寂しくなりますね……。
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