Patch11.13 7/7~

競技シーン備忘録シリーズ

TES vs V5の2戦目。TESはEDGに勝ち上り調子、一方のV5はいまだ勝ち星無しの苦しい状況にある。この試合のドラフトではV5がダイアナ、カミール、ジグスと取り、後衛に対して高い攻撃力を誇る陣容にする。それに対してTESはべた足のコグマウを選び囮戦略を実践する。LPLではV5が選択したような後衛を狙い撃つ構成に対して敢えて目的となりやすいチャンピオンを選択して敵の行動を誘導する戦略が確立されている。Jackyloveの見事な囮っぷりを観ていただきたい。

SN vs OMGの1戦目。OMGはダイアナとヤスオを組み合わせた集団戦構成で、一方のSNはリーシンとアリスターを当ててカウンターを狙う。OMGの構成はULTがとても強力で、3人以上巻き込むことができれば勝てるというシンプルなもの。それに対してSNは丁寧に分散しながら場面場面で急所となる選手をSofMが捕まえていく。SNの見事な対集団戦構成の動きを観てほしい。

同じ日に行われたLGD vs FPXの1戦目。FPXはCrispが体調不良のため休養、Nuguriはパフォーマンスの低下が影響したかサブへ降格。代わりにアカデミーからTopの選手を昇格させ、BotはLwxがサポートに回りアカデミーのADCを昇格させた。そんな中で大活躍したのがDoinb。Doinbといえばパンテオンやクレッドといったファイター、今シーズンはリーシンの印象がとても強いと思うが、昨シーズンからMageを使った集団戦構成も得意としている。この試合ではオリアナを使い、Viegoを使ったTianとあわせながら良いパフォーマンスを発揮している。Doinbの違った一面を観たい方はこちらとあわせて是非。

WE vs LNGの1戦目。WEとLNGは両者ともに2連敗中で、是が非でも勝利が欲しいところ。LNGがリーシンを優先してPickしたことに対してWEはヴィエゴとグウェンをPickする。このグウェンの活かし方が面白く、11.13になってからランブルのジャングル運用がほぼなくなった影響で魔法ダメージ系のジャングラーが1体減ったことをうけてグウェンをジャングル運用するチームが増えてきた。今回のWEもそう運用したのだが、グウェンがフラッシュを持たなくてもいいことを活かしてTarzanのダイアナ対策でイグゾーストを持ったことが新しかった。イグゾーストとスマイトをもつグウェンは他のチームも取り入れるかも?


気になったPick、というかBanはサミーラ。上で取り上げたSN vs OMGの試合だけでなく、その日のLPLの試合すべてでBanされていたのが気になった。調べてみるとLCKやLCK Academy、LCSのほうで何度かPickされており結果を残している。新たなBotの選択肢になるだろうか?

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