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責任とは何か

年末から他の人に意見を聞いたりしながら「責任」について考えていたりしました。

結構人によって色々定義があって責任とは何かって難しいなぁ、と。

辞書的には

1 立場上当然負わなければならない任務や義務。
2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。
3 法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。

の3つの意味があるようです。

特に2と3のようなペナルティとセットで使われることが多いですよね。
責任をとって辞めますみたいな使い方。

個人的にはこのペナルティとセットで運用されてると誰も責任とりたくないよなぁなんて思ったりもします。

年末から考えて個人的にですが

責任とは

「役割をまっとうする」立場をとること

ではないかなと思ってます。

そして、こう考えたときに責任をとるって結構まだらなことが多いなと僕は感じます。

例えば、プロジェクトに関して役割をまっとうする立場に関して言うと、

質の高いものを作る、売上を上げる、プロジェクトを円滑にすすめる、関係者がハッピーであるようにすすめる

プロジェクトの成功とかを分解していくと達成した方がいいものっていっぱいあると思うのですが、やることによって立場のとり方が違ったりしますね。

例えば、制作側の立場だと質の高いものを作ることがメインですし、営業の立場だと売上をあげることですね。

でも、そういったときに、他の役割に関して「それはその人の役割だから自分には関係ないし」みたいなあり方だとプロジェクトとしてはあまりいい関係性ではないなと感じます。

責任を重ねる

そういったときに責任は重ねたほうがいいなと。

よくある共同責任者で誰が責任者かわからないみたいな話ではなく、役割として責任は明確にあるけども、周りの人もその分野に対して責任をとってる状態です。

上の例でいえば、売上が上がらないのを見たときに制作側が「お前らが売らないのがいけない」みたいになるのではなく、自分たちの立場からできることがないかと考えてくことですね。

ここでいうと代わりにやってあげるのもまた違うと思うのですよね。相手の役割を奪う行為というか。あくまで相手の立場は尊重しつつ、自分たちができることをサポートする感じ。

そして、結果的にプロジェクトが失敗したときには現実と向き合うことができてる状態であれば「役割をまっとうする立場」をとっていると思います。

プロジェクトが失敗したというときには、どこかに問題があったということです。そこをそれぞれの役割でちゃんと見ていく。そして、その痛みをきちんと感じる。失敗したときに痛みを感じない分野は立場をとれない分野だったと個人的に思います。

この現実を直視して痛みを感じるというの以外と辛くて、

そこを見ずに相手や社会やその他の要因にしたくなっちゃうんですよね。

でも、失敗したときには自分にも要因があることがほとんどです。同時に全部が自分の要因というわけでもないのがほとんどです。

自分のせいだけでも相手のせいだけにもせず、ただただ現実を見る。
そして、挽回できるなら挽回し、挽回できないなら次に活かす。

そんなことを考えてます。

責任は楽しい

ちなみにこの役割をまっとうする立場をとれてる状態が一番楽しいなと個人的に思ってます。
僕が仕事好きだからとかもあるかもしれませんが、実際仕事に限らないと思います。

自分が人生で楽しいなと感じてる部分はちゃんと立場をとれてる分野です。(僕でいうと組織開発はもちろんですが、趣味のゲームも楽しむ!とか勝つ!とか自分に対しての責任が明確になってるものほど楽しいと思います。逆に言うとだらだら時間つぶすだけにやってるものとかつまらない。)

なんで、立場をとるというのは辛いこともありますが、幸せに生きるためには大事なことだなと個人的には思います。
(余談ですが、自分の人生すら責任をとってない時代が過去ありましたが、そのときはくっそ人生つまらないと思ってたなと思います)

そして、この立場をとれる分野って「できそうかどうか」も大きく影響すると思います。

でも、できるかわからないことに責任はとりたくない

そうはいっても世の中この立場をとりたくないことがよくありますが、それは2つあって、ひとつはペナルティに紐付いてるから、もうひとつはできるかわからないから。

できるかわからないことって「役割をまっとうする」立場をとりづらいですよね。
だって、役割を全うすることができるかどうか不明確なんだもの。
それはそう。そんな状況では「成功を約束することはできないよ!」ってなりますし。

でも、仕事だとできることより大抵上のことを求められるのでなかなか立場がとりづらかったりする。

そんなときには

「できてもできなくてもいい。ただ実現するためにやる」

くらいの心持ちがいいかなと思います。

そして、やった結果を歪めずにちゃんと見る。意外とうまくいってたりもするし、ちゃんと失敗したりもする。そんなことを繰り返してると良い感じになったりもするかなと。

そして、環境を用意する側としてはペナルティに紐付けないことが大事かなと。
めっちゃ怒られるとか、減給されるとかそんなことあったら、上記のことは思えないと思うのです。

もちろん失敗したときに放置するというわけでもなく、失敗には何かしらの要因があるので、その要因を一緒に見ていくだけでいいと思います。現実を見れば痛みを感じる。痛みをちゃんと感じてくれればペナルティよりも機能するかなと思います。

まとめ

まとめると

・責任とは「役割を全うする」立場をとること
・その立場をとれてる状態って楽しい
・ただ、できるかわからないことにはこの立場はとりづらい
・そんなときには、できてもできなくてもいいという心持ちが大事
・立場をとることにペナルティが紐付いてるのは機能しない

って感じです。

責任に関して考えてて、こんなことが生まれました。
個人的には割とすっきりしております。また、この辺見てくといろいろ解釈ありそうだなと思うので引き続き探究してこうと思います。
これが正解とかは思ってないので、より機能する考え方があれば参考にしたいなと思ってるのでぜひ意見ある方いれば教えてほしいです。

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