転職に失敗し、入社1週間で退職代行使って会社辞めた話
どうも。社会不適合者です。
今回は題の通り『転職に失敗し、入社1週間で退職代行使って会社辞めた』という話をしていこうと思います。
・転職して入社した会社が合わずに悩んでいる…
・仕事を辞めたいけど辞めれない…
・転職を考えているが、失敗したときが怖い…
・退職代行というものが気になるor利用しようと考えている
・単純に転職失敗談として気になる
上記のような考えがある人が読むと少しは刺さる内容かもしれません。
初めての記事なので読みずらいかと思いますが、
まぁ暇つぶし程度に読んでやってください。
目次
自己紹介&経歴
辞めるに至った理由
退職代行について
実際の退職代行の流れ
今回の早期離職に対する自分なりの反省点
まとめ
1.自己紹介&経歴
2023/3 現在24歳 男性
①高校卒業後、事務職の会社に正社員として入社
6年間勤め、2022年11月末に退職宣言、2023年1月10日付で正式に退職
↓
②2023年3月1日 新しい会社に入社
↓
③同年3月7日 退職代行業者を利用し退職
といった感じです。一番初めの会社では6年間勤め、転職エージェントの方に『この経歴は武器になる!』と言われました。やはり、"勤続年数”というのは転職活動において非常に大事らしいです。
それはそうですよね。入社しても長続きせず、職を転々としているような人を企業側も採用したいとは普通思いません。
実際の面接でも『前職は6年も勤めてたんですね!』と好感触を得てました。エージェントの方曰く、若くして転職する人はワケありの方が多い傾向にあるらしいので、私の面接を担当した人も『お!まともそうな人来たな!』とでも思ってたんですかね。ごめんな。
まぁ、私も今回の一件で経歴に傷がついたので、無事ワケありの仲間入りです。
2.辞めるに至った理由
理由を説明する前に、まず今回私が入社した会社の内容を簡単に話します。
・接客業
・世間一般で言う大手と呼ばれる大企業
・完全週休二日制 祝日も休み 賞与有
・年収は20代前半の平均年収より少し高め
・残業ほぼ無し(商業施設併設の店舗なので商業施設自体の営業時間が終わると、強制退勤になるから。)
これだけ見ると、『え、めっちゃよくね??』って思いますよね。
はい。私もそう思ってました!!!!
正直、『勝ち確です。ありがとうございました。』って感じでしたね。
後から聞いた話ですが、今回のこの会社の応募倍率はなんと約10倍だったらしいです。こんな好待遇ならみんなが食いつくのも頷けます。
しかも光栄なことに、私はその応募者の中でも1番の評価だったらしく、2022年12月に面接を行ったのですが、他の内定者は年明け1月半ばに返事が来たらしいですが、私だけ面接した2日後に内定の返事が来ました。
いや~我ながら完璧な面接対応(演技)をした実感があったので『まぁ当然っしょ!!』といった感じですね。この後すぐ辞めるとも知らずに哀れなことです。
その他にも大手ならではといった感じの充実した福利厚生がありましたが、あまり話すと特定されそうなのでこの辺で。
さて、では何故こんな好待遇な会社を僅か1週間で、しかも退職代行まで使って辞めてしまったのでしょうか。
ここから辞めるに至った理由を話していきます。
①規則・監視体制が厳しすぎて窮屈だった
やはり大手だけあって規則の数が半端じゃなかったです。
研修初日に渡されたマニュアルは、冗談抜きで広辞苑かよ!ってくらいの厚さの資料でした。正直、この時点でだいぶモチベーション下がってましたね。
そして監視体制についてです。
研修は店舗ではなく、本社で1ヵ月間行うとのことでしたが、その間の監視体制が尋常じゃなかったです。
まず、ありとあらゆる所に監視カメラがあり、社内にはその映像が常に映し出されたモニターがデカデカと設置されており、常に誰かに見られているという環境でした。そんな環境下だったので、休憩時間中も全く気を抜けず、常に立ち振る舞いを意識されてました。
唯一の安置と呼べる場所が、会社とは関係ないビルに設置されている”喫煙所”でした。会社独自で設けている喫煙所ではないので、管轄外ということで監視される心配はありませんでした。ヘビースモーカーでもないのに、隙を見つけては喫煙所に駆けこんでましたね。
②業務内容を知るにつれてやっていける自信を無くした
自分でその会社選んでおいて何言ってんの??と思うかもしれません。
全くもってその通りなので返す言葉もございません。
勿論、求人票や会社HP等でどういう業務内容なのかはある程度理解した上で選びました。
ですが、いざ研修が始まると想像の8倍はキツい業務内容であり、しかも扱っている商材が割と高価な物でもあった為、ミスをしてしまった時のリスクが半端じゃないと分かりました。そうしたことを知っていく中で何時しか私の中で『リスクと業務量に対して、給料見合ってなくね?』という考えが浮かび始めました。
③研修担当の女性社員がムカつく
我ながら大人げない理由だなぁとは思いますが、この女性社員のせいで研修期間中のイライラが絶えず、内容も殆ど頭に入って来ませんでした。
この女性は、研修生がミスをした際の注意の仕方が、常に人を小馬鹿にしたような注意の仕方でとても不愉快でした。研修中でわからないことをやっているのだからミスをするのは当たり前のこと。それを馬鹿にするような物言いが私は我慢ならず、研修5日目にしてその女性社員と軽く喧嘩に。遠回しに『お前の物言いには問題がある』ということを伝えましたが、どうやらその女性は”自分が悪いことしている自覚がない”という1番面倒なパターンでした。『研修担当を変えろ』と言ってもよかったのですが、一私個人の意見で会社の研修スケジュールを丸々変更させるよう依頼するのは流石に出過ぎた真似だと思い、グッと堪えました。
何が言いたいかというと、私もクズとはいえ人間ですので、感情というものはあります。嫌いな人がいるというだけで仕事へのモチベーションも下がります。
④そもそも接客業が無理だった
『は?コイツ何言ってんの?』て思ったでしょうか。
安心してください。私も思ってます。
まぁ呆れるのもわかりますが、私の考え(言い訳)を聞いてくださいよ。
”接客”というのは私の中で大きく分けて2種類あると思っています。
1,居酒屋やコンビニのような庶民的な接客
(あくまでもそういうイメージがあるというだけで、決して馬鹿にしているわけではないので悪しからず。)
2,高級ブランド店などが行う礼儀作法に重点を置いた気品溢れる接客
私が入社した会社で求められた接客というのが、2に該当するものでした。
1の接客であれば学生時代、飲食店で働いていた経験もあり、慣れているので抵抗は無かったです。
研修段階で先輩社員と喧嘩するような気性の荒い私が、気品溢れる接客なんてできると思いますか??
無理です!!!
そうして私は無事、仕事への自信を無くしました。
3.退職代行について
さて、入社6日目にして『よし。辞めよう!!』と決心した私ですが、
まだ入って1週間足らずの人が『辞めます』と宣言しても面倒くさい引き止めや話し合いになるのが容易に想像できます。企業側も高い金払って採用しているわけですからね。話し合いで解決できる悩みなら話し合って解決しようと普通は判断します。
あとは単純に言い出しずらいというのもありましたね。
何度も社内にいた上層部の人に直接「辞める」と言おうとしましたが、言おうとする度に私の中のマイキーが邪魔をしてきました。
マイキー「せっかく採用してもらったのに僅か6日で辞めるとか舐めた考えしてる奴いる?」
いねぁよな!?とは言えませんでした。もう完全に日和ってましたね。
そうして『退職代行を使う』という判断に至った訳です。
そもそも退職代行とは何か?一言でいうと、
お金を払う代わりに退職手続を全てやってくれるサービスです。
退職の申出~退職完了まで何もかも全てです。
その間に会社の人と何かやり取りしたりなども一切無く、更に最短で申込当日に退職することも出来ます。
実際私は3/7の業務中に申込、翌日3/8に退職完了しました。
なのでこうして3/8現在、仕事に行かずこの記事を作っていると言う訳です。
より詳しく退職代行について知りたい方は下記ページをご参考に。
4.実際の退職代行の流れ
今回実際に私が使用した退職代行業者は、
『退職代行TORIKESHI』という如何にもな名前の業者です。割と最近できた退職代行サービスらしいです。
正直、『めっちゃ胡散臭せぇ!!』って思いましたね。
ですが、調べた中でここが一番料金が安かったです。
LINEのアカウントとかこんなのですよ。
どっかから拾ってきたような女性のスマイル画像を青い丸で囲ってるだけ。
めっちゃ怪しくないですか!!!
ですがちゃんと調べた結果、労働組合にも加入している健全な業者だということが分かったので利用に至りました。
業者とのやり取りは基本LINEでのやり取りになります。
まずは、料金を支払う前に色々と気になる点を相談することから始まります。
この他にも様々な質問をしましたが、ちゃんと懇切丁寧に回答してくれました。因みに24時間対応なので夜中に質問しても余裕で返信来ます。(もしかしてブラック企業??)
上記LINE画像のようなやり取りを行い、疑問点がなくなったところで料金支払いに移ります。
この業者の支払い方法は、
①銀行振込
②クレジット決済
の2パターンから選ぶ形式で、
銀行振込の場合は、振込が確認できる利用明細の写真
クレジット決済の場合は、決済完了画面のスクショor支払い完了メールのスクショの提出が求められます。
余談ですが、私はこの支払いをクレジット決済を選択したのですが、引き落としの際に不正な引き落としとして検知され、「本当に本人のご利用ですか?」という案内が届いて一瞬、騙されたのか⁉︎と思いめちゃくちゃ焦りましたね。高額な支払いとかネットショッピングとかで偶にあるらしいですね。判断基準など詳しくはわかりませんが…。
そうして、料金を支払った後は下記画像のような必要項目の入力が求められます。
・いつ会社に連絡してほしいか?
・会社に残っている私物はどうするか?
・現在会社とのトラブルがある状況か?
など、代行を行う上での業者との詳細のすり合わせを行います。
特に、会社と現在進行形で揉めている最中など複雑な事情がある場合は、ちゃんと共有しないと、退職業者と勤務先とでトラブルが発生し、最後までサービスを受けれない可能性があるので注意です。
私は翌日の就業開始時刻である10時に連絡希望をし、更に念の為、会社関係者・今回の採用に携わったエージェントのLINEや携帯番号を軒並みブロック&着信拒否しておきました。だってなんか怖いし。
業者とのすり合わせが終わった後は、勤務先に以下3点の書類を送るよう指示されます。
①退職届
②要望書
③労働組合加入申込書
これらの書類のフォーマットは業者からLINEで送られるのでそれを記載して送ればOKです。
要望書というのは、ザックリ言うと、
『私物あったら処分しといて~。あ、給料は伝えてある口座に振り込んでおいてね☆』と、まぁ要するに会社側へ要望を伝える書類です。
勝手に辞めておいて要望までする。何とも横柄ですね。
労働組合加入申込書というのも、ザックリ言うと、
『あ、俺ここに加入してるんで何かあったらここ通して連絡してね。よろ~♪』って感じで、要は正式に労働組合加入の元で今回の手続きしてるからね。というのを会社側に伝えるような書類です。
大御所アイドルとかって何かあったら必ず事務所通すじゃないですか。あんな感じです。
なので私も労働組合という事務所に加入した、社会不適合者という名の立派なアイドルみたいなもんです。
そして、いよいよ迎えた退職代行決行日当日です。
本来なら出勤に向けて朝5時には起きて準備しないといけませんが、この日はしっかり朝9時半まで寝ました。なんなら2度寝しました。
そして迎えた就業開始時刻である10時。
気分はバックレ状態。(実際ほぼバックレみたいなもんですけど)
何だかんだ真面目な性格の私はこれが人生初めてのバックレになります。
罪悪感と背徳感が合わさって何とも不思議な気持ちになりました。
そして待つこと数分。運命の瞬間が訪れました。
後日、正式な退職届の提出が必要になりましたが、無事退職となりました👏
前日の仕事終わりの夜に相談~退職完了までの所要時間はたった数時間。
とてもスムーズに事を終えることが出来ました。感動すらしています。
5.今回の早期離職に対する自分なりの反省点
さて、無事退職することはできましたが、当然次の就職先などは何も決まっておらず、正直不安しかありません。
今後もこのようなことが起きないように自分なりに反省して今回の一連の騒動(?)の何がいけなかったのかを考えてみました。
①給料・福利厚生に重点を置きすぎた
これが今回の失敗の1番の原因だと思います。
冷静になった今、今回入社した会社の業務内容に興味があるか?と再度問われたら、微塵も興味が無いと回答するでしょう。むしろ何故この仕事を選んだのか自分でも理解が出来ません。
一言にまとめると、給料や待遇に目がくらみ、興味のない仕事を選んでしまったということです。
給料や福利厚生はもちろん大事ですが、何よりも『自分が本当にやりたいことなのか』という点を1番に考えるべきでした。
②早く転職活動を終わらせたかった
無職というのは正直とても不安です。
なので、その不安から早く解放されたい!という気持ちが強く出て、別に興味も無い仕事を選んでしまうという早計な判断をしてしまったのだと思います。
あとはシンプルに転職活動が面倒だったというのもありますね。
面接が決まる度に、各企業に合わせた面接対策を毎回考えるのは正直、面倒臭い以外の何物でもなかったです。
幸い、前職の退職金などもあり、資金面には多少余裕があったので焦らず冷静に転職活動をすべきだっと反省しています。
③シンプルに会社を舐めていた
6年間続けた前職は、ぶっちゃけかなり緩い会社でした。
どちらかというと小規模な会社で、規則もそこまで多くなく、人間関係もとても良好で素晴らしい環境でした。
そんな環境下で社会を経験した私は、
『会社ってこんなもんなのか。余裕じゃん。』みたいな考えがありました。
ですが、大手ともなればそんな舐めた考えが通じる訳もなく、見事に早期退職という最悪な結果に終わりました。
因みに前職を辞めた理由というのは、新たに就任した役員によるパワハラ・セクハラが原因で、次々と先輩社員が辞めていき『この会社にいてはマズい!』と判断した為です。
そのような事態にならなければ、今頃も前職で働いていたことでしょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
『すぐ辞めるなんて根性が無い』
『会社に対して失礼すぎる』
などと言われても仕方のないくらいの内容だったと思います。
だからこそ、私と同じ若い世代で転職を考えている人には、私と同じような失敗はしてほしくないと思ってます。
特に初めて転職をする人はすごく不安だと思います。「なかなか次の就職先が決まらなかったらどうしよう…」とか考えたら、気分も下がりますよね。
そんな時は尻込みせずに、人に相談するといいです。相談するだけでも気分が晴れて、気が楽になります。実際、私もエージェントの人に相談しまくりました。(エージェントの方には本当に申し訳ないことをしたと思っています…。)
相談できそうな相手が周りにいない…
と言う方は私でも構いません。
最終的に失敗に終わったとはいえ、つい最近まで転職活動しており、一応大手企業の面接を突破した実績もあるので、偉そうなことは言えませんが、多少のことなら回答できるかと思います。気軽に相談してください。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
感想など頂けるとありがたいですが、個人的には感想よりも仕事が欲しいですね。
それでは👋
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