カオナビについて
前職で経験したことろそろそろ忘れそうになってるので、思い出しついでに記事化しておこうと思います。忖度はなし!
第7弾はカオナビです。
カオナビとは
人事情報だけでなく、当人のスキルや経験値も可視化して人材の適正配置や人材育成に活用できるタレントマネジメントシステムになります。
導入の経緯
いつの間にか入ってましたので経緯はちょっと覚えていないんですよね…。
大体社員情報(名前、メールアドレス、顔写真、所属、異動履歴、任意で入力された自己紹介)は網羅されていました。
また、人事評価やエンゲージメントサーベイも機能としてあったので活用していた記憶があります。
導入してよかった点
入社後の顔と名前確認に便利
会社で入社時に作成する社員カードのため、証明写真みたいな感じで写真を撮っていたので、その画像を流用して社員情報を登録していました。
当時200名程度の規模でも新入社員からすれば膨大な情報量なので、「とりあえずここ見てもらえれば顔と名前がわかるよ!」と雑に案内できたのはよかったです。
人事評価もまとめられる
人事評価も入力から評価まで全てカオナビで行っていたので、振り返りなどは簡単でした。
導入してからわかった不満点
社員番号が絶対
これは会社の運用というよりはカオナビの仕組み的な問題かなと思うんですが、社員情報を登録する際に入力する社員番号が基本変更できずユニークキーとなっていました。
そのため、嘱託社員が正社員になったりすると社員番号が変わるため、毎回すべてのデータを一回エクスポートして手作業でつじつまを合わせ、またインポートするという面倒な作業が発生していました。
システムで重要な情報は裏で持っておいてほしいですね…。
退職社員の情報の取り扱いが面倒だった(過去形)
これは在職中に改善された部分ですが。
従来は料金体系が人単位でしたので、退職社員の情報も課金していました。(流石に退職即削除はできなかった)
しかし、今では退職社員を別枠として安くデータを保持できるようになっているので、その辺りは実態に即した料金体系になっているのかなと思います。
最後に
まぁ割と人気のシステムなので目立った不満点はないのですが、導入時に気をつけないといけないのは「この手のシステムは経営層がしっかり使いこなさないと費用対効果が薄い」ということでしょうか。
上の画像にもありますが、経営層が人事戦略を練る上で必要な情報を一元管理し、その結果業績を上げるというのが大筋なので、家電のように買って終わりじゃないんです。
この辺りが理解できているかどうかで大分違うでしょうね。
以前の職場は上に書いた通りなので外から見てて使いこなせているとは思えず、人事担当も権限周りを把握できてないのを理解しようとするよりもFileMaker Proでセンシティブ情報を管理するという二重管理を行っていました。
大変なのよーと言いつつも改善する気はなかったので、向上心のない経営層、社員は会社の成長をしらずしらずの内に阻害している良い例かなと思います。改善を促そうにもシステム周りを既にこちらが肩代わりしているので概念すら学ぶ気がない人はちょっと…。