結婚式延期の経緯について
こんにちは。
前回につづき、私たちが結婚式を延期した経緯とそこで自分が感じたことについて書きたいと思います。
(何かへの文句や問題提起をする目的ではなく、自分が何を思ってどんな選択に至ったのか、自己紹介の延長として書いています。)
(その上でこの特殊な時期に結婚式のことをせっぱつまって考えた身として、これから式場選びを控えている方に少しでも役立てばと思う個人的な意見を書いています)
①延期の経緯
結婚式延期の経緯については以下のような感じでした。(長い!スミマセン)
〈3月下旬(挙式1ヶ月前)〉
・コロナウイルスの感染状況を鑑み、式場に延期や規模縮小を考えていることを連絡。
・ゲストには延期または親族だけの式にすることを連絡し謝罪。
・小物合わせ(ドレスと合わせてアクセサリーなどの小物を決める)はひとまず実施。
お気に入りのドレス、結果的に着るのはこれで最後に…
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〈4月頭(挙式3週間前)〉
・緊急事態宣言が出たことで式場が5/6まで休業に。4月末挙式予定だった私たちは秋までの無料延期を提案される。
↓
〈4/10頃(挙式2.5週間前)〉
・秋への延期を検討。見た目が最高に気に入っていたこの式場で挙げることに固執していた私。
・両親から「今ならキャンセルもできるのなら、一度冷静になって考えてみたら?」とアドバイス。
・式場の対応に不信感もあったことから、情報収集してコロナの影響への対応が柔軟な会社を見つけいくつか式場をネットで見てみる。
「あれ…?見た目で言ったらここもここも最高では…??」
(あとで書きますが、結婚式場、私にとっちゃだいたい見た目最高)
〈翌日〉
・式場探しのときにとてもお世話になったゼクシィカウンターに電話。事情を話し気になる新たな式場へ連絡を取りついでもらう。
(半年前の担当さんがわざわざ担当してくれ、私たちの結婚式に対するスタンスや必要な情報も全て会場に伝えてくれました)
(ちなみにゼクシィカウンターはこの翌日から休業…運がよかった)
〈その翌日〉
・気になる会場(すべて同会社)のうちの一つと電話で打ち合わせ。
その会社の都内の式場ならどこでも案内できる営業さんが対応してくれて、2時間半くらいかけて丁寧に候補会場のことを細かく聞く。
特に自分たちに合いそうな1会場については空き日程や予算に収まるかも確認。
↓
・話し合った末、その1会場で行うことに決定。
・もとの式場には理由を伝え、キャンセルの手続き。
え!?と思う方もたくさんいると思います。
まず私たちは、直に見に行かないで式場を決めました。
自粛期間中のためこれを書いている今現在もいまだに直接行ったことはありません。もちろんネットではあらゆる情報サイトの投稿写真すべて見てるんじゃないかという程見まくったけど…(もはやネットストーカー)
写真ではわからないこともたくさんあるから、以前の自分では考えられない。(もともと式場の見た目にめちゃめちゃ理想とこだわりがあった)
②理想の式場を諦めた理由
そんなこだわりのあった私が理想だった式場での挙式を諦めた理由としては、
①自分たちの仕事の都合上そこを逃がすといつできるかわからないため、今決められる延期先は秋
②性格的に、無期延期ではどうしてもモチベーションが保てない。無理かもしれなくても目標がほしい。
③だが、現実的には秋には収束しない可能性も高いとも考える。
というところから、
「見た目が理想だが再延期の場合が心配な式場」<<<「もしもの時も安心して延期を検討できる式場」
になった、ということが一番の理由です。
もとの式場ではなぜ安心できないと判断したかというと、恨み言や式場との戦いを書くのはこの記事では本意ではないので事実のみをさくっとまとめると、
①宣言が出る直前まで日程変更料が約款通りだった
②宣言が出てもなお5/6以降挙式の人は変わらず約款通りの日程変更料を提示されているという現状(今よりは落ち着いているだろう秋にまた延期するとなっても絶対約款通りになると感じた)
③最低保証人数(私たちの場合80人。多!平常時なら問題なく呼べるのだけど…!)を下回った場合、コロナが理由であってもひとり減るごとに数万のお金が発生してしまい、規模縮小が選択肢に入れられない
④延期・規模縮小に関する相談をして以来、何を送ってもプランナーさんがロボのように約款コピペのみの返信しかしてくれず信頼が失われた
(※キャンセルを決めた4月半ば時点で私たちに提示されていた情報です。今は違うかも)
④についてはマジで最初から最後までメールの中で一言も、一言も「大変ですね」「悩みますよね」の一文字もなかったのやばかったです…今となれば茶化して書けるけど当時の私は不安すぎて泣きました…
(※ちなみに「安心して延期を検討できる」=「タダで延期させてくれる」と思っているわけではありません。明らかに自己都合ではない状況でも金額の精査等がなく「約款通りなので」と会話すらしてくれない会場だと難しいなぁ、というレベルの話です)
打ち合わせ等もしてもらっていたのに結果的に式場にまったくお金を落とせなかったことは心苦しく思い、
(3週間前に休業が決まった時点で式の準備は止まっていて発注済みのものは式場地図くらいだったけど、人件費に当たる部分は払いたい気持ちでした)
プランナーさんもロボにならざるを得ないほど大変な状況で働いていたのかもしれないと推測はできたので恨んでもいないですが、
何も形にできずに内訳もわからない100万円以上の大切なお金を失うのかという気持ちと、よりによって結婚式に呼ぶ大切な人たちの健康を守りたいという気持ちを秤にかけるような毎日はとても不安で怖かったです。
お金ってただのお金じゃないんだな、
結婚式のために一生懸命働いて貯めたこと、ふたりのために親が援助してくれたこと、自分はそういう想いに金額だけじゃない価値を感じているんだなと気づきました。
命より大切なものなんてないけれど、簡単に「安全のためならお金なんてよくわからなくてもいくらでも払おうよ」とはなれませんでした。
ほとんどの方がそうだと思いますが、タダでキャンセルできてラッキー!なんて気持ちにはとてもなれなくて、
恐ろしいところから逃げ出せてほっとしたというのが正直な気持ちでした。
③結婚式場に憧れを持つ人にこそ伝えたいこと
ここからはこれから式場選びをする方に役立てばなと思い書きます!(あくまで個人の意見ですが)
この状況になったから気づけたことですが、
少なくともこれから何年かの結婚式場選びには嫌でもつきまとうことだと思うので太字で書く、
見た目にこだわりたいと思ってたけど、結婚式場の見た目、大体どこだって最高だった。
結婚式場の設計など見た目づくりに関わっている方ごめんなさい。
でも30過ぎの現在までずっと結婚式に憧れつづけてきた私がポジティブな意味で言います、結婚式場はほんとうにどこも最高に素敵で夢を叶えてくれる見た目です。
選べる結婚式場がいくつもない場所などではわからないけれど、たとえば都内近郊であればどんな好みの人でも大体理想に当てはまる式場が複数見つけられると思う。
言ってるだけで実は生ぬるいこだわりしかなかったんじゃねぇか、とか言われそうですが、もしかしたらものすごーーーーーくこだわりがある人からすればそうなのかもしれない。
でもものすごーーくくらいのこだわりはある私からしても、結婚式挙げたいくらい素敵な式場はいくつもあった。あと5回くらい毎回場所変えて結婚式をするとしても全部「あー素敵!」ってごきげんで挙げられると思う。
その見た目の好みと、やりたい演出ができるかと、立地などなどを組み合わせると絞られるのよ…!ということだとは思うけど、
すべて兼ね備えるのは彼しかいないの…!みたいな気持ちになるのもすごくわかるけど、
絶対のこだわりややりたいことを諦めないで済むレベルだったらどうか、結婚式場は会社で選んでみてはどうでしょうか…!と思っている私です。
そんな思いを知ってか知らずか、新しい式場の営業さんの言葉が印象的でした。
「みなさん時計や車など高額のお買い物をする時は必ずどこのブランドのものか確認しますよね。結婚式も同じなのに、どんな会社が運営しているか知らないまま会場の見た目で選ぶ方が多いんです」
それ、モロ私です。
だって見た目で選ぶしかないもんね…
情報サイトを見ても、会社の名前なんてページの下の方にちっちゃく書いてあるかどうかだし…
だけど今はその通りだと実感しています。
じゃあどんな会社なら安心かというとなんとなーーく思うこともあるんですが、それはまた式場選びについて別の記事に書いてみようかな。(書かなかったらすいません)
というか書いといてなんですが私もまだ式場選びに成功している保証は全然ないので。
一回失敗してるし(これが失敗かどうかもわからないですが)、次もまた失敗でしたということもあり得るので。
その際はまた正直にこちらで書かせていただきます。
そんな段階ではありますがもし私たちが新しく選んだ会社を知りたいという方がいれば、メッセージやTwitterのDMなどいただければ個人的にならお伝えいたします。
ちなみに会場も見ていない今の時点でいいなぁと思えたポイントはこんなところです。
・早い時点から無料延期の対応を始めていたこと
・電話案内の際、営業さんがどんな経歴がありどんな案内ができる人なのか自己紹介をしてくれた。(顔が見えないやりとりの中でこちらに安心感を与えようとしてくれているのが伝わってきた)
・会社の特色、どんな想いで結婚式を行なっているかの話があった
・各会場の説明が終わった後「ここからどんな形でお話を進めていくのが安心できますか?」と確認してくれた
・「今の式場をできればキャンセルしたいので、現実的にこちらで挙式ができそうか知りたい」という思いを汲んでくれ、本来電話では対応していない日程調整や見積もりの話も対応してくれた
・その場で決めさせようとせず、むしろ二人で話し合うことを促してくれた(◯日△時までは希望日程をおさえておきます、というやり方は誠実に感じました)
・現時点で、秋予定の挙式からの延期にも良心的な対応をしていること
・成約後のカップル向けに結婚式が楽しみになる動画や在宅で楽しめるコンテンツを頻繁に配信してくれてホスピタリティを感じる
少しのことでも、こちらに寄り添う姿勢を見せてくれるということが今は大きな安心につながるなと感じます。
最後に、この記事ではあまりそういったことには触れないつもりでしたが、今なお結婚式の延期料やキャンセル料のことで悩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
私たちの場合は結果的に自分たちの望む選択に至りましたが、タイミングによってはそもそも選択さえできない状況になることも十分あり得ました。
結婚式場もみなさん大変な状況にあると思います。
ただ個人の思いを綴っている記事ではありますが、もし私の書いたことで不快な気持ちになった方がいましたら申し訳ありません。
こんなことしか言えませんが、少しでも多くの方が納得をしてそれぞれの素敵な式を挙げられることを祈っております。