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パルステ特別企画 SHUFFLE TALK ① 亥北コウ&熊井生来

世間を賑わせている人気アイドルグループであるParfisoとStelight Flush!(Xプロ所属)。
そんな彼らの意外な一面に迫るスペシャルトーク企画、第一回はParfisoの亥北コウとStelight Flush!熊井生来でお送りします。

熊井 : よろしくお願いします。

亥北 : よろしく。

熊井 : どうぞお手柔らかに……

亥北 : 面談みたいな雰囲気にするのやめてよ。
        ……まあ、雑談はこれくらいにして。
        質問に答えていくんだっけ?

熊井 : この先もずっと雑談ですけどね(笑)
        じゃあまずこの質問から。

Q. アイドルになったきっかけは?

熊井 : 定番ですね。先輩、どうですか?

亥北 : 僕は社長にスカウトされたからかな。
        元々は医師になろうと思っていたん
        だけど、音楽はずっとやっていたし、憧れ
        もあったから。英良が一緒にやってくれる  
        ならアイドルを目指そうと思って。

熊井 : めっちゃびっくりしましたよ。「コウ先輩  
        とみつ先輩がアイドル!?」って。

亥北 : それを言うなら君もアイドルっぽくない
        じゃない。熊井くんはどうしてアイドルに
        なろうと思ったの?

熊井 : 俺は……これちょっと言うの恥ずかしいん    
       ですけど……友達が勝手に申し込んでて。

亥北 : そのポジション、君なんだ。

熊井 : 俺も奈是の方がこのエピソード似合うと
        思うんですよね。まあ勝手に応募してたん  
        あいつなんですけど。

亥北 : それでそのままアイドルやってる方も
        やってる方だけどね。


Q. 相手への初対面の印象と今の印象は?

熊井 : うわ、気まず。

亥北 : 何?言いづらいような印象ってこと?

熊井 : いや……初対面の印象ね。怖かったです。
        僕、学生時代はずっと生徒会やって
        たんですけど、亥北先輩はあまり僕のこと
        好きやなくて……(苦笑)

亥北 : 君自身が嫌いだったわけではないよ。
        いい印象もなかったけど。

熊井 : ”後輩いびりのParfiso”って言われますよ。

亥北 : 君も結構生意気だよね。今の印象か……
        思っていたよりも強かでめんどくさい。

熊井 : それって褒め言葉なんですか?

亥北 : 褒め言葉。はじめは自分の意思がない子だ
        と思っていたけど、本当は色々考えて
        動いているってわかったから。
        あと、僕たちに生意気な口利くのも、
        僕がそれを許してるのも君くらいだよ。

熊井 : 怒られないライン狙ってますからね。
        ……え、大丈夫ですよね?本当、
        ムカついたら言ってくださいね……

亥北 : 生意気なこと言うくせに弱気だな……

亥北 : 逆に僕の印象ってどうなの?悪口でも、
        今日は怒らないことにする。

熊井 : ほんまに怒りませんか?せやなあ……
        なんというか、己の美学がありますよね。
        亥北コウと芸術を形成する全てのものに
        妥協しない。揺るがなくて、厳しくて、
        どうしようもなく美しい。
        それらは僕には絶対描けないものですし、  
        尊敬してます。

亥北 : ……真面目に褒められちゃった。
       僕も熊井くんのことすごいと思ってるよ。
       感情の小さな変化とか、そういう生きた
       繊細なものを丁寧に拾える。
       ステライの歌はどれも優しくて温かくて、
       寄り添ってくれる感じがするよね。

熊井 : ……え、え~~…?褒めてもなんにも
        出ませんよ。喜ぶだけで。……ありがとう
        ございます。

Q.パルフィ・ステライの仲について

熊井 : これまた気まずいものを……!(笑)

亥北 : Parfisoは仲悪いよ。僕達というか、僕と
       彼がだけど。英良とはそれなりに楽しく
       やってるし、彼らはすごく仲良いよ。

熊井 : 三瀬先輩のこと頑なに呼びませんよね。

亥北 : 事務所公認不仲だから。

亥北 : 逆にステライは本当に仲が良いよね。
        最近は沖縄に行ったんだっけ。

熊井 : 四人部屋でね。倫はめちゃくちゃUNO
        強いんですよ。豪運。

亥北 : 僕達からは到底聞けないセリフだ。
        Parfisoはロケの時絶対違う部屋取るよ。

熊井 : 適度な距離も長くやっていく秘訣なのかも
        しれませんね。

亥北 : ステライはそのままでいてほしい。

Q.お二人の意外なエピソードをひとつ。

亥北 : だって。何かある?

熊井 : なんだろう。方言の話とかどうですか?

亥北 : いいね。僕、方言とかそういうのが
        好きで、熊井くんや松木くんにたまに
        セリフ読み上げしてもらってて。

熊井 : そうなんですよ。今は敬語なんでまだ標準  
        寄りやと思……そんなことないか。まあ、
        いつもはもっと砕けた話し方してて……
        それが良いらしいです。

亥北 : あれ好き。「~やん」ってやつ。

熊井 : 「しやん」とか「できやん」ですか?
           あれ、奈是は言わないんですよね。

亥北 : 人によって違うのも面白い。敬語じゃ
        なくていいから、僕にもタメで話してよ。

熊井 : たしかに、倫はタメ口ですもんね。
      「コウ先輩が「こっちがいい」って言って
        た!」って聞きました。
        まあ、俺はしやんけど……

亥北 : 中々折れないね。今日のところは今の
      「しやん」に免じて許してあげよう。
        後は君が酔ってる時にでも聴くよ。

熊井 : 酔……え?知らん、何のことですか…!?


Q.今後相手とやりたいことは?

亥北 : 二人でやりたいことか。これ、僕は決まっ
        てるよ。

熊井 : おっ、そうなんですか?なんだろう。

亥北 : うん。熊井くんが脚本、僕が作曲で歌劇を
        やること。

熊井 : ハードル高っ!でも面白そう。

亥北 : 演奏は案理と英良と、英良のお母様に
        やってほしい。

熊井 : ほんまにプロの方々じゃないですか。
        僕にはちょっと荷が…これ、前にも思った  
        ことあるな。

亥北 : 歌詞提供の時?

熊井 : そうそう。昔パルフィさんの楽曲制作の
        お手伝いをさせていただいたことがあるん  
        ですけど、あれはめっちゃ緊張しました。

熊井 : 「間違えちゃいけない」みたいな…(笑)  
        コウ先輩からそう言われたわけでは
        ないんですけど、自分の中で思ってて。
        なんせ、コウ先輩とみつ先輩のParfiso
        ですからね。半端なものが許されるはず
        ない。コウ先輩から依頼を受けた時は
      「なんで?」って感じでした。

亥北 : 僕は、君ならParfisoを崩さないと
        確信していたから頼んだんだよ。
        実際、君が作詞した『Romeo』は僕の
        好きな曲のひとつだし、評価も高かった
        でしょう。英良も気に入ってた。

熊井 : 今はもう笑い話にできますけど、
        歌詞を書いている時は「やばい!」って
        焦りがすごかったですね。自分の表現より
        Parfisoの世界観を崩さないことを優先
        したいと思いつつ、それだとただ劣化版を  
        焼き増ししただけになっちゃうから……

亥北 : 『Romeo』はそこの折り合いの付け方が
        上手くできてるよね。また他の曲も書いて
        ほしいくらい。あと、逆に僕もステライの  
        曲を作ってみたいな。

熊井 : えー!めっちゃお願いしたいです。

熊井 : 次は僕ですね。これはどちらかといえば
        プライベートの話なんですけど、
        コウ先輩と美術館行ってみたいです。
        あとアフタヌーンティーも。

亥北 : いいね。ああいう所は基本ひとりで楽しみ
        たいんだけど、熊井くんって多分展示物を
        隅から隅まで見ないと気が済まないタイプ  
        でしょ。僕もそうだからお互い気兼ね
        しなさそう。

熊井 : まんまそれです。説明も全部読みたい。

熊井 : えっ、めちゃくちゃ行きたいな、美術館。
        どこの美術館にします?

亥北 : せっかくだし、ルーブル美術館行こうよ。

熊井 : ルーブル!?僕、フランス語無理ですよ。

亥北 : 僕もそこまで喋れないけどね。ああ、あと  
        久しぶりに大英博物館も行きたい。

熊井 : 僕はどっちも……というか、海外行った
        ことないんですよね。行ってみたい。

亥北 : 行っちゃおうか。本当に。
        僕たちって変な所で行動力あるし、
        何とかなる気がする。
        いけるよ、本場のアフタヌーンティー。

熊井 : 好奇心に抗えない……かなり本気で
        行きたいですね。ああ、フランスなら
        みつ先輩もお好きなんじゃないですか?

亥北 : 好きだろうね。彼の場合はもう好きを通り
        越して行き慣れてそう。        

熊井 : 確かに。


Q.相手に挑戦してほしいことは?

熊井 : 挑戦というかなんというか、コウ先輩の
        テイストで聴いてみたいなってものが
        ……お気に召すかはわかりませんけど。

亥北 : 別に怒ったりしないよ。気になる。

熊井 : 和風の曲が聴いてみたいな~と。
        先輩、学生時代には華道をされてた
        じゃないですか。普段はクラシックや
        中世ヨーロッパあたりのイメージが
        強いですけど、そういった和っぽい感じも
        似合うんじゃないかと思って。

亥北 : なるほどね。琴と日本舞踊なら少し
        習っていたことがあるよ。
        Parfisoの曲に取り入れたことはなかった
        けど、たしかに面白いかもね。
        少し違うことに挑戦してみようかと
        思っていたし。

亥北 : 熊井くんに挑戦してほしいことか。
        そうだな…君らしさを表に出すことを
        あまり恐れないでほしいかな。
        君って意外と、趣味で書いた文章は
        シリアスなものが多いでしょう。
        そういう路線の曲もたまにはいいん
        じゃない?僕、君が書いた小説と脚本
        結構好きだよ。

熊井 : なるほど。……待って。小説と脚本?

亥北 : 熊井くんが高校と大学で書いてたやつ。

熊井 : なんで知ってるんですか!?!?        
        えっ……演劇サークルの?

亥北 : うん。僕、君の大学の学芸祭行ってた
        からね。そこで。

熊井 : ああ…みつ先輩と同じですからね、大学。
        そっか……え、なんか恥ずかしいな……
       
亥北 : よかったよって言ってるのに。そういう
        ところだよ。

熊井 : ……では、宴もたけなわですが、この辺り
       で終わりにさせて……

亥北 : 誤魔化した。

Q.最後に一言。

熊井 : コウ先輩とこういう場で話すのは初めて
        だったので、めっちゃ新鮮でした。

亥北 : 僕ら、あまり仕事被らないしね。
        今回の対談で、いつものスタジオでの
        会話1年分くらい話した気がする。

熊井 : それ、いつもが喋らなさすぎなだけでは…

亥北 : そうだね。トークはほとんど英良か彼が回  
        してるから。今日は僕や熊井くんのことを
        より知ってもらえるきっかけになったん
        じゃない?

熊井 : パルフィファンのみなさんに怒られない
        かな。かなり生意気なことを色々と……

亥北 : 大丈夫でしょう。じゃあ、この辺りで。

熊井 : ありがとうございました。

亥北 : 今日言ったこと、全部本気だからね。

熊井 : (笑)

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