【実体験・銀座の超一流バーの下っ端の日常】労働時間編
いきなりですが、下っ端バーテンダーの世界をご紹介します!
華やかなバーに憧れる人ってけっこう多いんじゃないでしょうか。
しかし華やかに感じるのは表側だけで、実際働くとなると・・・^^;
そんなバーの裏側の世界を暴露しちゃいます!
実は私(KRC)は大学卒業後に銀座の超高級バー就職しました。
雑誌やTVに引っ張りだこのお店でした。
当時は「石の上にも3年」みたいなことを信じていたのでおぞましいほど苦しい環境に耐えていましたが、心身ともに限界が来たので辞めました。
辞めたというか病みました。病み辞めです。
ではなぜ病んだのか、なにが辛かったか、僕の心情などを短く区切って書いていこうかと思います。
正直思い出すのもしんどかった時期がありましたが、辞めてから4年たった今では思い出としてとらえることが、できてきました。
今回は労働時間編ということで、一日の流れを追ってご紹介します。
勤務時間の長さがガチでヤバい\(^o^)/
1日の拘束時間は14時間以上
そのうち休憩時間(食事込)は合計で30分くらいです。
もちろんチェーン店ではないので、定時や残業のような概念は無です。
そして基本無休です。
お店自体定休日はあったのですが、その休みの日もいろいろとやることがあるんですよね^^;
とりあえず一日の流れとしてはざっとこんな感じです。
12:00 起床・朝食
12:50 出発(ママチャリ)
13:20 店に到着(13:30までに店にいればOK)
13:30〜仕込み開始(マスターに電話する)
16:30〜16:50 昼食休憩(20分以内)
17:30 正装に着替える
18:00〜 営業開始(座ってはいけない)
〜途中、5分休憩が2回〜
〜1:00 営業終了(7時間営業)
営業終了後マスター、またはチーフ(2番手)からの説教
(その日の機嫌によって説教時間は変化)
2:00〜 片付け、明日の仕込み
3:30 片付け終了、帰る
4:00 夕食とか風呂、カクテル覚える
6:00 就寝
(6時間睡眠)
12:00 起床
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ループ
拘束時間は通勤時間含めて14時間ですがこれはめちゃくちゃ平和というか楽な方です。いいほうですね。
マスターやチーフの機嫌が悪く、説教(というかほぼ脅迫)が2時間にも3時間にもなることがありました。
今回は1時間と軽めに見積もっています。
家につくのが朝7時をすぎることのほうが多いくらいですかね。
そして起床が12時なので3〜4時間くらいしか寝られないなんて日がよくありました。
それと休憩時間が30分と少なく、気が張っている時間が長いんですよね。
・・・・・誰に気を使うか?
お客さんだと思いますよね。
お客さんにももちろん気は使いますが、違うんです。
チーフとマスターです\(^o^)/
機嫌によっては殴る、蹴る、ものを投げつけるというのが当たり前のように行われていました。
その光景が今でも目に焼き付いていますし、これは思い出したくないことです。
ちなみに高級バーと言っても、基本メンバーは5人で、上から
①マスター(最強。怖いけどためになる感じの話をしてくれる)
②チーフ(自分の気分によってぶちギレする。暴力も振るう)
③先輩(子犬のような身分)
④私KRC(ゴミのような身分)
⑤入れ替わる要因(無)
基本的に怒るのはマスターとチーフでした。
技術的な指導が5%くらいで残りは人格否定、罵詈雑言、暴力などでした。
それがほんっっっっっっとうに嫌でした。
少しの失敗も許されないという恐怖からいつも気を張っているのが普通でした。
怒られたくない一心で気を張っていました
いつしか失敗することが怖くなりすぎて、自分が思うように接客できなくなり、それでまた怒鳴られるという悪循環に陥ってました。
こんな状況で、この勤務時間の長さだとそりゃ疲れるし神経もすり減りますよね。
当時の僕は、「自分が仕事できないのが悪い。」「全部自分のせいだ。」とかって考えていました。
いま考えると完全に洗脳されてますね^^;
そして唯一、お店が休みの日曜日もいろいろとやらなきゃいけないことがあるんですよね。
それについては今後話していきますが、とりあえず、ゆっくり休むことはできなかったです。
今後も銀座の超一流バーの下っ端の裏話を発信していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。