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ロースターまとめ

AMAMERIA ESPRESSO
「コーヒーは人生を彩る美しい花や音楽」と例えるオーナー石井さん。何度もジャパンチャンピオンシップの認定審査員として活動されている方で、コーヒー学校時代のゲスト講師として出会いました。コーヒーに触れ始めた頃に、もっとも印象的な恩師でした。その豊富なコーヒー知識はもちろん、レッスン後も毎回残って生徒たちの質問に応える真摯な姿勢、気さくな人柄、率直に語られる言葉の数々、それらに魅了されない人はいないと思います。コーヒーのことを愛しく想うと語る石井さん、私もその想いと情熱を学んだからこそルーツは同じであり、Amameriaさんのコーヒーをたくさんの人に触れて欲しく思います。

WEEKENDERS COFFEE
「コーヒーを飲むほんの少し、五感が豊かに震えるような時間になれば幸いです」
WEEKENDERSさんのHPの紹介文からの抜粋。私自身の「コーヒー」の形作る中で、この考え方・言葉に心動かされ、今のKraft coffeeの原点にもなっている考えです。海外の浅煎りに衝撃を受けてから、長い歴史と文化的な京都という土地に、新しく風を吹かせるオーナー金子さんは、フレッシュでクリーンな味わいを持つコーヒーの魅力を作り出し、多くの方々に支持されています。恐れ多いですが、私もその1人です。
サードウェーブの先端国アメリカにある、有名なロースターの浅煎りに大きな衝撃を受けました。この気持ちを、金子さんが作るコーヒーを通して、多くの方々にも五感で感じてほしいと思い、開店前から店頭に置かせていただく!と勝手に決めてました。(笑)
京都の美しき文化に身を委ねて、愛がこもったこの一杯のコーヒーを味わわない人生は、とてももったいないとさえ感じます。金子さんのコラムを読むと、コーヒーを生業にしていますが、コーヒーだけではことにとても感銘します。今日吹いてる風、明日降る雨、鳥たちが木の枝で鳴いてる光景を思い浮かべながら、コーヒーを注ぐときの湯気と香りをお楽しみください。

COFFEE COUNTY
福岡は好きで何度も訪れたことがあります。食のクオリティの高さとバラエティに魅了され、何度でも行きたいと思わせてくれる場所です。そんな福岡の南部の久留米にお店を構えるCOFFEECOUNTYさんは、Amameria Espressoの石井さんにお勧めされたのがきっかけでした。
生産者が手間ひまかけて作り上げる唯一無二の個性なコーヒー、代表の森さんは現地に赴き、実際に生産者の生活に入り込み、生産に携わった経験をお持ちです。「作り手の人柄やその土地の風土まで伝えていきたい」と語る森さん、現地まで行った理由が「単純に知りたい」というから、それ以外の理由もはや必要がないです。某特集での森さんのインタビュー記事がとても好きで、何回も読み返しています。
コーヒーにおいても人生においても、「見つめる」ということを大切にしてる森さん。コーヒーを通して、その大切なことを続けられているし、愛してるし、コーヒーが一番好きではなくても、コーヒーに動かされているように感じると。偶然であっても、必然になる。自分が好きで美味しいと思う味、美しいと想うモノを、しっかり芯を持って伝えれば、必ず、伝わる人に伝わる。
たくさんの個性的なコーヒーに触れていて、なのに、いつもそれ以上のことを頂けるって、こんな贅沢ことはありません。次の出会いにワクワクです。

The North Wave Coffee
日本特有の喫茶文化、好きで旅行でも必ず掘り出しに行ってました。カラフルなステンドグラスのライド、ゆったりなジャズ曲が流れて、暖かい照明に照らされて、深みある紅色の椅子が少しブラックにもみえる。マスターが白いワイシャツに黒いベストで、ネルドリップをしてくださる姿をじーっと見つめて、この空間を壊したくなくて、呼吸することすら躊躇する、たまらないですね笑。時間をかけて頂けるの、とても深みがあって、苦くて、甘くて、飲めば飲むほど、カラダに沁みていくコーヒー。ですが、喫茶店のタイプのコーヒー、扱うことができるのは難航してました。Kraft coffee開店してから最初の週に、地元に住んでるお客さんからのお勧めで、深煎りが美味しいお店「The North Wave Coffee」を知り、お店から徒歩15分ほどの距離で、行くしかないと思って、翌日普通にお豆を購入して飲みました。甘い!!っっと、あの好きでたまらない空間に連れられたような、不思議な感じでした。その後、直接また訪ねて、事情を説明してたらその場で店主佐藤さんから快く承諾で、その後すぐ店頭で念願の喫茶店タイプのコーヒーを並ぶことができました。北海道出身の佐藤さんにたくさんお話を聞かせて頂きました。独学で焙煎を学び、甘いコーヒーをとことん追求する道なりには、体調が優れてないのに、たくさんのコーヒーを試飲しなきゃいけない日々、努力の実りが実現されるはずです。そんな佐藤さんが作り上げた甘くないのに、甘いコーヒーを、心の底が落ち着くような一杯に、ついつい求めてしまうはずです。

AKITO COFFEE
バリスタ仲間からの紹介で、山梨甲府の「AKITO COFFEE」に出会えました。 AKITOさんのコーヒーを飲んだ時に、とても優しくて、だけど強く何か壮大な物語をもってる感覚でした、言葉でうまく表現できなくてごめんなさい笑。直接会いに行って、ちゃんと挨拶してからお豆を扱わせて頂きたいと思ってましたが、残念ながら、コロナ禍でそんなこともできず、できるだけエモい文章を書き上げて、送信しました。そして、とても嬉しい返答が帰ってきました。これだけ言えるのが、丹澤亜希斗(AKITO)さんに会ったことがないですが、きっと人と関わるが好きな方だと文章で伝わってきました。大袈裟で言うと、コーヒーより人というか、まさにAKITOCOFFEEのコンセプト、『日常に寄り添うコーヒーを』。日常の人々の生活に寄り添って、ハードル高いものではなく、もっと気軽に味わえるハイクオリティなコーヒーや、食事などで毎日ある日常を、もっと豊かに、提案してくださるスタンスで。スタッフの方達にも、愛が溢れている人々です。丹澤さんは全くゼロでコーヒー業界に入り、自ら海外と日本のスペシャリティーコーヒーを研究し、高い品質のお豆作りに没頭し、試行錯誤の毎日を重ねて、努力を惜しまず自分の理想のコーヒーに辿りづくまで、当然わたくしが体験したわけではないですが、その日々をとても目に浮かびます、真摯に取り組んでいる姿には、脱帽です。AKITOさんは、豊かな自然の山梨の作物を積極的にカフェに取り込んで、ただただ、来てくださってお客様の生活にもっと鮮やかになるように、努める一方です。目で確かめるモノより、私は感覚で生きてる人間なゆえに、AKITOさんに出会えて、その感覚を信じて本当に良かったと言えるです。

Art Gallery Cafe 茶々華
コーヒーの道に入る前に、コーヒー文化の元祖イタリアのエスプレッソを知るために、イタリアバールで働いたことがありました。そこで出会った、茶々華のオーナーの高橋明希(たかはしあき)。歳のわりに落ち着いた女の子です笑。漆作家の顔ももち、アート気質と率直な性格に惹かれて、出会ってからずっと、彼女の家族を含めて仲良くさせてもらってます。
彼女は、ギャラリーカフェを立ち上げるのが目標でした。カフェは自家焙煎で、彼女のお父様が焙煎を行うと聞いた時には驚きつつも、彼女の家族なら納得でした。お父様はエンジニアで、定年前に焙煎を始め、経験ゼロから独学で試行錯誤を繰り返して開店にこぎつけ、開店後もお客様のフィードバックを聞きつつ、より良い一杯を作るために日々挑戦し続けてます。
常に新しいことを発見できるように、アート、人、コーヒー、理想な場所を作り上げた彼女を、尊敬しています。

issou COFFEE
とある珈琲雑誌で屋久島のissou coffeeの記事を目にしました。開店してから、まだまだ自分が知らない味あることを日々感じつつ、その都度屋久島のこと脳裏をよぎります。その素敵な場所と記事に惹かれ、issou coffeeをやってる方を知りたいという衝動にかられ、気づいたらメールを書いていました。すぐ返信が届いて、その文面でとても温かい気持ちになったこと、いまだに鮮明に覚えてます。
issou coffeeのオーナーの高田さんは、もともと豆を焙煎する予定ではなく、屋久島に移り住んだ頃は海の家を奥様と営んでいました。オフシーズンの対策として、通販で焙煎豆の販売を始めました。
独学で各地のコーヒーロースターのオーナーに質問攻めしたりしながら、安定した技術や知識を身につけてたそうです。生きるために、やるしかない。このお話を伺って思いました、思わぬ形でコーヒーが生活の一部になって、共に生きていくということを。
そんな高田さんによるissou coffeeのコンセプトは、「毎日飲んでも飽きないコーヒーを」。飽きないコーヒーを提供し続けられるのは、想像に絶する努力が必要なことだと、痛いほどわかります。ときどき入る連絡で、屋久島の草刈りをしていることが知れると、思わず口角が上がります。

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