結婚式だった日(後編)
延期した結婚式の日になにか記念になることをしようと思い立った私たち夫婦の記録です。
前編に引き続き、今回は当日の模様と実際にゲストにお送りしたムービーの様子をご紹介します。
①【当日編】 飾りつけ
公園の一角の木の前をお借りしたので、飾りつけといっても布をかけたり地面に置いたりという程度です。
そこまで作戦も立てず当日急いで飾ったのですがかなりお気に入りになりました。
リングピローを置いたりするのに台がほしいなということで、お友達からお祝いにいただいていたホットプレートの外箱を置き、笑
周りにお花を置きました。
リースは前編で書いたもの。リボンの配色を好みな感じにしてこだわりました(麻紐でかるーく木にむすんで吊っています)
いい感じにかかっている布はわが家のカーテンです笑(洗濯必至!)
こんな物しかないのになんとなく素敵に見えちゃうのはウエディングの魔法だなぁと思いました!
もし一軒家にお住まいの方で玄関やお庭が素敵だったりすればそこを飾ったり、家の中だったり、愛車に思い入れがある方は車の窓などを外から飾ってその前でやっても素敵かもと思いました!
(自分のことじゃないのに想像しただけで夢膨らんでわくわくします…!素人だけど誰かプロデュースさせてほしい!笑)
②【当日編】 ムービーの内容(人前式パート)
ムービーの内容についてはスクリーンショットの画像とともに紹介していきます。
(個人情報のため顔や名前が出ているところはスタンプやモザイクで隠しています)
・オープニング
オープニングは招待状と同じイラストで。
この日結婚式が行われればウェルカムボードにする予定だったので、ここで使えてよかった!
・ふたりからのお手紙
こんな感じで、感謝の気持ちと、どんな思いでこのムービーを見てもらいたいかを直筆で書きました。自分の字が汚くて恥ずかしいですが…
・タイトル画面
スケッチブックに2人で協力して書いたもの。
まわりにドライフラワーを散らして撮ってみました。(スタンプのところにはふたりの名前が入っています)
・登場
人前式はこんな感じで固定カメラ(三脚を立ててiphoneで)で撮影しました。
ある程度きちんとした衣裳だけどカジュアル、というバランスを目指しました。
・誓いの言葉
テロップを出しつつ。
人前式を行う機会は後にも先にもこの日だけだったので、せっかくならとお互いに誓いの言葉を考えておいて、この場で初めて相手のものを聞くようにしました。
この部分はノーカットで入れたので見るたびに恥ずかしいのですが、相手の言葉はとても嬉しくいい記念になりました。
・指輪の交換
指輪を私の父がつくってくれ、リングピローも母の手作りだったのでその紹介をして、指輪交換。
(この辺は撮影の際には喋って進めましたがざくざく編集をしてテロップで進行させました)
・結婚証明書
当日の挙式またはウェルカムパーティーでこの証明書を使いたいと思っているので、結婚式を楽しみにしてもらえる要素としてムービーに取り入れました。
・延期先の挙式日についてお知らせ
今おさえている新しい式場での挙式日をみなさんにお知らせしました。
行えるかまだわからないところではあるので、状況を見ながら近くなったらご連絡しますがもしよかったら空けておいてくださいというアナウンスは丁寧めにしました。
・人前式終了
夫考案のリボンシャワー。
家にあったリボンを切ったり小さく結んだり、中にはコカコーラのラベルを切ったものも入っています笑(ちゃんと拾って帰りました)
前夜に急に言い出すなよ!と思いましたが、笑
華やかで楽しい感じが出てとてもよかったと思います。
③【当日編】 ムービーの内容(エンディングパート)
人前式の後にはあらためて感謝の気持ちをそれぞれ文章にしてテロップで出し(実際は人前式の最後にカメラの前で長々喋っていたのですが、私の喋りがあまりに下手で伝わらないなと思ったのでテロップに。本番までに練習しないと…💦)
衣裳も秋の式では変わってしまうのでここでフィッティング時の写真でお披露目したり。
エンドロールではゲストとの思い出の写真を背景に一人一人のお名前を出しました。
グループごとにメッセージも入れて。
家族にも。
想いをこめて。
こんな内容のムービーでした!
④【当日編】おうちディナー
頑張ったムービー編集。
当日の夕方(結婚式が始まるはずだった時間)にゲストに送ろう!というつもりが…
全然終わらず。
だけど今日はこれだけじゃなくて、家で豪華なディナーをするのも大事なイベントの1つ!
ということでムービーの完成は潔くあきらめ、笑
結婚式開始のはずの時間があまりにも思い描いていた理想の天候だったので嬉しくなって家の外に見に行って写真を撮ったりしつつ、
(青空と夕日が混在する素晴らしい天気でした)
ご飯の用意!
とは言え、当日はムービーでそれどころじゃなくなるだろうと思っていたのでおかずはほぼ全部を近所の素敵なレストランでテイクアウトしました。
自分では生まれて初めてパエリアを作ってみたのですが…
すごくうまくいった!!✨
撮影で使ったお花も飾ったりして、
ワイン飲んでケーキも食べて。
大したことはありませんがお家でもディナー気分が味わえました☺️
⑤ゲストの反応
結局ムービーが完成したのは翌日の夕方…。笑
一日遅れですがメッセージを添えてゲストにお送りしました。
みんなどう思うだろう…。
とドキドキしていましたが、しばらくすると返信の嵐。みなさんすごく喜んでくれました!!
特に嬉しかったリアクションとしては、
・「感動して泣いた!」
・「ほっこりして幸せな気持ちになった」
・「秋の結婚式が楽しみ!」
・「みんなに会いたくなった」
・「秋は行けるかわからないけど、この動画だけで結婚式に行ったような気分になれた」
というもの。
どれも目指していたものだったのでほっとしました!泣けるというのは自分たちでは想定していなかったのですが、そう言ってくれたゲストがかなり多くびっくり。
自粛期間中で気持ちが落ち込んでいたけど元気が出た!と言ってくれた人もいて、やってよかったなぁと思いました。
前日のごちそうの残りをつまみつつみなさんからのお返事をふたりで読むのもとても幸せな時間でした。正直、実際に結婚式をやったかのような満足感さえある…。
⑥まとめ(やってよかった点)
このように手作りウエディングは大成功でした!
本当にやってよかったなぁと思います。
これに挑戦してみてよかった点がたくさん。
・思い出に残る一日が過ごせた
・結婚式ができなかった日がこれからもお祝いできる記念日になった
・「本当なら今頃…」という気持ちになる暇もなく時間が過ぎる笑
・ゲストに感謝を伝えることができた
・ゲストに結婚式気分を味わってもらえ、明るい気持ちになってもらえた
・結婚式の前にどんなゲストが来るかを知らせることができ、式の際に一体感が高まりそう
・日付や内容の一部をお知らせすることで結婚式を楽しみにしてもらえた
・今回何をしたいかを考えることで、ふたりの中で何のために結婚式をしたいかを再確認できた
・ゼロからふたりでつくりあげたことでチームワークと達成感が高まり、結婚式へのモチベーションも上がった!
結婚式への想いや考えを深められたのは本当によかったなぁと。
あらためて自分たちが結婚式を通してゲストに何を感じてほしいのかもわかって。
個人的な考えですが、もともと結婚式ってほんとに根本のところでは自己満足のためにやるものだと思っていて。
そんな中でも大切な人たちに立ち会ってもらいたい、その日を一緒に過ごしたいと思うから招待するのだから、心を込めておもてなしをしたい!という考えでした。
今回のことではゲストの方にはきれいな景色も美味しい料理も提供することができず、ふたりの想いと結婚式の幸せな雰囲気しか込めることはできなかったけど、それでもゲストは心から喜んでくれるのだと実感することができました。
私たちふたりがゲストに恵まれているというのはもちろんありますが、結婚式の持つパワーってすごい、というのをすごく感じて、本番の結婚式がますます楽しみになったんですよね。
秋に行えるかはわかりませんが、もしできなくてもいつか必ず結婚式を挙げたい!と前向きに思えています。
結婚式のテーマが人によってさまざまに違うのと同じように、当日の過ごし方もそれぞれだと思います。
ゲストは巻き込まずにふたりだけでというのもいいですし、家族だけとか、写真だけめちゃ力を入れて撮るとか、プロの力を借りるとか…
何も特別なことをせずに当日を過ごすというのももちろんいいと思います!
もしもすこし元気があれば「ふたりのピンとくる過ごし方を考えてみる」ことで、本番の結婚式に対しても自分たちだけのピンとくる何かがつかめるかもしれません。
なんせ今回衣裳代を除いては大したお金もかかっていないので、笑
もしかつての私のように「本当は何かやりたいけどなぁ…」という方の目にとまり、何かの参考になったりしたらとても嬉しいです。