Patch11.12 6/19~

競技シーン備忘録シリーズ

MAD vs Exel。11.12でバフされたヘカリムが登場したが、試合は両ミッドレーナーの熾烈な争いが焦点。オブジェクトファイト前にULTを使って有利なポジションを作り出そうとするHumanoid、試合中に対応し始め集団戦でとてつもないパフォーマンスを発揮するnukeduck。春は後半に大失速したXL、トップのKryzeやADCのPatrikとタレントは揃っているし期待したい。

LNG vs RNGの1戦目。LNGはJDGとFPXに競り勝ち、良い流れでMSIチャンピオンのRNGと戦う。一方のRNGはハードスケジュールの影響か、Metaへの理解度や個々の選手の不調が目立つ(特にJGのWei)。この試合はRNGが赤側の最初の二つのPickでランブルとセトを取ったあとの、LNGのジンクスとスレッシュのPickが疑問手だったし、さらにはダイアナを選択したことも理解が及ばなかった。ただそれは自分がダイアナの運用方法を理解できていなかっただけみたい。Tarzanの凄まじいダイアナを観てほしい。

LECのWeek2注目の試合。期待通りレベルが高く、速いテンポの仕掛けで先手を取った方が勝つ展開が続く。RGEの中心はBot DuoのHans samaとTrymbiで、特にTrymbiは高い個人技と殺意でがつがつと仕掛けていく。一方のG2はJankosが序盤はファームを捨てながらテンポを作り出していく。中盤以降はレーンの主導権を握ったらそれを活かしてサイドレーンでファームしている敵を捕まえる。そのスピードと決断力たるや生半可なものではない。RGEとG2の強さが現れた試合だった。

LCSのWeek3、2位の100Tと9位のCLGの対決。100TはMidにAbbedageを補強し万全のチームに、一方のCLGは春と違いスタートからBroxahを起用できる状態だがWeek1の試合運びがあまりにも拙かった。この試合ではCLGが早めにカリスタを抑え、さらにジャングルにヴァイを選択する。今までのCLGでは考えられないほどアグレッシブかつ正確な連携で試合を進めていく。Pobelterが最初に買ったアイテムがガリオでソーサラー靴というのも興味深かった。CLG復活の兆しだろうか?

同じくLCSのWeek3から、現在首位のTSMとMSIに出場したC9の試合。TSMは今年大型補強を行い、MidにPoE、SupにSwordartを獲得した。春は連係不足から期待以下のパフォーマンスに終始してしまったが、夏はWeek1から良い連携を発揮している。一方のC9はMSIを終えてからLCSまでほとんど準備時間がなかったことからかなり苦しんでいるようだ。この試合でもBlaberとPerkzの間のコミュニケーションエラーが気になった。最初のGankは見事だったのだが、それ以降の動きが噛み合わなかった。


気になったチャンピオンはカリスタ。LCKでは開幕当初からかなり好まれてPickされていたが、徐々にLECやLCSでもPickされるようになってきた。相手のジャングルがランブルだった場合に積極的にPickしているように見受けられる(対ランブルの試合が6試合、勝率83%)。ただノーチラスのような確定CC持ちがMetaに存在するのでドラフトの難しさがあり、全チームが積極的に取り入れるほどではないような気がしている。

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