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夕焼け

血の様な夕焼けに「ワーっ!見てみて」と思わず次女を呼んだ。

のっそり出てきて「うん」だと。

「あんなの見たことないよ」と感動の私に

「そのうち薄墨になるんだっけ~」と気の抜けた声。「何回も見たもの」

そうか。見ても私が忘れていたのかもしれない。

注意力、記憶力は散漫になり、うつらうつらとなってきたのか。

それでも景色に魂があり、声が聞こえるような気がするのは不思議なこととしか言いようがない。

そういえば、日本には言霊という考え方もある。

形のないものに日本人は魂を見る。

大切にしなければならない言霊もある。

その魂を足で蹴とばすように扱ったことを、後でふと思い出すことがある。

今朝そんなことが夢に出てきて、四時ころ目が覚めてしまった。

口からつい出て、相手を傷つけたり、喋り過ぎて相手を不快にさせたりしたことがずいぶんあったのではないか。

つくづくと反省しても、一度飛び出した言葉は、吸い込んでもなかったことにはできず。

心の引っ掛かり、剣のように刺さっている。

ツラい夢だった。

もう一度寝ようとホットミルクを飲んで布団に潜り込む。

うつらうつらとしていたら、「ハッ。七時半だ」

おひつにも米が二合しかない。カラカラ。

なんとなく今日は調子が出ない。

朝食は納豆卵かけご飯でいい?「良い良い」との声。

早めに店に行って少し動こう。

「一緒に行くから待ってて。アッ、顔洗ってない」

「顔は洗った方がいいよ」と次女。

「うん、だね」「ザバザバッ」と洗っているうちに

「お先に」と行ってしまった。

仕方ない。BSのチャンネルでも観てから行くか。

「チャッ」とボタンを押したら大谷君がホームラン。

なんだか親戚のおばちゃんになったみたい。嬉しくなった。

さぞや大谷君には親戚が大勢できただろう。

日本中が疲れている中で、大谷君は救いの神のようだ!と店へ。

ようやく今日一日が始まり、店はセール最終日。

あ~あ。疲れたと夕飯にありついたら、義妹がスイカを買ってるよ。

う~ん。食わなければ損。

夕飯後、ブログを打つ係(長女)が「いのこたこたこ」ってどいうの?と言いながら昨日のブログを打っている。

「いのこたこたこ」はどんな虫かと言われても、なんという虫か、はて、虫の名知らない。

「いのこたこたこ」とググると「猪子たこたこ」という居酒屋が出てくる。はては「タコ」だと。

う~ん。おばあちゃんは知ってるかな、と言いながら、

「そうだ。アリジゴクだ」チョンと指で検索したら出てきたでてきた。

あ~なつかしい。「モニョモニョ」と柔らかい感覚を手が覚えている。

可愛いと言ったらパソコン係が「ゲッ、気持ち悪い」だと。「ホラ、動画で見られるよ」「イヤイヤ~」と。

ふん。分からんか。感受性のかけらもないな。マッ。土で遊んだ私の幼いころの時代のことは、分からないよね。

真っ赤な空をカラスも寝床に帰っただろう。

そういえば、この頃カラスは集団でガアガアと真っ黒に空を覆う。夕べの空は不気味だった。

帰るところがなくなったか。

家に帰ってきたら巻きずしとサラダ、そら豆と「ましろの音」が津軽三味線(Amazonプライム)

津軽さ行ぎだぐなった。いづが行ぐ!

明日もいい日が来る!!

晴れても雨でもいい日が来る!!

寝る!!11:30だ!





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