自己破産からの再生(法的手続き中の様子)
こんにちは
ささ吉です
前回の続きで、法的手続き開始〜破産完了までの私自身の様子と、法的手続き期間中にやったこと。変化等について話していきます
法的手続き開始前
法テラスより弁護士を紹介いただき、事務所で事情を説明しました。
(若干、鼻で笑われた感じがしましたが、自分はそれくらいのことをやったと思い、全然気にならなかったです)
この先生も手慣れているみたいで、破産手続きはお手の物みたいな感じがしました。(初日は、破産手続きの流れの説明と、弁護士との契約に関すること、準備してもらうものについての説明だったと思います)
実際に法的手続きに入る前までの流れは、、
1,まず弁護士が、債権者である、各銀行へ「弁護士介入通知」を出します。(この時点で、銀行からの督促はとまりました)
お金は100万円以上は口座に入れないでね、等の指導が入りました。
(100万円以上あると、上澄み分は没収されます。)
2,その後、再度事務所に伺い、準備してきた担当弁護士との契約書や、銀行からのお金の借入書、詐欺にあったときのまいた契約書(証拠となるもの、債権回収するため提出)住民票、過去の税金納付書みたいなものを提出しました。
3,宿題として、
・毎月の家計簿と給与明細を記入し担当弁護士へ提出していました。
・銀行5行、クレジット会社6社くらいからの借入を行っていたため、「どこから、何目的でいくら借りたのか」の詳細書
・破産申請に至るまでの、経歴書、経緯書みたいなもの
を次回の打ち合わせまでに作成を進めていました。
この期間が大体4~5か月の期間でした。
よく、日中に弁護士先生との打ち合わせのTELを行っていました。この銀行からは、何目的でお金を借りたか?副収入の内訳は?この収支が意味わからないんだけど?みたいなやりとりでした。
法的手続き中
ボクは、多くの銀行や消費者金融からお金を借りていたので、全て現状の整理(各銀行からいくら借りたのか?各銀行に対しての書類送付)に時間がかかったみたいで、破産手続き開始まで、通常より2ヶ月も遅れてしまいました。
その後、申立て弁護士(私側の弁護士)と一緒に、本事件の破産管財人に選ばれた弁護士の事務所に伺いました。
そこで、申し立書類の確認を一緒に行い、破産管財人弁護士が約6ヶ月かけて、申し立内容の調査、そして債権回収に乗り出しました。
具体的には、、、
・僕のお金を詐取した張本人たちへの債権回収(手紙を出す等、、)
・預金残高すべて調べられる(前もって保有銀行口座すべて提出済み)
・仮想通貨の口座も調べられた(これはかなり突っ込まれました、、隠し財産を疑われて、、結局数円しかなかったですが、、)
私は、区分マンションも持っていたので(投資用として購入しました。多分これも、いいように不動産営業マンに使われたんだと思います)こちらも売れるように同時に、弁護士先生が手配していました。
この法的手続き中、自分宛の手紙、郵送物全般は、破産管財人の弁護士事務所宛に切り替わりました。(ここが一番不便だったと思います)
また、旅行や引越しも制限されましたが、こちらは全く影響なかったです。
全て終わったのが、手続き開始〜終了(破産、免責)まで、6ヶ月弱だったと思います。
法的手続き完了後
破産法的手続きの区切りとして、債権者集会があります。
これは、お金を貸した銀行側が債務者(私自身)の調査結果の報告会みたいなものです。(通常は、誰も来ることがなく、管財人の弁護士と申立て弁護士と当人のみで終わる)
債権者集会が終わると、終了、免責許可を裁判所に提出して債権者集会の1週間後あたりに免責許可が下りて全て終了になります。
私の場合も、概ねこの流れでした。コロナの影響もあり、債権者集会は参加せず、特に出番もないまま全て終了を迎えました。
あと所有していた、マンションも結局は売れず、管財人の弁護士も手放し、再度私の所有(実質的にはローンを組んでいた銀行が管理)となり、競売にかけられることになりました。
総じて、法的手続きの期間に変わったことは起こらず、弁護士先生との密なやりとりと手続き開始にむけた課題をひたすらこなしていく感じでした。
心境的には、お金を返すというプレッシャーがなくなり楽になったこと。
そして、私自身はですが、再度立ち直ろうという思いで、技術系資格を2つほど受験しました。(都合の良い、楽してお金が入るってことはまずないという軸もできました。)
人生初めての、法的手続きを経験して、大きい問題だったんだなとしみじみ思ったのが、終わってからの感想です。
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