音ゲー専用キーボード「DOIO KBGM-H10」で快適にPC音ゲーをたくさんプレイしよう、もったいないから

「専用キーボード」、いい響きだぁ…

専用ということは、ことデバイスにおいてはある特定の目的だけに使われるということであり、それ以外には使わない(使えない)ということです。

ぼくはなにかを始めるとき形から入るタイプLv.100なので、「○○専用××」という概念が好きです(フリマサイトは除く)。
それを買えば一気に形がそれっぽくなるし、簡単にあとには引けなくなるからです。

実際はなにかを初めて1か月もたたないうちに、よくあとに引いています。これが文字通り金の無駄ってやつです。ワハハ。

最近個人的に音ゲーが熱く、「DJMAX RESPECT V」とか「EZ2ON REBOOT : R」とかやっています。うまくはないです。
音ゲーを快適にプレイしていくために、今回は音楽・リズムゲーム専用キーボード「DOIO | KBGM-H10」(以降、KBGM-H10)を買ってめちゃくちゃ形から入っていこうと思います。

要約

  • キースイッチは(多分)Kailh Deep Sea Silent MINI、めちゃくちゃ静か

  • キー配置がエルゴノミック、使いやすい

  • OLEDディスプレイやVIA設定はちょっと気になる


DOIO KBGM-H10 とは

DOIOが販売している『Audio game mechanical keyboard(公式サイトより)』です。
まあ音楽・リズムゲーム専用キーボードということでよいでしょう。

DOIOといえば、少し前に「KB16」というマクロキーボードが左手デバイスとして少し流行っていたと記憶しています。ぼくはクリエイターではないので、ノブとかもらっても使いこなせない自信があったためKB16は買いませんでした。めちゃくちゃ欲しかった、買う前から使わないと思ってたのに

概要

中央上部の枠はOLEDディスプレイです。設定はできなさそうで残念

左右対称配置のキーボードであるのが見た目の特徴でしょうか。キー17個とボタン7個を搭載しており、レイヤーが最大9つ設定できます。
キー、ボタン、レイヤーはすべてVIA(※)を通してカスタマイズ可能です。

(※)
VIAとは、QMK対応のメカニカルキーボードのキーマップを変更できるアプリのこと。
QMKとは、キーボードにキーマップを保存しておけるようなファームウェアのことだそうです。
最近の高いキーボードはこうらしい、便利だね ぼくもさっき調べて知った

見た目・重さ

表面アルミニウム、裏面アクリルですが安っぽくはないです。でもめちゃくちゃ高見えするわけでもないです。
カラーバリエーションが結構あります。黒地味だったかも。オタクは黒が大好きだからしょうがないね

重量は正直軽いですが、裏面にはすべり止めもあるので動いて困るというのは今のところありません。

無駄にバチバチに光ります。ゲーミング~

キースイッチ

公式サイトによると、Gateronのロープロ銀軸っぽいのとKailhのDeep Sea Silent MINIっぽいのが選べるらしい。
購入した理由が『今のキーボードがうるさい』だったので、より静かそうなDeep Sea Silent MINIっぽいのを選びました。キーキャップ外してみましたが一応それっぽいスイッチはついてます。
(っぽいと言っているのは、別にスイッチを外して確認したわけではないから、念のためです)

ホットスワップ対応なのでスイッチが壊れても大丈夫そうです。

機能

レイヤー9つのうち、4つは特定のゲームに対してキーマッピングしてあり、中央のOLEDディスプレイにゲームのロゴマークが表示されます。

設定されているのは「DJMAX RESPECT V」「MUSE DASH」「osu!」「TAPSONIC BOLD」の4つです。DJMAXとMUSE DASH以外エアプなんですが、ゲーム側でキー設定すればよくない?

結局キーボードはDJMAXの設定で、あとはゲーム側で設定変更して全部遊んでます、なんか気持ちわるい。

どうせならOLEDの表示を設定させてくれればめちゃくちゃよかったのになと思います。

キーとは別にあるボタンですが、デフォルトで上下左右/Esc/Tab/レイヤー切り替えです。
マッピングは変えられるけどそのままでも便利かも。

価格

ちなみにAliExpressで12,000円くらいで買いました。

キーマップが自由自在なので、「使いようによってはHitboxのような使い方ができるかもね、オトク!」と思い込んで買いました。オトク!



絶対にHitboxとしては使われないままこのキーボードはその一生を終えるでしょう。もう、自分に嘘をついて生きていくのはやめよう

そもそも左右・上下同時押しでニュートラルにならない(未確認)から格ゲーで使えないしね


他製品(GAMO K28)との比較

これまでは「GAMO | K28」(以降、K28)を使っていたので、KBGM-H10と気になったところだけ比較したいと思います。

大分前に買ったので、PC音ゲー熱が返ってくるまでは普通にほこり被ってました

サイズ、外見

  • 重さが K28 は 970g に対し、KBGM-H10 は 360g しかない。
    いいと取るかわるいと取るかは人によるかも、ぼくは軽いほうが動かしやすくていい

  • K28 は固定で傾斜がついているが、KBGM-H10 は平面
    これは傾斜がついている(K28の)ほうが個人的によい

キー

  • K28はWindowsについて、キーマップが固定のため困るときがある。
    EscとかEnterとか矢印が固定なのが地味困

  • 親指にあたるキーが K28 は 3U なのに対して、KBGM-H10 は 2U
    音ゲーやるのに 3U 重いな…と思っていたので助かる、かよわいからね
    1Uはいわゆるキー1個分の幅です、2Uなら2個分

  • 人、中、薬指で操作するキーの配置
    KBGM-H10 のエルゴノミック配置最高、個人的に K28 の真横に並んだ配置がちょっと押しにくかった(主に中指)
    これだけで買い替えてもよかったと思える

  • キースイッチについて、K28 はMX互換の赤軸(黒軸と茶軸選べた)
    もう赤軸ですらうるさい。ただの赤軸には興味ありません、ぼくの中の涼宮もそう言ってる

    K28 は底打ち?の音がめちゃくちゃしてたけど KBGM-H10 はフェルト挟んだみたいな音になってた。
    打った感じは個人的に違和感なし、深夜でも安心な音
    その代わりにキー押した音でリズムキープとかはしづらいです

その他

  • K28 にはイヤホンジャックがあるんだけど、気が付いたら K28 が音声出力を持っていって地味にだるかった。そんなとこに刺さないんだからイヤホンは

  • ちなみに K28 は2021年当時18,900円で買いました。


こう見ると買い替えてみてだいぶよかったかも、なにより使う気になるというのがでかい。デバイスは使ってなんぼよ
継続使用してどうなるかはまだ誰にもわかりません。

ところで「エルゴノミック」という言葉を「なんか使いやすい」みたいな文脈でしか使ったことない、本当の"""エルゴノミック"""とは一体…


KBGM-H10の気になったところ

OLEDディスプレイ

途中でも言ったんだけども、やっぱり表示内容は変えれたほうが良かった。
ゲームのロゴマークとか正直使ってて大丈夫なのかと思う(著作権的な意味で)
OLEDディスプレイ自体はめちゃくちゃいいと思います。なによりロマン度が上がるし、KB16でもそこが結構ポジティブなポイントとして言われていた記憶があるし。

VIAでの設定

WEBアプリ、ローカルアプリ版ともに接続しただけではVIAにキーボードが認識されなかった。
正確にはWEBアプリで認識はしてたけど設定画面に移行しなかったです。
めちゃくちゃ(言っても10分くらい)困ったので自分の環境のことを書いておきます。
アプリをインストールしたりするので参考にされる方がいる場合は自己責任でお願いします。

  1. KBGM-H10 の公式サイトからVIA(3.0.0)のインストーラと、キーボード固有のJSONファイルをダウンロード
    **2025/1時点では下記のリンクがあります
        via-3.0.0-win
        via-3.0.0-mac
        Use tutorials and JSON files

  2. VIAをインストール、起動

  3. 「SETTINGS」タブ内の「Show Design Tab」を有効

  4. 「DESIGN」タブ内の「Load Draft Definition」の「Load」ボタンから、手順1でダウンロードしたJSONファイル(KBGM-H10.json)を選択
    **「Use V2 definitions (deprecated)」は無効のまま

  5. 「CONFIGURE」タブでキーマップ設定


まとめ

音楽・リズムゲーム専用キーボード「KBGM-H10」を買ってみました。

静かなキー、押しやすいキー配置、自由自在なキーマップ設定と使いやすそうなキーボードだと思っています。

使って3日間くらいの感覚では、今まで使っていた K28 より使う気になってます。
K28 が悪いわけではないんだけどね。やっぱり静かさが一番だし、エルゴノミックは最強よ

特殊な入力や操作(スクラッチだとかつまみだとか)がないPC音ゲーをプレイするときにはしばらく使ってみようかなと思います。 


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