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花びらを鼻先にのせ猫の恋
タイトルに惹かれて、村松友視の「猫ふんぢゃった俳句」を読んでいます。
「猫の恋」というのが、ちゃんと季語として成立する…というのも、俳句に興味を持ってから初めて知ったこと。この春には戯れにいくつか自分でも。(あ、「猫の恋」は春の季語です。念のため)
といってもいきなりには難しいので、印象に残った句をお手本に。タイトルの句は小林一茶、
鼻先に飯粒つけて猫の恋
から。“恋”に“飯粒”をくっつけるのが、いかにも一茶的。でも、せっかくの恋なので、少しロマンチックに桜の下の猫を連想して。
もうひとつは、
騒がしき恋猫犬すら踏みつけて
これは芭蕉、
まとふどな犬踏みつけて猫の恋
からの連想。恋は盲目、犬にも気付かず…いずれにしてもワンちゃんの身になれば、いい迷惑ですよね。いや、犬だけじゃないか、な。
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